こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は「ぼくたちは勉強ができない」のキャラクター達をエニアグラムを使って分析します
「できない奴をわかってやれる男になれ. できない奴の気持ちがわかるのは、できなかった奴だけだから」
このお話の主人公成幸が父親に言われた言葉
いい言葉ですよね
ヒロイン達もみんな可愛いし大好きなアニメです
今回キャラクター分析に使用するエニアグアムはとっても面白い理論
マンガやアニメのキャラクターを考察する時にとても便利
私と一緒に勉強してみませんか?
【ぼくたちは勉強ができないのストーリー】
一ノ瀬学園に通う高校3年生唯我成幸
貧しい家族を楽にさせるために特別VIP推薦を目指し努力している彼に学園長から推薦が降りる
それにはある条件があった
緒方理珠と古橋文乃の2人の教育係に就き、2人が志望する大学に合格させる事
これが思っていた以上に大変、過去に何人もの教育係が2人の教育に挫折している
諦めようとする主人公成幸、しかし父から言われた言葉を思い起こす
「できない奴をわかってやれる男になれ. できない奴の気持ちがわかるのは、できなかった奴だけだから」
3人目のうるかも加わりドタバタ賑やかに進むラブコメストーリー
メインキャラクターの性格
お話のメインとなるキャラクター達をエニアグラムで表してみます
唯我 成幸(ゆいが なりゆき):主人公
エニアグラムではタイプ7
こだわり=「楽しさ・夢・冒険」
タイプ7は元々の性格は好奇心の塊、熱しやすく冷めやすい楽天家
孫悟空(ドラゴンボール)やエレン(進撃の巨人)等がこのタイプ
しかし、成幸は本編では「コツコツと地道に勉強をする努力家」として描かれています
まるでタイプ5の様な行動
「熱しやすく冷めやすく地に足のつかない」のが特徴のタイプ7らしくありません
どうしてでしょうか?
その答えは主人公が成長しているから
詳しい事は後で説明いたしますね
緒方 理珠(おがた りず)は「理論派の学者タイプ」
エニアグラムではタイプ5
こだわり=「知識・分析・倹約」
知識を貯め込むのは大好きで自信過剰、しかし実践は苦手。それがタイプ5
ホームズやヤン(銀河英雄伝説)がこのタイプ
理珠:「えっ?い、いや私は…」
うるか:「あれ!もしかしてリズりんも泳げなかった?」
理珠:「心外です。あまり見くびらないで頂けますか?武元さん」
文乃:「いやぁぁ!みっちゃーん!」
うるか:「リズりんってさ…結構意味もなく強がるよね」
成幸:「めちゃくちゃ同類じゃねーか!」
(ぼくたちは勉強ができない 第2話より)
古橋 文乃(ふるはし ふみの)は「清楚なお嬢様」
エニアグラムではタイプ6
こだわり=「ルール・堅実・責任感」
アニメで清楚だけど芯が強いお姫様・お嬢様が出てきたら、それはタイプ6
困った事があると考えずぎて右往左往、一周回ってダメな言葉を発したりしちゃいます
文乃:「あ、でも…暗記がちょっと得意なだけで普通の英語のテストは平均点くらいだよ?ほら!暗記なんて誰にでも出来るし!」
(ぼくたちは勉強ができない 第2話より)
武元 うるか(たけもと うるか)は「本能で動く肉体派」
エニアグラムではタイプ8
こだわり=「力、戦い・義理人情」
義理と人情を大事にする肉体派、本能に従って行動するのがタイプ8
一方、相手の感情や考えを読むのはあまり得意ではありません
うるか:「あーもう分かってない!あたしにとってものを覚えるってことがどれほどしんどいことか!」
(ぼくたちは勉強ができない 第2話より)
桐須 真冬(きりす まふゆ)は「冷静な現実主義者」
エニアグラムではタイプ1
こだわり=「完璧主義・理想・正義」
頑固一徹、理想を追い求める性格
自分にも相手にも言うことが厳しくトゲがありますが、悪気がある訳ではなく、単に人付き合いが苦手なだけ。それがタイプ1
星一徹やりん(ケムリクサ)などがこのタイプ
真冬:「凡庸…いっそ稚拙と言ってもいい見解ですね」
(ぼくたちは勉強ができない 第2話より)
上の図はエニアグラム
エニアグラムは9つの性格タイプを円と直線で結んだ図形の事
線で結ばれたタイプは深い関係があります
主人公成幸を中心にそれぞれヒロイン達が線で結ばれており、相性が良い関係になっている事が分かります
成幸の「成長」とラスボス
成幸がタイプ7らしく見えない訳
「それは成幸が成長しているから」
エニアグラムで示された性格は「本当の自分の性格」「素の自分」
人は成長していく事で「本当の自分の性格」を土台として他のタイプの良い所を身に着けていく事ができます
詳しく見ていきましょう
エニアグラムでは人の成長には順番があります
タイプ7は次の順番で成長していきます
①:勉強する
②:勉強して力を身に付ける
③:身に付けた力を使って周りの人を助ける
④:人助けをする中で「自分とは何か(個性)」を見つける
⑤:「自分とは何か」を見つける事で、ありのままの現実を受け入れる事ができる
これがエニアグラムにおける成幸の成長ルート
そして、成幸の成長の最終段階にいるのが桐須 真冬、このお話のラスボスと言う構成になっています
幼い時に勉強のできなかった成幸は父の言葉を受けて、勉強し実力を身に着けました
成幸:「父ちゃん悔しいよ!あんなに頑張ったのにまたダメだった…」
父:「いいじゃねーか。伸び代がたっぷりあるってこった。始めから出来ちまう奴よりずっといい
なぁ成幸。今の悔しさだけは忘れちゃならねーぞ。お前は出来ない奴を分かってやれる男になれ。出来ない気持ちが分かるのは、出来なかった奴だけだからな」
(ぼくたちは勉強ができない 第1話より)
①「勉強」して②「実力」を付ける、これが第1段階と第2段階の成長
成長した成幸の「地道に勉強する」姿はまるでタイプ5の様に見えます
これが物語の中で成幸が一見タイプ7に見えない理由
そして身に付けた実力を使って文乃と理珠(後にうるかも加わります)を③「助ける」
「ぼくたちは勉強ができない」は成幸の「第3段階の成長」を描いたストーリーなのです
文乃:「こ、これ!まさか、丸々一冊ずつ…」
理珠:「私たちの為に作った、アドバイスノート?」
成幸:「昨日忘れてった問題集見て、お前らがどこで躓きやすいか…なんとなく分かったからな」
理珠:「な…ということは一晩でこれを?でも何故…」
成幸:「わかんねーもん苦手意識持ったまま無理やりやったって…余計分かんなくなって辛いだけってこと、思い出したんだ
俺も昔は笑っちまうほど勉強出来なくてさ…いくら勉強しても全然成績伸びなくて。だから…お前らの、出来ない悔しさはよく分かるっつーか…
いくら天才だって、本当にやりたいことが出来ないんじゃ決して幸せとは言えないもんな。だからさ…
お前らのこと、幸せにしてみせるから!俺を信じて付き合ってくれ!」
(ぼくたちは勉強ができない 第1話より)
おそらく物語が進むと成幸は次の第4段階の成長④「人助けをする中で自分とは何か(個性)」を見つけ、そして最終的に第5段階⑤「楽しい事、苦しい事全部を含んだありのままの現実を素直に受け入れられる」人物に成長できると言うお話の流れになっていくと思います
成幸が第5段階、最終段階の成長をする事で、ようやくラスボス桐須 真冬の抱えている苦しみに答えられる様になるのです
いいお話になりそうで今から楽しみ♪
ウキウキしちゃいますね
今回はここまで
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