ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第1話より ©暁佳奈・京都アニメーション／ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は性格が似ている「アシタカ」と「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、タイプの見分け方について解説します
「
二人の共通点
まずは両者の共通点から見てみましょう
それは「非常に真面目で、理想を追い求めるが故に現実に苦しみ耐え忍ぶ性格」であること
アシタカ：「曇り無き眼で見定め 決める」
「もののけ姫」より Ⓒ 1997 Studio Ghibli・ND
ヴァイオレット：「愛してるを知りたいのです」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第1話より ©暁佳奈・京都アニメーション／ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
二人はタイプ1の「真面目さ」とタイプ9の「平和を求める心」と言う特徴を兼ね備えており、どちらの性格が主体なのかの判別が難しくなっていいます
この様な場合、「根源的な性格は何なのか」に注目していく必要があります
人は元から持っている「根源的な性格」の上にウィングや成長・闇落ち等による性格が追加されます
その様な「根源的な性格」を見つけようとする時、私は以下の4つの方法を使っています
今回はこの「4つの方法」を使って二人の根源的な性格を判別していきます
エニアグラム性格判別の4つの方法
① 1つ目の方法
「行動原理が本能・感情・思考のどれに基づいているのか」
タイプ9（アシタカ）の行動原理は本能から来ています
「曇り無き眼で見定め 決める」の言葉通り、行動原理の基準にはできるだけ感情と思考を排除し、本能（感覚）を研ぎ澄まそうとしている事が見て取れます
タイプ1（ヴァイオレット）の行動基準も同じく本能からきています
「愛してるを知りたいのです」の言葉から分かるようにヴァイオレットは「感情」の大切さは分かるのですが、それが何かが理解しにくい性格
また「思考」については、ほとんど重点を置いていません
二人共、本能を基準にしているのでこの判別方法は今回は使えませんが、本能・感情・思考の分類はエニアグラムの基本となります
② 2つ目の方法
「世界のどの場所にいるのか」
調べたいキャラクターが「世界のどの場所に自分を置いているのか」に焦点を当てる事は彼らの性格を判別する為の重要な材料となります
1：「世界の中心にいる」(攻撃タイプ) タイプ2・5・8
2：「自分の世界にいる」(防御タイプ) タイプ1・4・7
3：「世界と共にある」(調和タイプ) タイプ3・6・9
タイプ9（アシタカ）は周りと共にありたい性格、自分自身の個人的能力を高める事もありますが、それは最終的に仲間の役に立つための手段
仲間の為に自分自身の考えを柔軟に変えていきます
タイプ1（ヴァイオレット）は自分の世界にいる性格、周りの世界に近づこうとする事もありますが、それは最終的に自分の世界を確かめる為の手段
仲間とは言え、他人の為に自分自身の考えを変えることには大きな抵抗があります
③ 3つ目の方法
「世界との結びつき方」
調べたいキャラクターが「世界の事をどう考えている」のか、「世界とどういう関係で繋がっているのか」に注目する事でキャラクターの性格が見えてきます
1：「世界と否定的に結びついている」タイプ3・7・8
（世界の事が好き・世界は素晴らしい存在）
→（世界のことが嫌い・世界は怖い存在）
※2020/9/27訂正
2：「世界と肯定的に結びついている」タイプ1・2・6
（世界のことが嫌い・世界は怖い存在）
→（世界の事が好き・世界は素晴らしい存在）
※2020/9/27訂正
3：「世界と両価的に結びついている」タイプ4・5・9
（世界の事は好きでも嫌いでもない・世界はあるがままの存在）
※「両価的」とは否定と肯定、どちらでもあり、どちらでも無いと言う意味
タイプ9（アシタカ）は世界と両価的に結びついており、世界のことは好きでも嫌いでもありません
世界はあるがままの姿であって、悪い存在でも良い存在でもなく、客観的・冷静に世界を見ています
タイプ1（ヴァイオレット）は世界と否定的に結びついており、世界の事が嫌い、世界は怖いものだという認識があります
→世界と肯定的に結びついており、世界の事が好き、自分が正しくあれば世界は私を受け入れてくれるという認識があります
※2020/9/27訂正
④ 4つ目の方法
「周りのキャラクター達との関係」
エニアグラムではキャラクターの性格相性があり、主人公と親友、恋人、ライバル、宿敵などの重要なキャラクター同士はエニアグラムの直線で結びつく傾向があります
もののけ姫の物語の中でアシタカに対しての重要のキャラクターはサンとエボシ御前
各キャラクターには得手苦手があり、矢印方向（憧れ方向）のタイプを苦手としています
タイプ9（アシタカ）はタイプ6（サン）に憧れを抱き、タイプ3（エボシ御前）はタイプ9（アシタカ）に対して一目置いています
一方のヴァイオレット・エヴァーガーデンではヴァイオレット対しての重要のキャラクターはギルベルト少佐とホッジンス社長
各キャラクターには得手苦手があり、矢印方向（憧れ方向）のタイプを苦手としています
タイプ1（ヴァイオレット）にとってタイプ4（ギルベルト少佐）は憧れの存在、タイプ7（ホッジンス社長）は気楽に親しみが持てる関係
この様に調べたいキャラクターと強い関係を持った人物とセットで分析する事で、一人ひとりを個別に分析するより、分かりやすくなります
まとめ
この4つの方法を順番に行っていく事で性格判定の精度が上がります
どれか一つの方法だけだと修正するのが困難、ミスを起こす可能性が高いのですが、4つの判別方法を「交互に」使っていく事で分析が非常に正確になっていきます
（恥ずかしながらそれでも未だに判別ミスは結構あります、ご了承を）
皆様も自分のお気に入りのキャラクターを分析してみませんか？
きっとワクワクする様な新たな発見がいっぱい見られると思います
おまけ
私の好きなブログ「光と影のブログ」でタイプ9ｗ1と1ｗ9の見分け方についての解説がありました
とても素晴らしい分析でしたので、その中からいくつか抜粋して紹介させてもらいます
9ｗ1（アシタカ）と1ｗ9（ヴァイオレット）の違い
9ｗ1：高すぎる理想を持つが故に苦しむ
1ｗ9：何が理想か分からなくて苦しむ
9ｗ1：本当は傷つき易い人が敢えて冷静なフリをしている
1ｗ9：本当は合理的な人が人間らしい心を理解しにいく
共に真面目、誠意があるが、その基準が異なる
9ｗ1：個人の感受性
1ｗ9：社会的立場
アシタカとヴァイオレットの性格の違いを見事に表現しています
とても素晴らしい考察に溢れているブログですので、興味がある方は是非見てください
この下にリンクを貼っています
私もエニアグラムをもっと勉強していきたいです
【光と影のブログ】
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように！
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