Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第1話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
こんにちは
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がんべあです
今回は「Fate/stay night (以下stay night)」と「FGO 絶対魔獣戦線 バビロニア(以下FGO)」に登場するキャラクターの相互関係についてエニアグラムで考察します
「FGO」と「stay night」、この2つの作品には同じ性格のキャラクターが多数登場します
私はFateシリーズのゲームはしておらず、アニメが初見
最初2つの作品を見た時に「お互いの主人公(衛宮 士郎と藤丸 立香)の性格が似ているな」と思い、更には遠坂凛とイシュタルの姿や性格が全く同じなの事に驚かされました
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第3話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
しかしこの2人だけではなく、エニアグラム的に詳しく分析するとFGOはメインキャラクターの殆どがstay nightのキャラを土台としている事が分かります
分析を進めると2つの作品の「人物関係」と「ストーリー展開」があまりに似ているのでちょっとビックリしました
では一人一人詳しく見ていきましょう
【エニアグラムを知らない方はこちらの記事をどうぞ】
衛宮 士郎と藤丸 立香
衛宮 士郎と藤丸 立香は共に「”本能的”で、おっとりしているが、正義感の強い性格」
この性格は9w1(夢見る人:The Dreamer)となります
士郎:「納得行かないな 一人だけしか選ばれないにしたって 他のマスターを殺すしかないっていうのは 気に食わない…」
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第1話より ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
藤丸:「この世界に来てからご飯を食べる時や仕事をした時 ふと思ったんだ
あぁ俺たちと同じで変わらない この世界で生きている人がいるんだなって
だったらやっぱり頑張らないとなって思えて
って答えになってないかな?」
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第3話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
【タイプ9】(調停者)の特徴
肯定的な呼び方「寛容な人」
否定的な呼び方「怠惰な人」
・忍耐強い
・自己主張がしにくい
・変化を好まない
・のんびり屋さん(ですが、時折すごいパワーを発揮して行動します)
・自分自身の考えを持たず、周りに流されやすい
・分析や洞察は苦手
・闘いは嫌い(ですが、追い詰められると他のタイプのどれよりも攻撃的になります)
・仲間から疎外されるのが恐怖
・不器用
・無欲
・裏表がなく誠実
・優柔不断
・無自覚な行動が多い
・忘れっぽい
①「想像力に富み、創造的、往々にして、さまざまな思想や視点を、ある理想的な世界のヴィジョンにまとめることができる」
②「w8より冒険を好まず控えめ」
③「厳格さや潔癖さ、礼儀正しさ、完璧主義的な所がある」
【9w1と9w8の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】
遠坂 凛とイシュタル
遠坂 凛とイシュタルは「"感情的"で見栄えにこだわるが、面倒見は良い」性格
この性格は3w2:魅了する人(The Charmer / Star )となります
【遠坂 凛】
凛:「んー、あったまキター! いいわ そんなに言うなら 使ってやろうじゃない」
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 0話より ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
【イシュタル】
イシュタル:「ウルクなんて別に気遣ってなんかいないんだけどね!」
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第3話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
肯定的な呼び方「進取の人タイプ」
否定的な呼び方「見栄っ張りな人タイプ」
・負けず嫌いで競争心が強いが、それを隠す
・洗練された上品な振る舞いを大切にする
・親切でやさしい
・他人と同じ事はしたがらない
・多くの人に賞賛されたがり、見栄っ張りで自慢屋
・寂しがりやで孤独を恐れる
・失敗を極端に恐れる
・利にさとく計算高くて、したたか
・完璧にできるようにしたがり、禁欲的にもなる
・第一印象や服そうなどを大事にする
・大人びて、冷静沈着
①「外向的で元気」
②「愛されることを望み、人と親密でいたいという衝動を持つ」
③「ときに、より充足的な私生活や家庭的安定の代わりに、公的な生活やそこで認められることを選ぶ」
【より詳しい考察はこちらで】
セイバーとマシュ
セイバーとマシュは「”思考的”だが自分と付き合うのは苦手、大切な何かを護りたい」性格
この性格は6w5:守る人(The Defender)となります
【セイバー】
セイバー:「当然です 昨夜の様な失態を繰り返さない為にも 私は士郎の部屋で眠ります
それに文句はありませんね」
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 9話より ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
【マシュ】
マシュ:「ロード・キャメロットォ!」
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第13話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
【タイプ6】(堅実家)の特徴
肯定的な呼び方「絆の人タイプ」
否定的な呼び方「心配性の人タイプ」
・心配性で、不安に飲み込まれやすい
・実力を認める人にはいたって従順だが、実力の伴わない上司や体制には反抗的
・友情や絆を求めて積極的に行動する
・考え過ぎで右往左往する
・誠実
・状況に合わせて、自分自身の生き方を変えられる
・孤独が怖くて頼りになる人を探す
・勤勉で礼儀正しい
・人とは付き合い上手だが、自分との付き合い方は下手
・我慢強さが足りず、コントロール不足
①「6w7より独立的」
②「集めた知識を分析して活用する事が得意」
③「6w7より感情的」
【6w5と6w7の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】
【より詳しい考察はこちらで】
間桐 桜とケツアルコアトル
間桐 桜とケツアルコアトルは「”思考的”で他人の感情を理解するのは苦手だが、楽しく人と付き合いたい」性格
この性格は6w7:良き友(バディ)(The Buddy)となります
【間桐 桜】
桜:「キンキンうるさく響くので クークーお腹が鳴りました」
劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel]Ⅱより ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC ©TYPE-MOON
【ケツアルコアトル】
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第10話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
【タイプ6】(堅実家)の特徴
肯定的な呼び方「絆の人タイプ」
否定的な呼び方「心配性の人タイプ」
・心配性で、不安に飲み込まれやすい
・実力を認める人にはいたって従順だが、実力の伴わない上司や体制には反抗的
・友情や絆を求めて積極的に行動する
・考え過ぎで右往左往する
・誠実
・状況に合わせて、自分自身の生き方を変えられる
・孤独が怖くて頼りになる人を探す
・勤勉で礼儀正しい
・人とは付き合い上手だが、自分との付き合い方は下手
・我慢強さが足りず、コントロール不足
①「仲間とのつき合いや冗談を楽しみ、人とのつながりを強調する」
②「不安を静めるために、気晴らしや娯楽に耽る傾向がある」
③「w5ほど生真面目ではない」
【6w5と6w7の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】
【より詳しい考察はこちらで】
ライダーとアナ:5w4:因習を打破する人・偶像破壊者
(The Iconoclast)
(The Entertainer)
真アサシンとハサン・サッバーハ:?
ギルガメッシュ:8w7:独立した人(The Maverick)
stay nightとFGOのストーリー
FGOと stay nightは「キャラクターの性格」だけではなく「お話の流れ」も同じ構成できています
主人公、士郎(9w1)が
①「セイバー(6w5)と共に」
②「凛(3w2)を仲間にし」
③「桜(6w7)と理解し合う」
と言うお話の流れ
一方の「FGO」も全く同じく
主人公、藤丸(9w1)が
①「マシュ(6w5)と共に」
②「イシュタル(3w2)を仲間にし」
③「ケツアルコアトル(6w7)と理解し合う」
と言うお話の流れになっており、2つの作品が対応している事が分かります
※FGOでは更に続きが用意されています
④「エレシュキガル(3w2→9へ闇落ち)を仲間にし」
⑤「ゴルゴーン(9w1:アナ(5w4)の裏)を仲間にし」
⑥「ティアマト(9w8:藤丸(9w1)のもう片方のウィング)の想いを受け止める」
「何故この流れになっているのか」その理由は以前書いたブログで解説していますので、そちらで確認してみてください
FGOとstay nightの相違点
2つの作品はキャラクターとお話の流れが同じ構成となっていますが、異なる点もあります
stay nightに出てくる登場人物はいずれも「裏の性格」が強く現れており「純粋」な元の性格が薄くなっています
【衛宮 士郎】
元の性格「9w1:夢見る人(The Dreamer)」
→裏の性格アーチャー「5w4:偶像破壊者(The Iconoclast)」からの闇落ち(T6)
士郎の裏の性格(アーチャー[5w4:偶像破壊者])は「偶像」を「破壊」した先に真実があると信じ、破壊するために理想を根拠にして論破しようとする性格
しかし攻撃性が高すぎて自らの安息まで壊す恐れがあります
アーチャー:「正しい救いを求めれば求めるほど お前は自己矛盾に食い尽くされる ただの殺し屋に成り下がる それが分からないのなら 死ね その思想ごと砕け散れ!」
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 21話より ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
【セイバー】
元の性格「6w5:守る人(The Defender)」
→裏の性格「1w2:擁護者(The Advocate)」
からの闇落ち(T3)
セイバーの裏の性格(1w2)は真面目な完璧主義者、自らの理想を貫き通そうとするが、その実現に向けての具体的な方法を考えるのは苦手な性格
セイバー:「あなたには聖杯を手に入れてもらいます」
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 4話より ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
【遠坂 凛】
元の性格「3w2:魅了する人(The Charmer / Star )」
→裏の性格「7w8:理想主義者(The Realist)」
凛の裏の性格(7w8)は用心深く慎重で「一人で」行動する事を望み、欲しい物(聖杯)を何が何でも手に入れようとする性格
凛:「敵にありがとうなんて言わないで 聖杯戦争は殺し合いなんだから」
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 4話より ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
【間桐 桜】
元の性格「6w7:良き友(バディ)(The Buddy)」
→裏の性格「2w1:尽くす人(The Servant)」
からの闇落ち(T3)
桜の裏の性格(2w1)は弱者に対して尽くすタイプ、それに加えて弱者に対して宗教的な思想を教示しようとする性格
桜:「ちなみに将来の目標は先輩の味を超えることで もうすぐ射程圏内だったりします」
劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel]Ⅰより ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC ©TYPE-MOON
stay nightのキャラクターはみな「裏の性格」が強く現れてます、一方のFGOの登場人物は「純粋」な元の性格のままと言う違いがあります
まとめ
stay nightは「人の内面を深く描いて」おり、その分観ていて辛いお話の展開となっています
FGOは「気楽に見てもらえる作品」にしようとの想いから、キャラクターはみんな「裏面の無い純粋な性格」として描いたのでしょう
「Fate/stay night」と「FGO 絶対魔獣戦線 バビロニア」は対となっている作品である事を念頭において観てみるとこの他にも様々な発見があると思います
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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