SYNDUALITY Noir 第13話より ©SYNDUALITY Noir Committee
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「エニアグラムの裏表」についての考察
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクターを「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
【エニアグラムを知らない方はこちらから】
今回は「SYNDUALITY Noir」のヒロイン「ノワール／ミステル」を取り上げてその関係を検証してみましょう。
SYNDUALITY Noirの第1クール最終話でノワールは黒い姿のミステルへと変化します。
【ノワール】
【ミステル】
【SYNDUALITY Noir PV】
ノワールの性格変化について
ノワールとミステルの性格は正反対でまるで別人。しかし、実はこの2つの性格は同じ人物の裏表の性格。
ノワールが裏の性格であるミステルに変化した事には理由があります。
カナタ：「ノワール…じゃない？ 誰だ！ ノワールをどうした！！」
ミステル：「喚くな そんな事より状況の説明 はっ 時間の無駄か ログを同期する…」
マリア：「本当に性格はノワールと真逆なのねぇ…」
エニアグラムの性格には裏表があり、困難に追い詰められて「表の性格」では対処ができなくなった時に「裏の性格」が現れると言う仮説があります。この仮説に基づいて分析を進めます。
ノワール（表の性格：タイプ6ｗ5）がミステル（裏の性格：タイプ1ｗ2）へと性格が変化した理由。その理由はタイプ6ｗ5の基本ストーリーから推測できます。
6ｗ5（守る人）が主人公のお話は以下の構成。
6ｗ5：「現実の物質」を守っていた主人公が「それを守るべき理由」を見つけ出す。
【6ｗ5のお話についての詳しい解説はこちら】
ノワールとミステル：「表」と「裏」の性格
タイプ6は他のタイプに比べ人一倍心配性、孤独を恐れます。そして、ノワールはタイプ6の性格に加えて観察眼がするどく論理的なタイプ5の性格も持っています（6ｗ5）。
【タイプ6】（堅実家）の特徴
肯定的な呼び方「絆の人タイプ」
否定的な呼び方「心配性の人タイプ」
・心配性で、不安に飲み込まれやすい
・実力を認める人にはいたって従順だが、実力の伴わない上司や体制には反抗的
・友情や絆を求めて積極的に行動する
・考え過ぎで右往左往する
・誠実
・状況に合わせて、自分自身の生き方を変えられる
・孤独が怖くて頼りになる人を探す
・勤勉で礼儀正しい
・人とは付き合い上手だが、自分との付き合い方は下手
・我慢強さが足りず、コントロール不足
①「6ｗ7より独立的」
②「集めた知識を分析して活用する事が得意」
③「6ｗ7より感情的」
【6ｗ5と6ｗ7の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】
【タイプ1】（完璧主義者）の特徴
肯定的な呼び方「公正な人タイプ」
否定的な呼び方「堅苦しいタイプ」
・リラックス下手、怠け方が分からない
・神経質で几帳面
・公正・公平であろうとする
・約束や時間は守る
・シャイで人見知り
・自分の感情を素直に出せない
・気が小さくて臆病
・堅実で現実的
・人にも自分にも厳しい
・柔軟な考え方は苦手
①「人類の行方をよりよいものとすることに純粋に関心をもっている」
②「自分が求める理想や改革のためにはかなり強く主張し、パワフルにもなり得る」
③「ｗ9より気性が激しく、行動的」
タイプ6ｗ5と1ｗ2は上図の通り、エニアグラムの正反対の位置にあり、表と裏の関係にあります。
表と裏の性格、それぞれの得手不得手
ノワール（6ｗ5：守る人）は他人との関係を維持するのは得意ですが、それが何故必要なのかは理解できません。その理由を見つける為には裏の人格（1ｗ2：擁護者）が必要なのです。
ノワールが裏の性格に変化した理由
SYNDUALITY Noirのお話の構成。
第1クールの物語は守るべきものを持っていなかったノワールが「自分が守るべきもの」を見つけるお話でした。
カナタ：「そうだな これを君の名前にしよう」
自分のいるべき場所を見つけたノワール。しかしそこに自分がいるべき理由（自身の存在価値）はまだ解りません。
ノワール：「カナタは少しずつ強くなっている そこに私は必要？ カナタの隣にはエリーやシエルやたくさんの人がいる 私にあるのは契約だけ（中略）私こそ何もできない 私は本当にメイガスなの」
第2クールは自身の存在価値について思い悩むノワールが裏の人格へと変化する事で「自分の周りの世界を守るべき理由（自分の存在価値）」を見つけ出す旅路のストーリーなのでしょう。
その答えを見つける為にノワール（6ｗ5：表の主人公）はミステル（2ｗ1：裏の主人公）の姿となってカナタ（9ｗ1：主人公を導く者）と共にイストワールへの旅に向かう事になります。
「旅の終わりに彼女（ノワール／ミステル）が見つけ出す答え」それは何なのでしょうか？
ミステル：「準備しろ へっぽこ 行くぞ イストワールに！！」
いよいよ第2クールが始まりました。
「大きな壁を乗り越える為に裏の性格（逆の姿）に変化して前に進み、成長していく」
楓花（かえで）ちゃんや遊戯（裏遊戯）・衛宮士郎（アーチャー）・竈門 禰豆子（鬼の姿）・コゼット（運命）・モブ（100％モブ）などもこのお話のパターン。こういう展開大好き！
これから先の2人（ノワール／ミステル・カナタ）の旅の物語がどう展開していくのかを楽しみにしています。
それにしてもノワール／ミステルの声を見事に演じ分けている声優の古賀葵さんスゴイです。
今日はここまで。
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まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
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【6ｗ5キャラクター裏表の記事はこちら】
【用語出典まとめ】
【参考資料】
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。
