Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第20話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
こんにちは
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がんべあです
今回はアニメFGO(Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-)に登場する「三女神同盟攻略の順番」についてエニアグラム分析を行います
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- OPより ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
主人公の藤丸は物語の中で三女神と闘いを繰り広げます
実は「3人の女神達を攻略する順番」には重大な意味が隠されています
三女神攻略に秘められた「二重三重に張り巡らされた仕掛け」をエニアグラムで分析していきましょう
注目すべきキーワードは「成長」と「闇落ち」の2つ
まずは1つ目のキーワード「藤丸の成長」から見ていきます
主人公と三女神の性格
藤丸 立香(ふじまる りつか)
【タイプ9】調停者
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第2話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
タイプ9キャラクターの特徴
【こだわり】「平和・安らぎ・マイペース」
調和型・周りの世界をキライでも好きでもない
肯定的な呼び方「寛容な人」
否定的な呼び方「怠惰な人」
・忍耐強い
・自己主張がしにくい
・変化を好まない
・のんびり屋さん
・自分自身の考えを持たず、周りに流されやすい
・分析や洞察は苦手
・闘いは嫌い
・仲間から疎外されるのが恐怖
・不器用
・無欲
・裏表がなく誠実
・優柔不断
・無自覚な行動が多い
・忘れっぽい
【詳しい解説はこちらで確認ください】
イシュタル/エレシュキガル
【タイプ3】達成者
【イシュタル】
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第17話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
【エレシュキガル】
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第19話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
タイプ3キャラクターの特徴
【こだわり】「名誉・目標の達成・ステイタス」
肯定的な呼び方「進取の人タイプ」
否定的な呼び方「見栄っ張りな人タイプ」
・負けず嫌いで競争心が強いが、それを隠す
・洗練された上品な振る舞いを大切にする
・親切でやさしい
・他人と同じ事はしたがらない
・多くの人に賞賛されたがり、見栄っ張りで自慢屋
・寂しがりやで孤独を恐れる
・失敗を極端に恐れる
・利にさとく計算高くて、したたか
・完璧にできるようにしたがり、禁欲的にもなる
・第一印象や服をうなどを大事にする
・大人びて、冷静沈着
【詳しい解説はこちらで確認ください】
ケツアル・コアトル
【タイプ6】堅実家
こだわり=「ルール・堅実・責任感」
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- OPより ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
タイプ6キャラクターの特徴
【こだわり】「ルール・堅実・責任感」
肯定的な呼び方「絆の人タイプ」
否定的な呼び方「心配性の人タイプ」
・心配性で、不安に飲み込まれやすい
・実力を認める人にはいたって従順だが、実力の伴わない上司や体制には反抗的
・友情や絆を求めて積極的に行動する
・考え過ぎで右往左往する
・誠実
・状況に合わせて、自分自身の生き方を変えられる
・孤独が怖くて頼りになる人を探す
・勤勉で礼儀正しい
・人とは付き合い上手だが、自分との付き合い方は下手
・我慢強さが足りず、コントロール不足
【詳しい解説はこちらで確認ください】
ゴルゴーン/ティアマト
【タイプ9】調停者
こだわり=「平和・安らぎ・マイペース」
【ゴルゴーン】
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第19話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
【詳しい解説はこちらで確認ください】
【ティアマト】
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第17話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
【詳しい解説はこちらで確認ください】
主人公藤丸はタイプ9、対する三女神はタイプ3・6・9に分かれています
FGOを未見の方は「三女神なのに5人?」と不思議がるかもしれません
実はイシュタル→エレシュキガル、ゴルゴーン→ティアマトと言うミスリードが物語の上で仕掛けられている為、主人公達は5人の女神を攻略する流れになっているのです
この仕掛けをエニアグラムで分析すると色々と面白い事が見えてきます
三女神攻略順番の意味
藤丸は5人の女神を以下の順番で攻略していきます
①イシュタル→②ケツアル・コアトル→③エレシュキガル→④ゴルゴーン→⑤ティアマト
これは藤丸(タイプ9)の「成長の順番」にほぼ沿った流れとなっています
タイプ9の成長の順番は9から始まって3→6→9(1周して帰ってくる)の流れ
藤丸は性格の異なる女神達を攻略する事で、その長所を自分の中に取り込み、仲間とする事で成長していくのです
※「成長の順番」とは「エニアグラムではある性格の人物は特定の順番に沿って他の性格の長所を身につける事で成長していく」と言うもの
【詳しくはこちらのページにて】
これを見るとエレシュキガル攻略が成長の順番から逸れている事が分かります
彼女は例外なのでしょうか?
いえ、ここにこそ「作者の仕掛けたエニアグラム的ミスリード」が隠されています
2つ目のキーワードは「闇落ち」
次はこの点を考察していきましょう
闇落ちキャラクター
先程「エニアグラムの成長の順番」について解説しましたが、その成長の順番を「逆周り」すると人は「闇落ち」状態となります
【闇落ちについての詳細はこちら】
タイプ3(達成者)の闇落ち方向はタイプ9(調停者)
エレシュキガルは本編では闇落ち状態、そのためタイプ9(調停者)の短所を身に付けています
タイプ9の短所は「心の中は不安で一杯のまま、意欲がなくなり怠惰になっていく事」
つまり本編に登場するエレシュキガルは元々タイプ3の性格だったのが、現状はタイプ9のマイナス面を身に付け闇落ちした擬似タイプ9の性格になっているのです
こうしてまとめてみると、藤丸の三女神攻略の順番はそのまま藤丸の成長方向の流れとなっている事が分かり、非常に興味深いです
おそらく作者に「エニアグラムの成長」についての知識は無いと思いますが、「無意識的」にこの順番が藤丸の成長を描くのにしっくり来ると感じながら物語を構成していったのでしょう
おまけ
おまけとして本命のティアマトの前に現れるゴルゴーンについての考察を続けます
実はゴルゴーンもエレシュキガルと同じく擬似タイプ9、本当の性格はタイプ9ではありません
ゴルゴーンの本当の性格は何タイプなのでしょうか?
それはゴルゴーンの昔の姿であるアナと同じ「タイプ5」の性格、ゴルゴーンとアナは同じ人物の性格の裏表の関係になります
【アナ】
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第15話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
ゴルゴーンはタイプ9の中でもタイプ1寄りの性格を持つタイプ9w1【夢見る人(The Dreamer)】
一方のアナはタイプ5の中でもタイプ4寄りの性格を持つタイプ5w4【因習を打破する人(The Iconoclast)】
過去を引きずり何時までも夢の中にいようとするゴルゴーンと、その因習を破壊しようとするアナ
リソによるサブタイプ名称が調度良い感じでキャラクターの性格を表していますね
5w4と9w1の「共通点」と「相違点」
共通点:現実とは異なる世界を見て正しさを追い求める
相違点は「正しさ」の求め方
5w4:悪い「偶像」を「破壊」した先に真実があると信じ、破壊するために理想を根拠にして論破する
9w1:良い「夢」を「見る」ことで真実を悟れると信じ、夢を見るために心の平穏をもたらす材料を得る
「スバルの性格分析ブログ」参照
【アナについての更に詳しい分析はこちらから】gunber.hatenablog.com
タイプ9w1とタイプ5w4は同じ人物の性格の裏表の関係
「エニアグラムの円図上で正反対の位置にあるペアは、実は同じ人格の表裏」
「同一人物の性格の裏表について」、この辺りの理論はまだ私の中でも検証不足ですので、今後もっと勉強を続けていきたいです
裏面の人格について興味がある方はこちらのページを御覧ください
【エニアグラム 性格の裏表】
「本命のタイプ9(ティアマト)との決戦」の前に謂れの異なる「擬似的なタイプ9との闘い」が2つも用意されている所は流石FGOらしい展開ですね
FGOの分析は他の作品に比べて仕掛けが極端に多いので、その分発見も多く非常に楽しく分析ができました
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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