こんにちは
楽しくないと生きていけない
がんべあです
今回は「闇落ち」キャラクターの紹介
「ダース・ベイダー」のエニグラム分析【後編】です
前編はこちら
ダース・ベイダーは何故「闇落ち」から戻る事ができたのか?
「それはダース・ベイダーがじっと耐えていたから」だと思います
前回説明した通り、ダース・ベイダー(アナキン)は愛するパドメを失う事を恐れ、エニアグラムでの後退方向(闇落ち)に進み始めます
タイプ7(アナキン)の後退方向は
タイプ7(アナキン)➡タイプ1➡タイプ4➡タイプ2➡タイプ8➡タイプ5➡タイプ7(1周して帰ってくる)
【後退の第1段階】
「タイプ1的な短所を学ぶ」
タイプ1の短所は「何事も、ねばならない、すべきであると考えてしまうこと」
【後退の第2段階】
「タイプ4的な短所を学ぶ」
タイプ4の短所は「現実から離れ空想の世界に逃げ込むこと」
しかしダース・ベイダーはここで踏みとどまりました、次の第3段階(タイプ2的な短所を学ぶ道)へ進もう(後退しよう)とはしなかったのです
【後退の第3段階】は次の通り
「タイプ2的な短所を学ぶ」
タイプ2の短所は「ありがた迷惑、自己中心的な救済を施すこと」
「闇落ち」したキャラクターはどんどん後退していった方が楽に生きられます
(少なくともその瞬間はですが・・・)
ダース・ベイダーはあえて踏みとどまり、苦しい選択をしたのです
では、そのまま後退していくとどうなるのでしょうか?
銀河帝国皇帝ダース・シディアス(パルパティーン)がその姿を表しています
ダース・シディアスの後退について分析してみます
若き日の彼はタイプ1の生真面目さもあり、共和国の政治家の一人として良き政治をしようと真面目に取り組んでいたと思います
しかし、周りは政治家も民衆も腐敗しまくっています
その様子に絶望した彼は闇落ちしたのでしょう
タイプ1(ダース・シディアス)の後退方向は
タイプ1(ダース・シディアス)➡タイプ4➡タイプ2➡タイプ8➡タイプ5➡タイプ7➡タイプ1(1周して帰ってくる)
【後退の第1段階】
タイプ4的な短所を身に付ける
タイプ4の短所は「現実から離れ空想の世界に逃げ込むこと」
パルパティーンは腐敗した現実から目を反らし、空想の理想の世界に逃げ込みます
そこで見つけたのは「フォースの暗黒面」
【後退の第2段階】
タイプ2的な短所を身に付ける
タイプ2の短所は「ありがた迷惑、自己中心的な救済を施すこと」
この腐敗した世界を救わなくては!
彼はフォースの暗黒面を使い、世界を救おうと決意します
しかし、それは自己中心的な救済、人々の気持ちを無視したものです
【後退の第3段階】
タイプ8的な短所を身に付ける
タイプ8の短所は「周りに対して傲慢で強大な力を振るうこと」
彼は力を身に付け、着々とその野望を成し遂げていきます
そして銀河帝国皇帝にまで登り詰めます
【後退の第4段階】
タイプ5的な短所を身に付ける
タイプ5の短所は「人間に関心がない事、知識の方が人間よりも大切なこと」
そして、後退の第4段階に入ると、もはや人間には興味がなくなり、「世界の知識」だけを追い求めるようになります
【後退の第5段階】(最終段階)
タイプ7的な短所を身に付ける
タイプ7の短所は「現実を顧みず、享楽に没頭すること」
後退の最終段階では彼は現実を忘れ、「知識」のみを追い求める快楽に没頭していきます
エニアグラム的には「後退方向」に進むとこの様な経過を経て、キャラクターは後退していきます
おそらく、ダーク・シディアスもこの様な後退の結果、あの様な姿になったのだと思います
ダース・ベイダーは踏み留まった!
ダース・ベイダーは皇帝の様に、どんどんと後退方向へ進まず、第2段階で踏み留まりました
一度、後退方向に進みだすと、踏み留まることは大変です
「皇帝の楽しそうな姿」と「ダース・ベイダーの苦しそうな姿」を見ると判る通り、先に進むほうが楽なのです
ダース・ベイダーは踏み留まったおかげで、息子であるルークによって暗黒面から開放される事ができたのだと思います
あのまま、何も考えずに流れのままに後退方向へ進み、皇帝の様な姿になっていれば、救いは無かったでしょう
今回はここまで
この記事があなたの「創作活動」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!