化物語 第1話より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
こんにちは
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がんべあです
今回は性格が似ている「忍野メメ」と「雨宮 蓮」を取り上げて、「タイプの見分け方」について解説します
化物語 第1話より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
【雨宮 蓮】（ペルソナ5）
「PERSONA5 the Animation」第1話より ©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project
二人の共通点
まずは両者の共通点から見てみましょう
それは「優雅に個性を表現する人」であること
忍野メメ：「忍野 忍と名付けてみた 刃の元に心あり 彼女らしいいい名前だろ」
化物語 第1話より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
アルセーヌ：「我は爾 爾は我 己が信じた正義のため あまねく冒涜を顧みぬ者よ その怒り 我が名と共に解き放て たとえ地獄に繋がれようと 全てを己で見定める 強き意志の力を」
雨宮：「来い！ アルセーヌ!!」
「PERSONA5 the Animation」第1話より ©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project
二人はタイプ3の「カッコよさ・見栄っ張りさ」とタイプ4の「独特の個性」と言う特徴を兼ね備えた似た性格であり、どちらの性格が主体なのかの判別が難しくなっています
この様な場合、「根源的な性格は何なのか」に注目する必要があります
人は元から持っている「根源的な性格」の上にウィングや成長・闇落ち等による性格が追加されます
その様な「根源的な性格」を見つけようとする時、私は以下の4つの方法を使っています
今回はこの「4つの方法」を使って二人の根源的な性格を判別していきます
エニアグラム性格判別の4つの方法
① 1つ目の方法
「行動原理が本能・感情・思考のどれに基づいているのか」
タイプ3（忍野メメ）の行動原理は感情から来ています
感情を垂れ流しにするのは「カッコ悪い」ので、日頃は感情を抑えていますが、根本的に彼の行動原理は感情によるもの、本能や思考には重きを置いていません
彼の口癖は「元気が良いなぁ、何かいいことでもあったのかい？」
物事を行う際、「気分が良い」「気分が悪い」と言う感情の起伏によるものが大きいのです
タイプ4（雨宮 蓮）の行動基準も同じく感情からきています
雨宮：「言われっぱなしか…許せないだろう、お前も！取り戻そう…大事なものを！」
「PERSONA5 the Animation」第2話より ©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project
雨宮 蓮は世の中の理不尽に耐えかねて感情の高まりが頂点に達した時、心の怪盗団として立ち上がります
二人共、感情を基準にしているのでこの判別方法は今回は使えませんが、本能・感情・思考の分類はエニアグラムの基本となります
② 2つ目の方法
「世界のどの場所にいるのか」
調べたいキャラクターが「世界のどの場所に自分を置いているのか」に焦点を当てる事は彼らの性格を判別する為の重要な材料となります
【世界のどの場所に自分を置いているのか】
1：「世界の中心にいる」(攻撃タイプ) タイプ2・5・8
2：「自分の世界にいる」(防御タイプ) タイプ1・4・7
3：「世界と共にある」(調和タイプ) タイプ3・6・9
タイプ3（忍野メメ）は周りと共にありたい性格、自分自身の個人的能力を高める事もありますが、それは最終的に仲間の役に立つための手段
仲間の為に自分自身の考えを柔軟に変えていきます
タイプ4（雨宮 蓮）は自分の世界にいる性格、周りの世界に近づこうとする事もありますが、それは最終的に自分の世界を確かめる為の手段
仲間とは言え、他人の為に自分自身の考えを変えることには大きな抵抗があります
③ 3つ目の方法
「世界との結びつき方」
調べたいキャラクターが「世界の事をどう考えている」のか、「世界とどういう関係で繋がっているのか」に注目する事でキャラクターの性格が見えてきます
1：「世界と否定的に結びついている」タイプ3・7・8
（世界の事が好き・世界は素晴らしい存在）
2：「世界と肯定的に結びついている」タイプ1・2・6
（世界のことが嫌い・世界は怖い存在）
3：「世界と両価的に結びついている」タイプ4・5・9
（世界の事は好きでも嫌いでもない・世界はあるがままの存在）
※「両価的」とは否定と肯定、どちらでもあり、どちらでも無いと言う意味
タイプ3（忍野メメ）は世界と否定的に結びついており、世界の事が嫌い、世界は怖いものだという認識があります
タイプ4（雨宮 蓮）は世界と両価的に結びついており、世界のことは好きでも嫌いでもありません
世界はあるがままの姿であって、悪い存在でも良い存在でもなく、客観的・冷静に世界を見ています
④ 4つ目の方法
「周りのキャラクター達との関係」
エニアグラムではキャラクターの性格相性があり、主人公と親友、恋人、ライバル、宿敵などの重要なキャラクター同士はエニアグラムの直線で結びつく傾向があります
物語シリーズの物語の中で忍野メメに対しての重要のキャラクターは阿良々木暦と臥煙伊豆湖
各キャラクターには得手苦手があり、矢印方向（憧れ方向）のタイプを苦手としています
タイプ3（忍野メメ）はタイプ9（阿良々木暦）に憧れを抱き、タイプ3（忍野メメ）はタイプ6（臥煙伊豆湖）がコントロールしきれない数少ないキャラクター
一方のペルソナ5では雨宮 蓮対しての重要のキャラクターはモルガナ、他の怪盗団（+ライバル）に属する他のキャラクターはきれいにエニアグラムで別れています
各キャラクターには得手苦手があり、矢印方向（憧れ方向）のタイプを苦手としています
タイプ2（モルガナ）はタイプ4（雨宮 蓮）の憧れの存在
ちなみに「憧れ」の存在に一直線に向かう事は「闇落ち」の道に進む事になります
雨宮 蓮は本編のストーリー上で、モルガナ（タイプ2）→スカル（タイプ8）→(タイプ5を飛ばして) →パンサー（タイプ7）→フォックス（タイプ1）と言う順番で矢印方向（憧れ方向）のキャラクター達の能力（ペルソナ）を開放し仲間にしていきます
これは雨宮 蓮の闇落ちの姿を表しているのかもしれませんがまだ検証不足
タイプ5（ナビ）が何故飛ばされたのかを含めて今後考えを深めていきたい課題です
【闇落ちについての記事】
この様に調べたいキャラクターと強い関係を持った人物とセットで分析する事で、一人ひとりを個別に分析するより、分かりやすくなります
まとめ
この4つの方法を順番に行っていく事で性格判定の精度が上がります
どれか一つの方法だけだと修正するのが困難、ミスを起こす可能性が高いのですが、4つの判別方法を「交互に」使っていく事で分析が非常に正確になっていきます
（恥ずかしながらそれでも未だに判別ミスは結構あります、ご了承を）
皆様も自分のお気に入りのキャラクターを分析してみませんか？
きっとワクワクする様な新たな発見がいっぱい見られると思います
おまけ
私の好きなブログ「光と影のブログ」でタイプ3ｗ4と4ｗ3の見分け方についての解説がありました
とても素晴らしい分析でしたので、その中からいくつか抜粋して紹介させてもらいます
3ｗ4（忍野メメ）と4ｗ3（雨宮 蓮）の違い
3ｗ4：知略戦に優れており、いかにも「仕事のデキる人」感がある
4ｗ3：甘え上手であり、困ったちゃんだけど憎めない人
3ｗ4：独力で解決策を考えられるけど、他人と親密になるのは苦手
4ｗ3：他人と親密になるのは得意だけど、独力で解決策を考えるのは苦手
3ｗ4：根は合理主義者ですが、生きる上で感情表現が必要なために好奇心で人間を知ろうとします
4ｗ3：根は気が強いですが、生きる上で他人との協調が必要なために甘える演技を身に着けます
忍野メメと雨宮 蓮の性格の違いが納得できる感じがします
とても素晴らしい考察に溢れているブログですので、興味がある方は是非見てください
この下にリンクを貼っています
私もエニアグラムをもっと勉強していきたいです
【光と影のブログ】
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように！
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