がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

闇落ちキャラクターの作り方:アニメ「DEATH NOTE」をエニアグラム分析する

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こんにちは

楽しくないと生きていけない

がんべあです

 

今回は「DEATH NOTE」の主人公夜神月の「闇落ち」についてエニアグラムで分析します

 

エニアグラム」とは人の思考・性格・行動のパターンを知ることができる便利ツール

エニアグラムでは人の性格を「9つのタイプ」に分けて分析します

 

色々なマンガや小説のキャラクターをエニアグラムで分析して、それを「創作活動に活かしていこう」と言うコンセプトでブログを書いています


 

DEATH NOTE」のキャラクター構成

 

【簡単な物語の説明】

名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦(Wikipedia

 

少年漫画には珍しい主人公の闇落ち

夜神月とLによる手に汗握る闘いに目が離せませんでした

 

さて、エニアグラムを使って分析してみましょう

 

【メインキャラクター】

主人公:夜神月

タイプ1:こだわり=「完璧主義・理想・正義」)

 

宿敵:L

タイプ4:こだわり=「個性・ロマン・創造性」)

各キャラクターの後ろの「タイプ」はエニアグラムにおける分類になります

より詳しく知りたい方はこちらで確認してください

gunber.hatenablog.com

 

 

「憧れ」と「成長方向」

 

エニアグラム分析をする時に便利なのが「憧れ」「成長方向」

この2つに注目して分析を進めます

 

エニアグラムの「憧れ」

 

エニアグラムでは各タイプには求めるもの・憧れがあるとされています

タイプ1の憧れはタイプ4

 

夜神月(タイプ1)の憧れはL(タイプ4)

 

主人公の憧れのタイプが敵に回った時、それは宿敵となります

 

 

 

「成長」と「憧れ」には強い関係があります

 

 「夜神月」は宿敵である「L」に勝利する為に成長していかなくてはなりません

 

 

エニアグラムの「成長」

 

エニアグラムではその成長方向に一定のルールがあるとしています

「あるタイプの主人公」は「他のタイプのキャラクターの長所」を学ぶ事で成長していき、その順番は決まっていると言うのです

 

夜神月タイプ1(こだわり=「完璧主義・理想・正義」

  


タイプ1キャラクターの成長方向は

 タイプ1(夜神月)➡ タイプ7➡タイプ5➡ タイプ8➡ タイプ2➡ タイプ4➡ タイプ1(1周して戻ってくる)

真面目に考えすぎのタイプ1は、タイプ7の楽天的な所から学ぶ事が成長への第一歩となります

完璧主義でいつも気を張るのではなく、心を楽にして「眼の前の人生を楽しむこと!」

 

しかし、夜神月はこのルートを辿れませんでした

彼が辿ったのは闇落ちルート

 


タイプ1キャラクターの闇落ち(後退)方向は

タイプ1(夜神月)➡ タイプ4➡タイプ2➡ タイプ8➡ タイプ5➡ タイプ7➡ タイプ1(1周して戻ってくる)

 

「闇落ち」の過程をもう少し詳しくみてみましょう

闇落ちの第1段階

タイプ4的な個性(デスノートを獲得する

 

タイプ1のキャラクターが個性を「正しく得る為」には本来、成長方向に沿って長いルートを順番に進んでいく必要があります 

 

 それをショートカットしていきなり個性を得ると、間違えた個性(タイプ4のマイナス面)を獲得してしまう状態になるのです

 

 闇落ちの第2段階

タイプ2的な「お節介的な救済」と言う短所を身に着けます

 

夜神月デスノートを使って、この世界を「救済」しようと考え始めます

 

闇落ちの第3段階

タイプ8的な「力だけを頼りにする自己中心性」と言う短所を身に着けます

 

夜神月デスノートを使って、この世の救済を「実行」し始めます

 

闇落ちの第4段階

タイプ5的な「知識を重視し人間性を軽視する」と言う短所を身に着けます

 

夜神月は最初は「この世界を平和にする」と言う人々の為に動き出したはず

しかし、この段階に進むともう彼の目に人々は映っていません

彼は人間性を無視し「知識・知恵と謀略」の世界を重視します

 

闇落ちの第5段階(最終段階)

タイプ7的な「責任から逃避し目先の快楽を追い求める」と言う短所を身に着けます

 

夜神月の闇落ちは最終段階に入り、「現実から目を背け逃げまくります」

そして「目先の快楽」だけを追い求める様になっていきます

 

 

 これが夜神月の闇落ち過程になります

 

まとめというか感想

 

最初は「人々の為」に動いていたはずなのですが、いつの間にか「人々」の事を忘れ去ってしまう

これが闇落ちの怖い所

 

 「闇落ち」も踏ん張れば誰かが助けに来てくれる事があります

ダースベイダーがいい例でしょう

gunber.hatenablog.com

 

 「闇落ち」キャラクターの救済

難しいテーマですが、いつかマンガで描けるといいなと思っています

 

 

今回はここまで

 

この記事があなたの「創作活動」に少しでもお役に立てると嬉しく思います

みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!

 

 

 【「主人公の闇落ち」に興味がある方はこちらの記事もどうぞ♪】

gunber.hatenablog.com