がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

闇落ちキャラクターの作り方:映画「ダース・ベイダー」をエニアグラム分析する【前編】

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こんにちは

楽しくないと生きていけない

がんべあです

 

今回は「闇落ち」キャラクターの紹介

闇落ちキャラクターの代表格

ダース・ベイダー」をエニグラムで分析します

 

初めての方へ

このブログは創作活動をしている人に向けて物語の作り方である「13フェイズ」理論とキャラクターの作り方「エニアグラム」理論を紹介するページです

創作をしていない人でも気軽に読んでいただければと思います

 

エニアグラム」とは人を9つのタイプの性格に分けて分析する性格類型論

マンガや小説を書く時のキャラクター作成にとても役に立つ理論だと思います

この便利な理論を皆様に知ってもらいたくブログを書いています

 

ダース・ベイダー」のエニアグラム分析「夢を求める少年」が何故闇に落ちたのか?

 

 ダース・ベイダーエニアグラムではタイプ7に分類されます

タイプ7の特徴を見てみましょう

タイプ7キラクターの特徴

【こだわり】「楽しさ・夢・冒険」

肯定的な呼び方「快活な人タイプ」

否定的な呼び方「自分勝手な人タイプ」

・人生を楽しみつくそうとする

・落ち着きがない

・気さくでさっぱりとした性格

・ヤンチャで子供っぽい

・感情的な人を嫌う

・アイデアマン、思いつきが多い

・逃げ足が早い

・あき性

・用心深く慎重なところがある

・暗くて神経質、堅物な側面がある

・寂しがり屋で、かまわれたがり

・軽薄

 

 

「いや、これは違うでしょ」と突っ込みをいれたくなる分析ですね

 

エニアグラムの分析は表面上の性格(ペルソナ)ではなく、キャラクターの内にある「本当の性格」の事を意味します

 

映画の中では「感情がなく」「冷酷」「冷静沈着」に見えるダース・ベイダー

 

しかし、それは彼が後で身に付けたペルソナ(仮面)

彼の本来の性格はエピソード1「ファントム・メナス」に登場するアナキン・スカイウォーカーの分析をする必要があります

 

ファントム・メナス」に登場するアナキン・スカイウォーカーダース・ベイダーの少年時代

 

アナキンのこだわりは「楽しさ・夢・冒険」

正にタイプ7的性格のキャラクターです

 

 彼が闇に落ちた過程を追ってみましょう

 

 

エニアグラムの成長方向

 

 アナキンは映画の中でエニアグラムの成長方向」に沿って成長していきます

エニアグラムの成長方向」とは各タイプのキャラクターが成長する道筋を示したもの

あるタイプのキャラクターは他の各タイプの長所を順番に身に付けていく事で成長する事ができます

gunber.hatenablog.com

 

 

タイプ7(アナキン)は次の流れによって成長することができ、この順番を飛び越えて成長する事はできません

 

タイプ7(アナキン)➡タイプ5➡タイプ8➡タイプ2➡タイプ4➡タイプ1➡タイプ7(1周して帰ってくる)

  

アナキンの成長の第1段階

 

「タイプ5的な長所を学ぶ」

タイプ5の長所は知識を学ぶこと

 

アナキンオビ・ワン(タイプ5)と出会い、フォースの知識を身に着けていきます

 

「フォースの知識を得る」

 

これが成長の第1段階

 

アナキンの成長の第2段階

 

「タイプ8的な長所を学ぶ」

タイプ8の長所は力強いこと

アナキンはフォースの知識を得る事により、実力を付けていきます

そしてジュダイの騎士になる事ができます

 

「フォースの力を得る」

 

これが成長の第2段階

 

アナキンの成長の第3段階

 

「タイプ2的な長所を学ぶ」

タイプ2の長所は慈愛

アナキンはジュダイの騎士となり、人々の為に闘います

そして、パドメとの愛を深めていきます

 

「愛の為に行動する」

 

これが成長の第3段階

 

アナキンの成長の第4段階

 

「タイプ4的な長所を学ぶ」

タイプ4の長所は自分を知る事

アナキンが正常に成長する為には人々の為に闘う中で、自己確立をする必要がありました

 

順調に成長してきた彼はここでつまづいてしまいます

 

「自分とは何か?」

 

最愛の人を亡くす時、彼はその状況と立ち向かい、愛する人を含む周りの環境に惑わされない「自分自身の譲れない想い」を発見する事が成長への道筋だったのです

 

しかし、アナキンは自分自身の心から目を逸らし、逃げてしまいます

 

第4段階の成長に失敗したアナキン

彼は成長とは逆方向、闇落ち方向に向かって進みだすのです

 

アナキンがダース・ベイダーになる過程

 

エニアグラムでは「成長方向」と逆に進む事を「後退方向」と言います

これが俗に言う「闇落ち」状態です

 

「後退方向」にも順序があります

それは「成長方向」とは真逆の方向

タイプ7アナキン)の後退方向は

タイプ7(アナキン)➡タイプ1➡タイプ4➡タイプ2➡タイプ8➡タイプ5➡タイプ7(1周して帰ってくる)

  

アナキンの後退の第1段階

 

「タイプ1的な短所を学ぶ」

タイプ1の短所は何事も、ねばならない、すべきであると考えてしまうこと」

 

自由な発想が失われ、眼の前の一つの事しか見えなくなります

「パドメを失いたくない」

それしか見えなくなったアナキンは通常では絶対に選ばない判断をしてしまいます

 

これが後退の第1段階

 

アナキンの後退の第2段階

 

「タイプ4的な短所を学ぶ」

タイプ4の短所は「現実から離れ空想の世界に逃げ込むこと」

 

ここで遂にアナキンダース・ベイダーとなります

現実の自分自身から逃げ、空想の中の自分、ペルソナであるダース・ベイダーとして生きていくことになるのです

これが後退の第2段階

 

これがダース・ベイダーの辿った成長と後退の流れになります

 

なぜダース・ベイダーは闇落ちから逃れることができたのか?

 

エピソード6「ジェダイの帰還」でダース・ベイダーは「闇落ち」から開放されます

 

何故、それができたのでしょうか?

それは後編で説明していきたいと思います

 

エニアグラム判定が難しいのはこうしたペルソナの存在があるから

一見、あるタイプに見えたキャラクターでもよく見ていくと本当のタイプが見えてくる事が多々あります

難しいけど、これが人間の面白い所なのです

 

今回はここまで

 

この記事があなたの「創作活動」に少しでもお役に立てると嬉しく思います

みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!

 

 

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