こんにちは
楽しくないと生きていけない
がんべあです
今回はエニアグラム「三角関係の考察」3回目最終回!
この世界の片隅にの三角関係の構造をエニアグラム理論で探っていきます
”この世界の片隅に”における「キャラクター三角関係」の構造
ではさっそく考察していきましょう
主人公:浦野すず(うらの すず) → 北條すず(ほうじょう すず)
夫:北條周作(ほうじょう しゅうさく)
主人公の幼馴染み:水原哲(みずはら てつ)
作品を見ていない(読んでいない)人の為に簡単な説明をします
太平洋戦争中の1943年(昭和18年)12月
広島に住む絵を描くのが大好きな主人公すずさん
そのすずさんの元に突然縁談の知らせがやってくる
すずさんがぼーっとしている間にとんとん拍子で話は進み
すずさんは呉の町に住む北條周作のお嫁さんとなり、すずさんの新しい生活が始まります
しかし呉での生活にようやく慣れたある日、幼馴染の水原哲がすずさんを連れ戻そうとすずさんの家までやって来るのです
緊張感溢れる三角関係
3人のタイプは
周作さんがタイプ1(完璧主義)
シャイで人見知り、自分の感情を素直に出せないタイプ1
(シャイで人見知りそうに見えるのはタイプ4・5・6・9も同様ですが、4の芸術家気質ではありませんし、5の学者タイプでも無さそうです。6の忠実な人かとも思いましたが、タイプ6特有の疑り深く他人を試したがる事が全く見受けられないのでタイプ6では無いと判断しました。9(平和主義)にしては落ち着きが無いので9でもなく、タイプ1だと推測されます)
哲さんがタイプ2(博愛主義)
明るく能天気、感情を周りに発散させる無謀で強情なタイプ2
(子供時代のガキ大将的な姿もあり、一見タイプ8(挑戦する人)にも見えますが、恋敵である周作さんの家に乗り込んだ時にすずさんの姿を見て本当に幸せそうにニヤニヤしている所もあり、タイプ8では無いと思われます。タイプ8は敵陣に乗り込む時にはラインハルトやジャイアンの様に敵意丸出しで挑みます)
ここで、前回説明した各タイプのあこがれを思い出してみましょう
この世界の片隅にの登場人物に当てはめると
主人公のタイプ➡憧れのタイプ
タイプ1(周作さん)➡憧れ・タイプ4(すずさん)
タイプ4(すずさん)➡憧れ・タイプ2(哲さん)
まとめると
周作さん(タイプ1)➡憧れ・すずさん(タイプ4)➡憧れ・哲さん(タイプ2)
という関係
納屋の2階ですずさんと哲さんが二人っきりの時のすずさんのセリフ
日頃無口なすずさんが珍しく哲さんに向けて自分の想いを口にします
すず:「・・・・・・・・水原さん うちはずっとこういう日を待ちよった気がする・・・」
これが三角関係の基本的な構成となります
作品における三角関係の基本的な構成
三角関係は「主人公」「主人公が憧れる人」「主人に憧れる人」この3人によって三角関係が築かれる
ここでも前回(四月は君の嘘)・前々回(ハイスコアガール)で説明した法則に則っています
違うのは主人公のタイプが異なっているという事
主人公のタイプが違うと三角関係を構成するタイプも変化します
この世界の片隅にはもう一つの三角関係があります
それは
リンさん(タイプ7)➡憧れ・周作さん(タイプ1)➡憧れ・すずさん(タイプ4)
と言う関係
リンさんは明るく人生を楽しみ、ヤンチャで子供っぽく、エネルギッシュで遊び上手、逃げ足は速いタイプ7
こちらについては映画の続編公開まで解説は控えておきましょう
いかがだったでしょうか?
エニアグラムはキャラクターの関係をより深く理解できる補助線としてとても便利な道具なのです
今回はここまで
この記事があなたの「創作活動」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!
今日の記事のご意見お待ちしています
分かりにくかった点、参考になった点などありましたら、ご意見ください
次回は「銀河英雄伝説の人間関係」をエニアグラムを使って分析しようと思います
お楽しみに