がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

【キャラクター分析の手順】:アニメFGO「イシュタル」をエニアグラム分析する

f:id:gunber:20200321081722j:plainFate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第1話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

 

   こんにちは

 みんなと一緒に幸せになりたい

 がんべあです

 

 過去記事の中から「キャラクターのエニアグラム分析手順」について補足解説を行うシリーズ

 

 エニアグラムを知らないと言う方はこちらの記事で確認してください

gunber.hatenablog.com

 

 今回はFGOに登場するウルクの守護女神「イシュタル」

 

 解説の流れとしては、まず「勘」でタイプを仮定

 その後、その「勘」による仮定を「理論」で確認していく流れで紹介をしていきます

 

 では、解説を始めましょう

 

【今回解説を行う元の記事】

gunber.hatenablog.com

 

 イシュタル

 

f:id:gunber:20200321083958j:plainFate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第17話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

 

「見栄っ張りだが小心者、とても恥ずかしがり屋な性格」

 

 これは典型的なタイプ3の特徴

 

 私の「勘」では文句なしのタイプ3

 

 ではチャートを使って理論的に分析作業をしてみましょう

 

 イシュタル

f:id:gunber:20200330090235j:plain

 

①本能・感情・思考

 

 アニメを見ているとイシュタルは「感情」的に行動している時が一番生き生きとしています

 

「思考」的に動くこともありますが、それは何か無理をしていて実に窮屈そうな印象、「素」のイシュタルの性格らしくありません

 

 また、「感情的にも思考的にも納得できないけど、こうする方が一番いいと思う!」と言った「本能」的な閃きで自身の行動基準を決定する事はあまり見受けられません

 

  格好つけてクールに決めたいのに、時々ボロが出て「素」の感情的な性格が出てしまう所が実にかわいいのです

イシュタル:「って私の物じゃなくなったんだからウルクなんて別に気遣ってなんかいないんだけどね!

 あっ…

なんだろう…今の自分の発言でイラッときた!」

f:id:gunber:20200329094528j:plainFate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第3話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

 

 と言う訳で「思考」✕、「本能」○(△でもよかったかも)、「感情」◎としました

 

②世界のどこに居場所を作っているのか

 

「世界と共にある」○

 世界の中で世界と共にいる、イシュタルを見ているとそんな感じを受けます、本人は全否定していますけどね(^^;)

 

 再びこのシーンから 

イシュタル:「ウルクなんて別に気遣ってなんかいないんだけどね!

f:id:gunber:20200330081000j:plainFate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第3話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

 

 彼女の中では「世界の事」も「自分の事」も同じ重さがある様に見えます

 

「世界の中心にいる」✕

 「周りの世界は自分を中心に存在しているのだ!」…表面上そう言う体裁を取り繕っていますが、本当の心の内面は依存症で心配性、甘えん坊な所があります

 

「自分の世界にいる」✕

 「自分の作り上げた仮想の世界に引き篭もる事で安心するタイプ」には見えません 逆に引き篭もる程に不安が高まる感じに見えます

 

③ 世界とどう結びついているのか

 

「世界と肯定的に結びついている」△

 イシュタル自身は「世界を肯定的に見たい」と思っている素振りは見せますが、世界の否定的な面も強く認識している感じを受けます

 

「世界と否定的に結びついている」

 本編では世界を斜めから否定的に見ている印象を受けます、ただ一方それだけでは無い感じも受けます

 

「世界と両価的に結びついている」

※両価的:否定も肯定も両方同じ様に受け入れる

 これが一番しっくりくる感じ ◎でも良かったかな

 イシュタル自体は世界を肯定的に見たいのだが、一方で世界の否定的な面も同様に理解している印象を受けます

 

イシュタル(エレシュキガル):「だってそれは苦しいだけだもの。人間は生の苦しみ 死の恐怖から逃れられない。現実をありのまま受け入れるにはあまりにも知性を成長させすぎた

でも神代でならその苦しみも緩和するわ。だって人間では理解できない者がいるのだもの。多くの理不尽、多くの無慈悲、それを神様のせいにして日々を大らかに生きていける

f:id:gunber:20200331094351j:plainFate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第9話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

 

 藤丸に本音を語るシーン、エレシュキガルのセリフですが、このセリフはイシュタルも同様の考えだと思います

 

 世界の肯定的な部分、否定的な部分、その両方を受け入れ愛していきたい、そう言う彼女の性格が現れているセリフだと感じました

 

④葛藤や困難に対処する方法

 

「楽観的」✕

イシュタルは実に心配性

 表面上、楽観的に振る舞っていますが、心の内面では常に不安が渦巻いているように見えます

 

 

「合理的」○

 

 日頃は感情的に考えなしの行動をしているイシュタルですが、困難に出会った時には感情を抑えて合理的な行動基準で対応しようとしています

 

イシュタル:「魔獣から守った報酬を要求しただけ!タダで助けたらあなたたちすぐ堕落するじゃない!

f:id:gunber:20200330082741j:plainFate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第6話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

  

「反応的」△

 

 イシュタルは他人の反応をとても気しています

 しかし、困難に出会った時には他人の反応ではなく、自分の持つ能力を基準を信じ合理的に対応しようとしている様に感じます

※反応的:他人の感情に対処を求める

 

まとめ

 

 以上をまとめるとイシュタルの「分析チャート」は以下の通り

 

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 これを見ると1つも✕がついていないのはタイプ3のみ

 

 イシュタルはタイプ3の可能性が非常に高いです

(100%ではありません)

 

今回思った事

 

 今回分析をしている中で「①~③」の判定基準と「④」の基準は頭を切り替えて行う必要があると気が付きました

 

 ①~③は「素の性格」を元に判断するのに対して、④は「危機が迫った時の性格」を元にしているからです

 

 当然、「通常の性格」と「危機に直面している時の性格」とは別の面が現れますので、「①~③」と「④」の性格判断が異なる(矛盾する)事が出てきます

 

 分析の際はみなさんもご注意ください

 

 それにしてもイシュタルは可愛いですね、楽しく記事が書けました

 次回はエレシュキガルの分析解説予定

 

今回はここまで

 

 まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います

 疑問点などありましたら是非教えてください

 

 この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います

 みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!

 

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【他のキャラクターのエニアグラム分析はこちら】

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エニアグラムについてより詳しく知りたい方はこちら】

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【タイプ3についてより詳しく知りたい方はこちら】

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