ジョゼと虎と魚たち より ©2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project
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がんべあです。
今回は「ジョゼと虎と魚たち」(2020年12月劇場公開)に登場する「ジョゼ(6w5)」と「二ノ宮舞(6w7)」について、性格の共通点と相違点をエニアグラム分析します。
「ジョゼと虎と魚たち」は足が悪く車椅子生活しているヒロイン「ジョゼ」と遠いメキシコで泳ぐ魚を夢見る大学生「恒夫」との間のラブストーリー。
『第44回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞』を受賞。『アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門コンペティション&オープニング作品』でも上映されておりアニメ好きなら是非見ておきたい完成度の高い作品。
私も大好きで、もう何度見返したか覚えていません。見る度に泣けて心が温かくなるアニメです。
お話ではメイン主人公鈴川 恒夫(9w1)に対する2人のヒロインとしてジョゼ(6w5)と二ノ宮舞(6w7)が登場しています。
ジョゼと虎と魚たちのストーリー
海洋生物学を専攻する大学生の恒夫は、ある夜のバイト帰りに坂道を猛スピードで下ってくる車椅子の女性、ジョゼを助ける。坂道の上から降りてきたジョゼの祖母曰く、散歩中に目を離した隙に、誰かが車椅子を坂道に向かって押したのだという。アルバイトとしてジョゼの相手をするように依頼された恒夫は留学費用のためにその依頼を承諾するが、ジョゼの可愛らしい容姿とは裏腹な高飛車な言動に閉口してしまう。一度はアルバイトを辞めようとしたものの、ジョゼに言われるがままに様々な場所へと外出に付き合わされるうちに距離を縮めていく。しかし、ジョゼの祖母の死を切っ掛けに、2人の関係に決定的な変化が生じ始める。
(ウィキペディアより)
【ジョゼ(山村クミ子):6w5】
キャラクターの性格の共通点
まずは二人の共通点から見てみましょう。
それは「自分自身より自分の信念の為に生き、自分を犠牲にしてでも周りの共同体を守る(共同体の中で自分の位置を確保しようとする)性格である事」。
タイプ6(堅実家)のこだわりは「ルール・堅実・責任感」
タイプ6の特徴を簡単に表すと
「自分の事より周りの共同体の事を気にする、考え過ぎで未来に対する不安がいっぱい」
ジョゼ:「虎…」
:「えっ?」
ジョゼ:「虎だらけや…」
ジョゼは外の世界に憧れていますが、同時に外に出る事が怖くてたまりません。
また舞も同じく自分の心に渦巻く不安を隠して生きています。
舞:「だから私がもらう事にした あたしに夢中にさせて 海とか夢とか全部忘れさせるから ほんとはメキシコなんかに行って欲しくなかったの くらだない夢なんかさっさと捨てて 傍に居て欲しいって 傍に居たいって思ってた ずっと…」
2人は共に心配性。タイプ6特有の「周りに対する不安」を抱えながら生きています。
キャラクターの相違点
同じタイプ6のジョゼと二ノ宮舞ですが大きな相違点もあります。2人の違いを一言で言うと
「ジョゼ」は【内向的】
「二ノ宮舞」は【外向的】
エニアグラムでの分析では同じタイプ6でもジョゼはタイプ5寄り、二ノ宮舞はタイプ7寄りな性格。
(ネコ矢印は「ねこ画伯コハクちゃん」 無料イラストから使用させてもらいました)
6w5と6w7。2つの性格は以下の特徴を持っています。
6w5 守る人(ディフェンダー) (ジョゼ)
【内向的】
・往々にしてさまざまな専門知識に秀でている
・実際的な問題解決に卓越しいている
・分析家、社会評論家、教師、オピニオンリーダー的
・ルールや範囲がかなり確定された知識体系(数学・法律・科学など)に惹かれる
・w7より集中力に優れているが、関心事は狭い
・w7より自立していて真面目
・政治的主張や社会奉仕といった分野に関心がある
・往々にして不利な立場にある人やグループの代弁をしたり養護する
・多くの場合、ひとりで行動する
・システムや信念から安心を得る一方、懐疑性を保つ
・世界を危険なものと見がちで、党派心の強い姿勢や反動的立場に至る
・秘密主義の為、周りに疑念を持たれることがある
・刺激に反応しやすく、強く主張する
・安全を脅かすとおぼしきものを責めたり、スケープゴードにしがち
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
6w7 良き友(バディ)(二ノ宮舞)
【外向的】
・魅力的で面白い
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
ジョゼはタイプ5寄り
ジョゼは6w5。タイプ5寄りの性格をしています。
タイプ5のこだわりは「知識・分析・倹約」
タイプ5特有の「知識・分析」の傾向が強い6w5のキャラクターは、w7より独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意。
ジョゼ:「うわああああ 本の海や………」
ジョゼは理論で考えるのが得意ですが、本能や感情で動く人の事を理解する事は苦手。
ジョゼ:「あたい 上手に読まれへんわ」
6w5(ジョゼ)は6w7(二ノ宮舞)に比べて以下の特徴があります。
①「6w7より独立的」
②「集めた知識を分析して活用する事が得意」
③「6w7より感情的」
二ノ宮 舞はタイプ7寄り
舞は6w7。タイプ7寄りの性格をしています。
タイプ7のこだわりは「楽しさ・夢・冒険」
タイプ7特有の「今この時を楽しむ能力」を持ち、その為、w5に比べて今を楽しむ事ができます。
ただ、その楽しみは「タイプ6が根源的に持つ心の奥にある不安を忘れる為に行っているもの」その辺りもタイプ7と通じる所があります。
舞:「恒夫さん プリン買ってきました」
江頭 ミカは明るく落ち着きがあり周りの雰囲気を楽しく安定させる為に行動していますが、自分自身の事はいつも後回し。
不安を隠し、やりたいことを我慢しています。
松浦 隼人:「不器用やなぁ…」
6w5(ジョゼ)に比べて以下の特徴があります。
①「仲間とのつき合いや冗談を楽しみ、人とのつながりを強調する」
②「不安を静めるために、気晴らしや娯楽に耽る傾向がある」
③「w5ほど生真面目ではない」
主人公を導く者
ジョゼに対する「主人公を導く者」はタイプ9の鈴川 恒夫。
鈴川 恒夫(すずかわ つねお):タイプ9w1
鈴川 恒夫は大学生。メキシコの学校に入学して憧れの魚と一緒に泳ぐ事を夢見ています。しかしその為には資金が必要。大学に通いながらアルバイトを掛け持ちしています。
恒夫とジョゼとの出会いによって物語が始まります。恒夫はジョゼにとって「主人公を導く者」。
恒夫:「で どうすんの ジョゼさん 行くの? 行かないの?」
「ジョゼと虎と魚たち」はジョゼが恒夫に導かれ成長していくお話。
恒夫:「こら暴れるな」
ジョゼ:「しょっぱい しょっぱいで あはははは」
恒夫の導きによって外の世界に対する心配を乗り越え、成長していくジョゼ。しかし物語の途中で事件が起こり2人の関係は逆転していきます。
未見の方は是非一度アニメをご覧ください。今ならネットフリックスやアマゾン等で視聴できます。
こんな素敵なアニメに出会えるから人生ってホント楽しいのですよね。
今日はここまで。
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まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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