こんにちは
楽しくないと生きていけない
がんべあです
今回は冬の新作アニメ「ケムリクサ」のキャラクターをエニアグラムで分析します
色々なマンガや小説のキャラクターをエニアグラムで分析して、それを「創作活動に活かしていこう」と言うコンセプトでブログを書いています
「ケムリクサ」のキャラクター構成
【簡単な物語の説明】
日本の未来っぽい暗闇と廃墟が広がる世界
そこではケムリクサと呼ばれる不思議な能力を持つ「葉っぱ」が存在していた
ケムリクサの力を使い、ほそぼそと生きているりん、りつ、りなたちの3姉妹
そこに記憶喪失の少年わかばが現れストーリーは始まります
「謎」とそれを解き明かす「ヒント・情報量」が多く、セリフの一つ一つも聞き逃がせません
推理小説を読んでいる気分になります
現在、第4話まで放映中
主人公が二人いますが、今回は男の子(わかば)の方に絞って分析します
さて、エニアグラムを使って分析してみましょう
【メインキャラクター】
主人公:りん
(タイプ1:こだわり=「完璧主義・理想・正義」)
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
もう一人の主人公・わかば(今回分析する主人公)
(タイプ7:こだわり=「楽しさ・夢・冒険」)
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りんの姉妹:りつ
(タイプ9:こだわり=「平和・安らぎ・マイペース」)
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りんの姉妹:りな
(りなっち、りなじ、りなよ、りなむ、りなこ)
(タイプ2:こだわり=「人助け・思いやり・慈愛」)
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
各キャラクターの後ろの「タイプ」はエニアグラムにおける分類になります
より詳しく知りたい方はこちらで確認してください
この他にすでに死亡した姉妹たちが3人います
本編の会話で名前(りょく・りょう・りく)は出てきますが、まだオープニング(とエンディングにシルエット)にしか姿は出ていません
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
「憧れ」と「成長方向」
エニアグラム分析をする時に便利なのが「憧れ」と「成長方向」
この2つに注目して分析を進めます
エニアグラムの「憧れ」
エニアグラムでは各タイプには求めるもの・憧れがあるとされています
タイプ7の憧れはタイプ1
「わかば(主人公)」(タイプ7)の憧れは「りん」(タイプ1)
このブログをいつも読んでくれている人にはお馴染みのタイプ7とタイプ1のカップルですね♪
真面目で堅物のりんちゃんはわかばくんから「グイグイくる憧れ」を向けられてドキドキしちゃいます
しかし本人はその胸の高まりの原因を理解できません
実にタイプ1っぽくて可愛いのです
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
「成長」と「憧れ」には強い関係があります
「わかば」は憧れである「りん」を理解する為に成長していかなくてはなりません
エニアグラムの「成長」
エニアグラムではその成長方向に一定のルールがあるとしています
「あるタイプの主人公」は「他のタイプのキャラクターの長所」を学ぶ事で成長していき、その順番は決まっていると言うのです
わかばはタイプ7(こだわり=「楽しさ・夢・冒険」)
タイプ7キャラクターの成長方向は
タイプ7(わかば)➡タイプ5➡ タイプ8➡ タイプ2➡ タイプ4➡ タイプ1➡ タイプ7(1周して戻ってくる)
主人公わかばの成長ルートにメインのキャラクターを当てはめてみます
タイプ7:わかば
➡ タイプ5:?
➡ タイプ8:?
➡ タイプ2:りな
➡ タイプ4:?
➡ タイプ1:りん
➡ タイプ7(1周して戻ってくる)
色々と抜けていますね
ここでオープニングの映像を見返してみましょう
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
「メガネっ娘」と「活発娘」と「芸術家気質」な女の子が映っているではありませんか!
おそらく彼女たちの性格と名前はこうでしょう
りんの姉妹:りょく
(タイプ5:こだわり=「知識・分析・倹約」)
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りんの姉妹:りょう
(タイプ8:こだわり=「力・戦い・義理人情」)
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りんの姉妹:りく
(タイプ4:こだわり=「個性・ロマン・創造性」)
©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
この3人を主人公わかばの成長ルートにメインのキャラクターを当てはめてみると
タイプ7:わかば
➡ タイプ5:りょく
➡ タイプ8:りょう
➡ タイプ2:りな
➡ タイプ4:りく
➡ タイプ1:りん
➡ タイプ7(1周して戻ってくる)
綺麗に当てはまります
おそらくストーリーが進むと主人公のわかばくんはこの順番で姉妹たちと会ってその度に成長していくのでしょう
そして成長の最終段階でりんさんを理解し受け入れる事ができるのです
しかしいくつか疑問があります
疑問1:「りなちゃんはすでに登場しているけど?」
そうですね
しかし、りなちゃんの本体は物語ではずっと眠ったままの状態
今会っているのはりなちゃんの分身です
わかばくんがりょくとりょうとの出会いの後、りなちゃんが覚醒(本当の理解)する流れなのではないでしょうか
メイドインアビスでも使われている
「会っているけど、まだ本当に理解はしていない状態、本当の理解はきちんと成長の順番を経てから行われるパターン」
かと思います
疑問2:りつさん(タイプ9)はどこに入るの?
これが大きな疑問です
私の考えではりつさんは影(大人視線)の主人公と思っています
わかばくんが「少年目線」でりんちゃんへの憧れをベースに成長していく一方
「世界の謎」はりつさんの成長によって「大人の視線」で解き明かされていくのではないかと分析しています
タイプ9キャラクターの成長方向は
タイプ9(りつ)➡タイプ3➡ タイプ6➡ タイプ9(1周して戻ってくる)
まだ登場していないタイプ3とタイプ6のキャラクター(アイテムや出来事かもしれませんが)がりつの前に現れて世界の謎が解き明かされていくと面白いのですけどね
ちょっと深読みしすぎかもしれません
まとめというか感想
ケムリクサ、謎が多くて沢山の想像ができるのがとっても楽しいです
今回、色々と推察してみましたが、エニアグラムを使った物語構成考察
いかがでしたでしょうか?
当たる当たらないが問題なのではなく、こうして分析することでイメージトレーニングをしていく事が「自分自身の成長」の為になると思います
好きな作品を分析することで、自分が作品を作る時に活かしていければと思っています
今回はここまで
この記事があなたの「創作活動」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!
【次回記事】
【「主人公のエニアグラム的成長」に興味がある方はこちらの記事もどうぞ♪】