小林さんちのメイドラゴンS 第1話より Ⓒクール教信者・双葉社／ドラゴン生活向上委員会
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今回は「ナウシカ」（風の谷のナウシカ）と「トール」（小林さんちのメイドラゴン）の性格の見分け方について解説します。
【ナウシカ】
【トール】
二人はやんちゃ（行動的）で人との関わり合いを好む一方、相手に対する献身的な面を持っている似た性格。
しかしエニアグラム分析ではナウシカはタイプ6（堅実家）、トールはタイプ7（楽天家）と異なる性格となっています。
その性格の共通点と見分け方を解説します。
6ｗ7「ナウシカ」と7ｗ6「トール」の共通点
まずは両者の共通点。
それは「相手に尽くして楽しませる事が好き」な所。
ナウシカ：「怯えていただけなんだよね ふふっ」
トール：「いえいえ あなたがたが効率的に動いてくれるからこそ…」
小林さんちのメイドラゴンS 第1話より Ⓒクール教信者・双葉社／ドラゴン生活向上委員会
二人は共にタイプ6の「相手を楽しませる協調性」とタイプ7の「自分を楽しませる冒険家気質」と言う特徴を兼ね備えた性格で、どちらの性格が主体なのかの判別が難しくなっています。
6ｗ7と7ｗ6：性格の違いと見分け方
タイプ6と7の見分け方は色々ありますが、今回は次の5つの方法を使って分析をしていく事にします。
①「世界のどの場所にいるのか」
②「世界との結びつき方」
③「周りのキャラクター達との関係」
④「葛藤や困難に対処する方法」
⑤「根源的欲求」
ではこれらの判別方法を使って2人の様子を具体的に確認していきましょう。
見分け方その①「世界のどの場所にいるのか」
そのキャラクターが「周りの世界」に対してどの様な立ち位置にいるのかを見ると二人の違いが見えてきます。
タイプ6（ナウシカ）は周りと共にありたい性格、一人でいる事には耐えられません。冒険する事も好きですが、それ以上に周りの人々と一緒にいる事が好き。まず安心できる居場所を確保した上で行動を起こします。
ミトじい：「うぬ、丈夫と言えば姫様は折り紙付きじゃ だが腐海遊びまで似ると困るぞぉ」
タイプ7（トール）は自分が中心の性格、一人でいる事にストレスは感じません。人を楽しませる事は好きですが、その為に自分の自由を犠牲にする位なら一人で居る事を選択します。
トール：「私は何も選べない そうか 私 嫌なんだ 不自由が 混沌勢だの調和勢だの 闘いなんてしたくない 私の意志じゃない…（中略）自由に生きたい 一人になりたい」
小林さんちのメイドラゴンS 第11話より Ⓒクール教信者・双葉社／ドラゴン生活向上委員会
「世界と共に行動する（タイプ6）」
「世界から離れた場所で行動する（タイプ7）」
ナウシカとトールの根本的な違いが見て取れます。
6：周りと共にありたい（ナウシカ）
7：自分の世界にいる（トール）
見分け方その②「世界との結びつき方」
タイプ6（ナウシカ）は世界と肯定的に結びついており、世界の事が大好き、頑張れば世界は良くなっていくと信じています。
ナウシカ：「綺麗な水と土では腐海の木々も毒を出さないと分かった 汚れているのは土なんです この谷の土ですら汚れているんです」
タイプ7（トール）は世界と否定的に結びついており、世界の事が嫌い、世界は怖いものだという認識があります
トール：「こいつらを全滅させて ドラゴンのしがらみも全部壊して 自由になって それから…それから…」
小林さんちのメイドラゴンS 第11話より Ⓒクール教信者・双葉社／ドラゴン生活向上委員会
6ｗ7：世界と肯定的に結びついている。（ナウシカ）
7ｗ6：世界と否定的に結びついている。（トール）
見分け方その③「周りのキャラクター達との関係」
「風の谷のナウシカ」のキーキャラクターはナウシカ・クシャナ・ユパの3人。
【ナウシカ】（タイプ6）
【クシャナ】（タイプ3）
【ユパ】（タイプ9）
一方の「小林さんちのメイドラゴン」はトールを中心とした小林さん（現パートナー）、エルマ（元パートナー）の三角関係のお話。
【エルマ】（タイプ1）
【トール】（タイプ7）
【小林さん】（タイプ5）
小林さんちのメイドラゴンS 第5話より Ⓒクール教信者・双葉社／ドラゴン生活向上委員会
キャラクターの性格を判別する時には、判別対象の周りの人たちの性格にも注目すると、推測がとても楽になります。
見分け方その④「葛藤や困難に対処する方法」
タイプ6（ナウシカ）は「反応的」な対応を行います。
問題が起きたときに、自分の懸念に見合った感情的反応を相手に求めることによって困難に対処しようとします。
ナウシカ：「私 自分が怖い 憎しみに駆られて何をするか分からない もう誰も殺したくないのに」
タイプ7（トール）は困難に対し「楽観的」な対応を行います。
困難に対し、できるだけ「楽観的」な態度を取ろうとする
トール：「自由に生きたい 一人になりたい 私はドラゴン それは戦って掴み取ろう」
小林さんちのメイドラゴンS 第11話より Ⓒクール教信者・双葉社／ドラゴン生活向上委員会
タイプ6：困難に対して反応的に対応する。（ナウシカ）
タイプ7：困難に対して楽観的に対応する。（トール）
見分け方その⑤「根源的欲求」
ナウシカとトールの根源的欲求は大きく異なります。
ナウシカの根源的欲求は「安全でありたい」。
タイプ6は自分自身を信頼するのはよくないと思っており、自分以外からの「支えや導き」を求め、安全を確保しようとします。
トールの根源的欲求は「幸福でありたい」。
タイプ7は目の前の現実（に縛られる不自由さ）から目を逸らし、幸福を見つける為にまだ見ぬ世界へと冒険（自由を求める）に出かけようとする性格。
トール：「私は何も選べない そうか私嫌なんだ 不自由が」
小林さんちのメイドラゴンS 第11話より Ⓒクール教信者・双葉社／ドラゴン生活向上委員会
タイプ6：安全でありたい（ナウシカ）
タイプ7：幸福でありたい（トール）
まとめ
二人の違いを見てきましたが、一言で言い表すと
タイプ6ｗ7は 「周りの人と仲良くする」為に「自分を楽しく見せようとする」。
タイプ7ｗ6は「自分が楽しむ」為に「周りの人と仲良くしようとする」。
2人の生き方は手段と方法が逆転しているのです。
【タイプ6ｗ7と7ｗ6の見分け方 まとめ】
①「世界のどの場所にいるのか」
6ｗ7：周りと共にある
7ｗ6：自分の世界にいる
②「世界との結びつき方」
6ｗ7：世界と両価的に結びついている
7ｗ6：世界と否定的に結びついている
③「周りのキャラクター達との関係」
6ｗ7：タイプ3・6・9の三角関係
7ｗ6：タイプ1・7・5の三角関係
④「葛藤や困難に対処する方法」
6ｗ7：困難に対して反応的に対応する
7ｗ6：困難に対して楽観的に対応する
⑤「根源的欲求」
6ｗ7：安全でありたい
7ｗ6：幸せでありたい
おまけ：ソニー[TK式]エニアグラムリーダー研修
「ソニー[TK式]エニアグラムリーダー研修（武田耕一著）」で書かれている見分け方。
この本の中で「似たタイプの見分け方」が書かれていますでので、おまけとしてこちらの見分け方を紹介します。
タイプ6（ナウシカ）とタイプ7（トール）の見分け方
⑥今日やるべきスケジュールはきちんと決めておきたい。疑い出すときりがなくなり、決断に時間がかかることがある。
⑦いつでも面白いことをつかめるようにスケジュールは柔軟に運用する。人を疑ったり詮索することはほとんどしないほうだ。
めっちゃ合ってますね、2人の性格の違いがこの本の中でよく表現されていていて面白いです。
「エニアグラムにおける性格の見分け方」は最近のお気に入りの本。ソニーのリーダー育成研修で実際に使われたものなので、書かれている内容がとても具体的で参考になります。
他の見分け方も今後追々と解説を行っていきますね。
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように！
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