こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回のテーマは「愛」
今回から不定期連載で各タイプが目指す「理想の愛のかたち」をエニアグラム分析します
第1回の今回は完璧主義者(タイプ1)の求める愛について
一言に「愛」と言ってもその捉え方は人によって大きく異なります
「信頼されたい」「同じ道を歩みたい」「愛する人のために犠牲になれる」「いたわり励まし合いたい」「理解されたい」「相手を尊重したい」「信じ合いたい」「支え合いたい」「やさしくかまわれたい」「楽しく過ごしたい」「一生守り通したい」「苦難を救いたい」「穏やかに過ごしたい」「ありのままに受け入れ合いたい」などなど…
どんな愛のかたちを理想とするのか?
この連載ではマンガやアニメのキャラクター達を観察、各タイプの「理想の愛」について解説していきます
上の図がエニアグラム
エニアグラムはキャラクターを9つの性格に分類して捉えています
「完璧主義者」「献身家」「達成者」
「芸術家」「観察者」「堅実家」
「楽天家」「統率者」「調停者」の9つ
それぞれをタイプ1からタイプ9と呼びます
各タイプが求める「理想の愛のかたち」は大きく異なります
タイプ1が描く「理想の愛のかたち」は次の通り
タイプ1(完璧主義者)の愛のかたち
【タイプ1】は、愛する人に信頼されて、同じ道を前を向いて、ともに歩んでいくことが、理想的な究極の愛の形だと考えています
(「究極のエニアグラム」竜頭万里子著 より)
タイプ1(完璧主義者)が「理想の愛」を目指す時、求めるポイントは次の2つ
①「相手に信頼される」
②「同じ道を前向いてともに歩む」
①「相手に信頼される」
タイプ1は正義を重んじます
堅苦しく几帳面で融通が効かない性格
しかしその内面はとても臆病でさみしがり屋
タイプ1は「理想の愛」を求める時「相手からの信頼」を得る事を重視します
アニメ・マンガのシーンからそれを見てみましょう
タイプ1(完璧主義者)のヴァイオレットは少佐からの信頼を得ようと必死で命令を遵守します
「信頼」とは「無条件で相手の事を信じて頼ること」
それは「信じて未来を託す事」
タイプ1のキャラクターが必要以上に無理をしている理由、それは「相手から信頼される存在」になりたいから
同じくタイプ1のケムリクサの主人公りん
物語の中盤「仲間たちの未来を託す重要な場面」で、もう一人の主人公わかばとの会話
【ケムリクサ 7話より】
わかば:「りんさんはどうしたいですか?もしりんさんがしたいことがあるのなら…僕が言っていいか分かりませんけど皆さんそれをすごく聞きたがってると…」
りん:「私は…原因を見つけてなんとかしたい…。見えない不安に怯えずにみんながほっと暮らせるならそれを叶えたい…」
(中略)
わかば:「でもこうして水だって見つかったし できることも増えてるし 安心できる暮らしもきっと見つかりますよ!きっとあるからみんなで探しましょう!」
りん:「はっ」
タイプ1にとって「信頼される(無条件で信じられる事)」はとても大切
そういう存在として相手から認められたい
それがタイプ1の求める「究極の愛のすがた」の1つ目の要素
②「同じ道を前に向いてともに歩む」
タイプ1が「理想の愛」に求める2つ目の大切な要素
それが「愛する人と同じ道を前を向いてともに歩むこと」
【響けユーフォニアム 8話より】
麗奈:「私、本当はさ。前からも思ってたの、”久美子と遊んでみたいな”って」
久美子:「えっ??」
麗奈:「……久美子って性格悪いでしょ?」
久美子:「もしかして、それ悪口?」
麗奈:「褒め言葉。中三のコンクールの時、”本気で全国いけると思ってたの?”って、聞いたんだよ?性格悪いでしょ?」
久美子:「いや…あれは純粋に気になったから…てか、やっぱりそれ悪口」
麗奈:「ちがう。これは・・・愛の告白」
麗奈:「ねぇ、お祭りの日に山に登るなんてバカなこと…他の人はしないよね
久美子ならわかってくれると思って…
私、興味ない人とは仲良くなろうと思わない
当たり前に出来上がってる流れに、抵抗したいの
わかるでしょ?」
久美子:「わかるよ、高坂さんの気持ち」
「麗奈」
麗奈:「私、特別になりたいの
他の奴らと、同じになりたくない
だから私は、トランペットやってるの
他の人と同じにならないために」
久美子:(私は今この時なら、命を落としても構わないと思った)
「響けユーファニアム」から麗奈の告白シーン
タイプ1のキャラクターは理想が高く、自分にも他人にも実に厳しい
そんな大きな理想に向かって前を向いて共に歩んでくれる存在
そういう人をタイプ1は求めています
同じくタイプ1の女の子、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の麻衣
【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
3話より】
咲太:「麻衣さんのせいですげー注目されてる。職員室でお説教とか憂鬱だなあ」
麻衣:「いいじゃない」
麻衣:「私も一緒に怒られてあげるから!」
咲太:「ま、それなら悪くないか」
タイプ1のキャラクターが進む道は厳しく険しい
そんな厳しい道を共に歩んでくれる存在を見つける
それがタイプ1の理想の愛のかたちなのです
まとめ
タイプ1は愛する人に信頼されて、同じ道を前を向いて、ともに歩んでいくことが、理想的な究極の愛の形
ポイントは「肩を並べて共に歩く」事
決してどちらかが前に立って進むのではありません
最後に私にとってタイプ1を表す印象的なセリフを紹介します
【ベルセルク 6巻より】
グリフィス:「決して人の夢にすがったりしない、誰にも強いられることなく、自分の生きる理由は自ら定め進んでいく者
そして、その夢を踏みにじる者があれば全身全霊をかけて立ちむかう
たとえそれがこの私自身であったとしても…私にとって友とは、そんな“対等の者”だと思っています」
対等な立場のパートナーとお互いを認め信頼し合う
そして、時には協力し、時には争いながらも、共に前に向かって進みたい
タイプ1キャラクターの理想の愛が詰まった印象的なセリフだと思います
【オマケ】
タイプ1の主なキャラクター
りん(ケムリクサ)
ヴァイオレット・エヴァーガーデン(ヴァイオレット・エヴァーガーデン)
音無 響子(めぞん一刻)
ソフィー(ハウルの動く城)
グリフィス(ベルセルク)
桃喰 綺羅莉(賭ケグルイ)
高坂 麗奈(響け! ユーフォニアム)
ダイアナ(リトルウィッチアカデミア)
大野晶(ハイスコアガール)
空 銀子(りゅうおうのおしごと!)
桐須 真冬(ぼくたちは勉強ができない)
河嶋 桃(ガールズ&パンツァー)
今回はここまで
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【エニアグラムって何?と言う方はこちらの記事を!】
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