ケムリクサ第10話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
こんにちは
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がんべあです
「エニアグラムの裏表」についての考察
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクターを分析するこのシリーズ
今回取り上げるのは ケムリクサの主人公「りん」と「りり」
ケムリクサは「謎」や「仕掛け」に満ち溢れた作品、放映が終わってかなり時間が経つと言うのに未だに隠された仕掛けに気付く事があり、実に楽しめる作品です
今回はケムリクサの主人公「りん」と「りり」、二人の「重大な関係」に気付いてしまいましたので、解説したいと思います
りんとりりの重大な関係、それはエニアグラムでの「裏と表の性格関係」であると言う事
これによって6人の姉妹の内、何故りんが「主人公」となったのかの謎が分かります
エニアグラムの性格には裏表があり、困難に追い詰められて「表の性格」では対処ができなくなった時に「裏の性格」が現れると言う仮説があります
【エニアグラムを知らない方はこちらで】
最近、この「エニアグアムの表裏の性格」と言う仮説にとても興味を持っていて、色々なキャラクターを検証していますが、この作業が実に楽しい!
円周上の正反対の位置にある性格が同一人物の性格の表裏と言うのがとても不思議なのです
何故、りんが主人公なのか?
その謎に迫る為に、まずはりんとりり、二人の性格をエニアグラムの表と裏理論を使って詳しく観ていきましょう
【りん】
ケムリクサ第10話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
【りり】
ケムリクサ第11話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
ケムリクサのお話の主人公はりんとりりの二人
ケムリクサはお話の途中でりんからりりへと主人公がバトンタッチ、クライマックスでまたりりからりんへと主人公が代わると言う「たつき監督らしい」凝った展開の作品
【りんとりりが主人公の詳しいストーリー解説はこちらで確認下さい】
りりはわかばを助けるため、自身の身体を6つに分けます
その内の一人がりん
「りり」と「分身した6人」に「わかば」との関係はエニアグラムで表すと下の図の様な関係になります
タイプ3(達成者)が空いているのが気になりますが、おそらくここには「アカ(ムシ)」が入るのだと分析します
【アカについての詳しい分析はこちらを観て下さい】
「りん」と「りり」の関係とは?
今回のブログではその謎を解き明かしていきます
では解説を始めましょう
「りん」と「りり」は「表」と「裏」の性格関係
りり:「まったく こんなに可愛いりりがいるのに お仕事ばっかり…」
ケムリクサ第11話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
心配性の為、実力のある組織(や人物)に依存し、協力しようとするのがタイプ6の特徴となります
【タイプ6】(堅実家)の特徴
肯定的な呼び方「絆の人タイプ」
否定的な呼び方「心配性の人タイプ」
・心配性で、不安に飲み込まれやすい
・実力を認める人にはいたって従順だが、実力の伴わない上司や体制には反抗的
・友情や絆を求めて積極的に行動する
・考え過ぎで右往左往する
・誠実
・状況に合わせて、自分自身の生き方を変えられる
・孤独が怖くて頼りになる人を探す
・勤勉で礼儀正しい
・人とは付き合い上手だが、自分との付き合い方は下手
・我慢強さが足りず、コントロール不足
①「6w7より独立的」
②「集めた知識を分析して活用する事が得意」
③「6w7より感情的」
【6w5と6w7の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】
りん:「私は姉さんたちを守るだけだ 脅かしそうなモノは全て処理する」
ケムリクサ第2話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
【タイプ1】(完璧主義者)の特徴
肯定的な呼び方「公正な人タイプ」
否定的な呼び方「堅苦しいタイプ」
・リラックス下手、怠け方が分からない
・神経質で几帳面
・公正・公平であろうとする
・約束や時間は守る
・シャイで人見知り
・自分の感情を素直に出せない
・気が小さくて臆病
・堅実で現実的
・人にも自分にも厳しい
・柔軟な考え方は苦手
①「人類の行方をよりよいものとすることに純粋に関心をもっている」
②「自分が求める理想や改革のためにはかなり強く主張し、パワフルにもなり得る」
③「w9より気性が激しく、行動的」
「なぜりりは裏人格となったのか?」
その謎を解く為に表と裏の性格の違い、それぞれの性格の長所短所についての説明をしましょう
表と裏の性格、それぞれの得手不得手
りり:「お帰り! ワカバ」
ワカバ:「ただいま りり」
りり:「もう 遅い~!」
ケムリクサ第11話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りりの性格が変化した訳
りりの本来の性格(表)であるタイプ6は他人に依存し行動する傾向があり、自分自身で自分の行動を決定するのは苦手
一方、変化後(裏)性格であるタイプ1は他人と行動するのは苦手な代わりに一人で自分自身の「正義」を作り出し、その正義を基準として自身の行動を決めていく事が得意です
りりはワカバを助ける為に、自分自身で行動原理を見つけていく必要に迫られます
りりは「自分自身の行動原理(好き)を見つける為」に裏の人格であるタイプ1(りん)となったのでしょう
りょく:「自分のスキでしょ 気付くの超遅いじゃん」
ケムリクサ第12話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
おまけ
りんがりりの「行動原理」を見つける役割と言う解説を行いましたが、ではりん以外の5人の役割は何なのでしょうか?
6人姉妹の性格をエニアグラム的に解釈してみます
【りん(タイプ1:完璧主義者)】
りりの「裏の性格」
エニアグラム的な役割は
「自分自身の行動基準(好き)を見つける事」(主人公)
ケムリクサ第1話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
【りな(タイプ2:献身家)】
エニアグラム的な役割は「6人のサポート役」
ケムリクサ第1話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
【りく(タイプ4:芸術家)】
タイプ4(りく)はタイプ1(りん)の憧れ方向
エニアグラム的な役割は
「りりの感情担当」
「りんの最終成長目標(自分らしさの確立)」
ケムリクサ第6話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
【りょく(タイプ5:観察者)】
エニアグラム的な役割は「りりの頭脳(思考)担当」
ケムリクサ第9話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
【りょう(タイプ8:統率者)】
エニアグラム的な役割は「6人を率いるリーダー」
ケムリクサ第9話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
【りつ(タイプ9:調停者)】
タイプ9(りつ)はタイプ6(りり)の成長方向
エニアグラム的な役割は
「りりの本能担当、6人を成長方向へ導く存在」
ケムリクサ第1話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
6人の姉妹がチームとしてりん(りりの裏性格)を助け、「自分の行動原理(好き)」を見つけるお話
それがケムリクサのストーリーの根幹にあると思います
ケムリクサの分析は毎回心躍るワクワクさが堪りません
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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