こんにちは
楽しくないと生きていけない
がんべあです
今回は主人公の親友であり宿敵「グリフィス」に焦点を当てた分析を行います
題して「闇落ち」キャラクターの作り方!
前編がまだの方はこちらからお読みください
闇落ちキャラクターの作り方
今回はグリフィスの「闇落ち」についてエニアグラムで分析をしていきます
今はすっかり闇落ちしてしまったグリフィス
しかし実はガッツと出会ったばかりのグリフィスは順調に成長方向に進んでいました
「現実家で人生を楽しめない」タイプ1のグリフィスはガッツと出会い、タイプ7的な長所「生きることの楽しさ」を学んでいきます
ここまでは順調だったのです
しかしガッツはグリフィスと対等な関係となる為にグリフィスの元を離れ、旅に出てしまいます
グリフィスはその行動にショックを受け「闇落ち」方向への生き方に転換してしまうのです
エニアグラムの後退方向
エニアグラムでは「成長方向」の逆に進む変化を「後退方向」と呼びます
タイプ1の「後退方向」【成長方向と逆ルート】
タイプ1(グリフィス)➡タイプ4➡タイプ2➡タイプ8➡タイプ5➡タイプ7➡タイプ1(グリフィス・一周して帰ってくる)
「成長方向」と逆の「後退方向」に進むキャラクター
それが俗に言う「闇落ち」キャラクターになります
では、タイプ1のキャラクターが後退方向に進むとどうなっていくのでしょうか?
キャラクターは1段階後退する度に「後退方向のタイプの短所」を身に付けていきます
①【タイプ1キャラクター:後退の第1段階】
タイプ4的な短所を身に付ける
タイプ4の短所は「現実から離れ空想の世界に逃げ込むこと」
グリフィスの心は現実の世界を離れ、空想的な世界である幽界(かくりよ)に逃げ込みます
②【タイプ1キャラクター:後退の第2段階】
タイプ2的な短所を身に付ける
タイプ2の短所は「ありがた迷惑、自己中心的な救済を施すこと」
グリフィスは他人の気持ちや意見を尊重せず、自分の描いた勝手な理想郷を周りに押し付けようとし始めます
③【タイプ1キャラクター:後退の第3段階】
タイプ8的な短所を身に付ける
タイプ8の短所は「周りに対して傲慢で強大な力を振るうこと」
グリフィスは新生鷹の団を結成、それは「慈愛の為の力」ではなく、「自分勝手な理想を押し付ける為の力」
④【タイプ1キャラクター:後退の第4段階】
タイプ5的な短所を身に付ける
タイプ5の短所は「人間に関心がない事、知識の方が人間よりも大切なこと」
グリフィスの行動は押し付けとは言え「人々を救う為に」始まったものでした
しかし、後退を続けるグリフィスは第4段階に入り、遂に人間への興味が失われていきます
そして世界の知識を求め始まるのです
⑤【タイプ1キャラクター:後退の第5段階・最終段階】
タイプ7的な短所を身に付ける
タイプ7の短所は「現実を顧みず、享楽に没頭すること」
第5段階に後退したグリフィスはすでに現実の事はどうでもよく、ただ眼の前の享楽、知識への欲求を求め続ける存在になってしまうのです
闇落ちキャラクターの作り方 まとめ
今まで色々なキャラクターの「成長方向」についてエニアグラムで解説をしてきました
しかし人は成長するだけではなく「後退する」事もあり、それもエニアグラムによって理論化されています
成長方向の解説の際に「成長方向は順番が大切で飛ばすことはできない」と書きました
「後退方向も順番が決まっていて、この工程を飛ばしたり順番を変えたりする事はできません」
エニアグラムはホント不思議な理論
今後、このブログを進めていき、もっとエニアグラムについて検証を深めていきたいと思います
【おまけ】
ガッツの成長
一方、グリフィスの元を離れたガッツはどうなったのでしょうか?
ガッツは苦しみながらも順調に正しい順番で成長の道を進んでいます
ガッツ(タイプ7)の成長方向は
タイプ7(ガッツ)➡タイプ5➡タイプ8➡タイプ2➡タイプ4➡タイプ1➡タイプ7
旅に出たガッツは魔法使いの弟子シールケ(タイプ5)に出会います
シールケから幽界(かくりよ)の世界の怖さ・付き合い方等の「知識」を得るガッツ
第1段階の成長です
次にガッツは幽界(かくりよ)での闘いに必要な「力」(タイプ8)「狂戦士の甲胄」を手にします
その「力」はすざましく、ガッツは「力」に飲み込まれそうになります
しかし先に手に入れた「知識」のおかげで、ガッツはなんとか「力」を制御する事ができるのです
知識(5)によって制御された力(8)を得る
第2段階の成長です
そしてキャスカを救う(タイプ2)為に妖精島へと上陸するガッツ
知識(5)によって制御された力(8)を使い、人を救済(2)する
第3段階の成長に向けて進みます
エニアグラム的には今後、第4段階、「自分とは何か」の確立(タイプ4の長所) を経て、最終段階「ありのままの現実を受け入れる」(タイプ1の長所)事により、ようやくグリフィスと肩を並べる事ができる関係に成長できるのです
キャラクターの成長を描くとは大変なものですね
完結に向けて作者の三浦先生には頑張って欲しいです
今後の展開を楽しみにしています
【おまけ2】
主要キャラクターの関係
【矢印は「憧れ方向(後退方向)」・逆に進むと「成長方向」になります】
タイプ8(キャスカ・ゾッド)➡タイプ5(シールケ)➡タイプ7(ガッツ・パック・イシドロ)➡タイプ1(グリフィス)➡タイプ4(ソーニャ)
今回はここまで
ちょっと、書きすぎたかもしれません
もっと単純化して書いた方がよかったかな?
ブログを書くのって楽しいけど難しいですね
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みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!