鬼滅の刃 第24話より ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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今回は鬼滅の刃に登場する鬼殺隊柱の一人、胡蝶 しのぶを例にとってタイプ6(堅実家)キャラクターの根源的恐れと怒りについて解説していきます。
参考にするのは「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
私のブログで参考にしているドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著の本。
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ。
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません。
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人は誰しも心の奥底に「恐れ」を持って生きており「怒り」はその恐れによって引き起こさる事が多いです。
そのパターンはエニアグラムのタイプ毎に一定の傾向があります。
その傾向をリソの本に従って探っていきましょう。
タイプ6の持つ根源的恐れ
タイプ6(堅実家・忠実な人)【胡蝶しのぶ】の根源的恐れは
「支えや導きがなく、自力で生存できないこと」
タイプ6のキャラクターは「支えや導き」を失った時や失いそうになった時に憤りを感じ激高する傾向があります。
タイプ6(忠実な人)
真剣にかかわる、安全志向のタイプ。
人を引きつける。責任感が強い。不安。疑り深い。
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
竈門 炭治郎:「…怒っていますか?」
胡蝶 しのぶ:「!!」
いつも微笑みを浮かべている胡蝶 しのぶ。
しかし彼女の心の中は常に怒りに満ち溢れてます。
その事を炭治郎に指摘されたしのぶが驚きの表情を見せるシーンが24話で描かれます。
タイプ6(しのぶ)の心の内側をエニアグラムで詳しく見ていきます。
タイプ6の心の流れ
リソの本によるとタイプ6のキャラクターの心理状態は以下の様に記されています。
胡蝶 しのぶの行動とリソの本に書かれた内容を照らし合わせながら見ていきましょう。
①タイプ6は、すべての性格タイプの中で、友人や信念にもっとも忠実である。
概して自分自身のためよりも、自分の信念のために激しく闘い、自分自身よりも共同体(コミュニティ)や家族を粘り強く守ります。
しのぶ:「姉さん、姉さん… 姉さんっ! この娘、全然ダメだわぁ。」
姉(カナエ):「んん~?」
しのぶ:「言われないと何もできないの!」
②タイプ6がそんなに人に忠実である理由は、見捨てられ、支えなしに置き去りにされたくない(根源的恐れ)からです。
胡蝶 しのぶ:「そうですね 私はいつも怒っているのかもしれない。
鬼に最愛の姉を惨殺された時から…。」
③したがってタイプ6にとっての中心的テーマは、自信喪失です。
タイプ6は人生の挑戦や気まぐれに、自分ひとりで対応する力量がないと信じるようになります。
そのため、導きを求めて自分の外にあるシステムや味方、信念、支えを頼りにすることが増えます。
もし適切なシステムが存在しなければ、それを創り出し、維持する手助けをするでしょう。
しのぶ:「私の姉も君のように優しい人だった 鬼に同情していた 自分が死ぬ間際ですら 鬼を哀れんでいました。
私はそんな風に思えなかった 人を殺しておいて可愛そう そんなバカな話はないです。
でもそれが姉の想いだったなら 私が継がなければ 哀れな鬼を切らなくてもすむ方法があれば考え続けなければ…。」
④タイプ6は、思考センターの「根源的タイプ」です。それは、自分自身の内なる導きに接触するのが、もっとも難しいということを意味します。
⑤タイプ6は常に、自分の不安に気づいています。そしていつも、不安に抗するための「社会保障」を築く方法を探しています。
十分な支援があると感じたら、ある程度の自信をもって前に進めます。しかし支援が崩れたら、不安になり、自信喪失し、根源的恐れを再び目覚めさせます。
しのぶ:「だけど少し疲れまして…。」
⑥自分自身の内なる導きに触れられるまで、タイプ6は、たえずその時々でもっとも影響力の強いところになびく、卓球のボールのようなものです。
⑦タイプ6にとっての一番大きな問題は、彼らが自分自身の感情的不安を解決せずに、周囲の環境の中に安全を確立しようとすることです。
しのぶ:「炭治郎くん 頑張ってくださいね
どうか禰豆子さんを守り抜いてね。」
しのぶ:「自分の代わりに君が頑張ってくれていると思うとわたしは安心する
…気持ちが楽になる。」
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
姉さんと言う心の支えを失ったしのぶが炭治郎の中に心の支えを見出そうと苦悩するシーンが24話で描かれます。
しかしこれは彼女にとって本当の解決ではありません。
しのぶが心の平安を得るためには他人ではなく、自分の心の中に人生の導きを見出す必要があるのです。
【まとめ】
タイプ6のキャラクターは導きを求めて自分の外にあるシステムや味方、信念、支えを頼りにします。
アニメの中でしのぶが最初は姉さん、そして次は炭治郎に自分の心の支えを求める姿を見ることができます。
自分自身の内なる導きに触れられるまで、タイプ6は、たえずその時々でもっとも影響力の強いところになびく、卓球のボールのようなものです。
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
しかし本当の答えは外ではなく、自分の心の中に見つけ出さなくてはなりません。
この不安はしのぶが自分自身の内なる導きに触れられるまで続きます。
本編の中でしのぶの興味深いセリフがあります。
しのぶ:「姉さん、姉さん… 姉さんっ! この娘、全然ダメだわぁ」
姉(カナエ):「んん~?」
しのぶ:「言われないと何もできないの!」
「言われないと何もできない」それは自分自身を表すセリフなのでしょう。
ちなみにここで「この娘」と呼ばれている栗花落カナヲ(つゆり かなを)もしのぶと同じタイプ6。
しのぶとカナヲは(他人に依存するのではなく)自分自身の内なる導きに従った生き方ができるようになるのでしょうか?
それが彼女たち、タイプ6が心の平安を掴む道。
今後のアニメで2人の心がどう変化していくのかがとても楽しみです。
今日はここまで。
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