こんにちは
楽しくないと生きていけない
がんべあです
このブログはエニアグラムを使ってアニメやマンガのキャラクターを分析、自分の創作の参考にしようという内容です
今回は「エニアグラムをもっと知る」特集の第五回
テーマは「成長方向の順番」
エニアグラムでは、各タイプの成長の順番(ルート)は決まっています
『何故その形になったのでしょうか?』
今回はそれを考察していきます
※「エニアグラムをもっと知る」第一回がまだの方は下からどうぞ
では進めていきますね
各タイプの成長方向
「何故、エニアグラムでの成長方向のルートはこの形なのか?」
それについてはどの本やネット情報を見てもそれらしい理論は書かれていません
(私が見つけられないだけだとは思いますが)
今回の考察は私の独断です。公式な解釈ではありませんので、ご注意ください
今回の考察のキーワードは
「よく使うルートは発達し、使わないルートは細くなり消えていく」
と言うルールです
【おさらい①】
エニアグラムにおける各タイプの成長方向
【タイプ3・6・9】
【タイプ1・2・4・5・7・8】
2つのルートの内、タイプ3・6・9については前回の記事で説明をしました
【前回説明より抜粋】
各タイプの成長方向の矢印を思い出してください
9➡3➡6➡9
これは
本能➡感情➡思考➡本能
と言う方向に進んでいます
生物の進化を考えた場合、最初はおそらく「本能」のみで生きていたでしょう
そこから進化によって「感情」が生まれ
それが更に進化する事で「思考」能力が発生してきたと思います
その進化に従った本能➡感情➡思考の順で成長していく形
それがエニアグラム上での成長の矢印になるのだと思うのです
問題は下のルートの1➡7➡5➡8➡2➡4➡1
疑問点は2つ
①・何故2つのルートが存在するのか?
②・何故、この順番になっているのか?
これを考えるのに前回までに説明した3つの分類が役立ちます
【おさらい②】
エニアグラムにおける各タイプ、3つの分類
A【本能型(1・8・9)/感情型(2・3・4)/思考型(5・6・7)】※行動・判断の基準
B【攻撃型(2・5・8)/防御型(1・4・7)/調和型(3・6・9)】※外部からの危機に対して
C【否定型(3・7・8)/肯定型(1・2・6)/両価型(4・5・9)】※世界に対して
何故2つのルートが存在するのか?
「3・6・9」と「1・2・4・5・7・8」の違い
上の3つの分類を見てみましよう
「3・6・9」はBの「調和型」
「1・2・4・5・7・8」はBの「攻撃型・防御型」
に分類されています
おそらく「3・6・9」は調和が取れており、本能➡感情➡思考の順で成長していけば一人前の人間として成長が出来るのでしょう
しかし「1・2・4・5・7・8」は攻撃的・防御的な側面があります
攻撃的なタイプ2・5・8が本能➡感情➡思考(8➡2➡5)の順で成長し、防御的なタイプ1・4・7が本能➡感情➡思考(1➡4➡7)の順で成長しただけでは一人前にはなれません
なぜなら、攻撃的なタイプは防御的なタイプを学ぶ必要があり、同様に防御的なタイプは攻撃的なタイプを学ぶ必要があるのです
つまり「3・6・9」と異なり、「1・2・4・5・7・8」は成長の為に3【本能・感情・思考】X2【攻撃・防御】の6つのタイプの長所を身につける必要があるのです
何故この順番なの?
今回の考察のキーワードは
「よく使うルートは発達し、使わないルートは細くなり消えていく」
6つのタイプを行き来するためのルートは15本【(6X5)/2】考えられますが、よく使う(=使いやすい)ルートは発達し、あまり使わない(=使いにくい)ルートは消えていくルールに従って考察してみます
同じタイプ
「攻撃」「防御」
「本能」「感情」「思考」
これら同じタイプ同士のルートは行き来がしやすく発達していきます
【図で表すと下図となります】
15本のルートの内、上図の9つのルートが使いやすく、発達していきます
更に「世の中に対しての認識」を考慮してみると以下の図となります
「1と8」のルート⑦は世の中に対して否定的と肯定的と正反対
一方、「5と7」「2と4」のルートはそれに比べてスムーズにルート確保ができます
その結果、「1と8」を繋ぐ⑦のルートは衰退、消滅してしまいます
その結果が下図となります
この8つのルートを使い6つのタイプを行き来しする事で人は成長する事ができました
しかし何万年と続く人の歴史の中で、使いやすいルートが更に発達し、使いにくいルートが衰退・消滅していく流れは続きます
6つのタイプ全てに最短でたどり着くルート、それは6回のルートを使って成長のサイクルを1周する事
その為には②と⑤のルートが邪魔なのです
②と⑤のルートを通ると1周するのにどうしても8回以上のルートを使わなくてはなりません
遠回りの非効率なルート②と⑤は徐々に衰退・消滅していきます
そうして残った最適ルートがこれ
この順番で6つのタイプ全てを最短で巡り、成長していく
これが長い年月をかけて洗練されていった最適ルートだと考察します
最期に上のルートを右回りに進むか、左回りに進むかの問題があります
左回りだと
1➡7➡5➡8➡2➡4➡1
右回りだと
1➡4➡2➡8➡5➡7➡1
これはそれぞれエニアグラムにおける
成長方向と
憧れ方向に対応しています
おそらく攻撃タイプ2-5-8(赤の線)の方が防御タイプ1-4-7(青の線)よりも自己主張が強い為、赤のルートの本能➡感情➡思考ルートが優先されたのだと考察します
その為、青のルートは思考➡感情➡本能と逆方向の成長になってしまいますが、全体の効率を考えた時、一部逆方向になっても最短ルートを辿る成長をした方がよかったのでしょう
まとめ
今回のお話はあまり気にしないでください
エニアグラムを深く考えだすと本当に切りがありません
これが一般でエニアグラムが流行らない大きな原因かと思うのですよね
エニアグラムを創作に活用する時には自分が使いやすい、参考にしやすい所だけ抽出して利用するのが一番!!
基本的に理論より実践(創作に使える)視点でブログを書いていきたいと思います
今回はちょっと例外として見て下さい
ただ一方この深さがエニアグラムの魅力でもあります
人が何故今のような性格になったのか?
その秘密がエニアグラム理論の中に隠されているのです
ワクワクするではありませんか
今回はここまで
この記事があなたの「創作活動」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!
今日の記事のご意見お待ちしています
分かりにくかった点、参考になった点などありましたら、ご意見ください