こんにちは
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がんべあです
今回はアニメ作品に登場する魅力的な悪役・ヴィラン達についてエニアグラム分析をします
【「エニアグラム」を全く知らない方はこちらの記事をどうぞ】
※アニメと言いつつ特撮や小説等のキャラクターも含まれています、ご了承ください
宿敵
以前の記事で「宿敵」について述べました
「宿敵」は主人公に敵対する最強の悪役キャラクター
この記事でのポイントは次の通り
「宿敵は『主人公の性格』の憧れ方向の性格であり、主人公の成長の最終目標である事」
詳しく知りたい方はこちらの記事で確認してください
今回のテーマ「悪役・ヴィラン」では「宿敵」を含めてアニメに登場する様々な悪役の解説を行っていきます
悪役キャラクター達の性格の共通点
物語には色々な悪役が登場しますが、彼・彼女らに共通する特性があります
それは自身の「憧れ方向(=闇落ち方向)のタイプが持つ短所」が顕著に現れている事
各タイプについて具体的に解説いたします
タイプ1 こだわり=「完璧主義・理想・正義」
【主な悪役キャラクター】
グリフィス(ベルセルク)
桃喰 綺羅莉(賭ケグルイ)
ストレィツォ(ジョジョの奇妙な冒険 第二部)
オール・フォー・ワン(僕のヒーローアカデミア)
ボンドルド(メイドインアビス)
など
【闇落ちタイプ1の特徴=タイプ4の短所が強く現れます】
タイプ4は現実から離れ自分の殻にこもり、人々を恐れて避ける性質をもっています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々の性格が真面目で正義感が強いタイプ1
タイプ1はタイプ4(個性的な性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ4の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
厳しい現実から目を逸して「自分だけの美しい仮想の世界」を作り出し、その世界の中に逃げ込んでしまいます
上に挙げた悪役達はそれぞれ独自の「理想的な悪の世界」を持つ事で現実の世界から目を逸らそうとしています
タイプ1は憧れと反対方向のタイプ7(楽天的な性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
タイプ2 こだわり=「人助け・思いやり・慈愛」
【主な悪役キャラクター】
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【闇落ちタイプ2の特徴=タイプ8の短所が強く現れます】
タイプ8は自分の判断や行動力に自信があり、いさかいやあつれきなど対立した状態を作りやすい傲慢で攻撃的な性質を持っています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々の性格が人助けが大好きなタイプ2
タイプ2はタイプ8(力強い性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ8の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
タイプ2が憧れである「力」に向かって短絡的に突き進むと他人の気持ちや状況を考えない身勝手な人助けを行うようになります
タイプ2の悪役は思いつきませんでしたので、検証不足の状態です
誰か魅力的なタイプ2っぽい悪役を見つけたら是非教えて下さい
タイプ2は憧れと反対方向のタイプ4(個性的な性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
タイプ3 こだわり=「名誉・目標の達成・ステイタス」
【主な悪役キャラクター】
ディオ・カーズ・吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)
シャア(機動戦士ガンダム)
湯婆婆(千と千尋の神隠し)
獅子神 皓(いぬやしき)
【闇落ちタイプ3の特徴=タイプ9の短所が強く現れます】
タイプ9は不安感が強くなるほど何の努力もせず、状況に流されてしまう怠惰な性質を持っています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々の性格が目標達成と名誉を好むタイプ3
タイプ3はタイプ9(落ち着いた性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ9の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
「落ち着いた」と言えば聞こえがよいのですが、否定的な言い方をすると「できるだけ努力せず」に高い評価だけを求めるようになるのです
「努力以上の評価」を得る為に周りの迷惑や道徳を気にせず悪の道を突き進みます
タイプ3は憧れと反対方向のタイプ6(周りとの絆を求める性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
タイプ4 こだわり=「個性・ロマン・創造性」
【主な悪役キャラクター】
鬼龍院 羅暁(キルラキル)
【闇落ちタイプ4の特徴=タイプ2の短所が強く現れます】
タイプ2は人に必要とされたがり、根拠もないのに自身家で横柄なところがあり、争いやあつれきを巻き起こす、攻撃的な性質を持っています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々の性格が芸術家タイプで夢見がちなタイプ4
タイプ4はタイプ2(献身的な性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ2の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
タイプ4も良い悪役があまり思いつかず検証不足状態
こちらも誰かそれらしいキャラクターがいたら教えてください
タイプ4は憧れと反対方向のタイプ1(現実的な性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
タイプ5 こだわり=「知識・分析・倹約」
【主な悪役キャラクター】
ディスティ・ノヴァ(銃夢)
その他マッドサイエンティスト一般
【闇落ちタイプ5の特徴=タイプ7の短所が強く現れます】
タイプ7は家族や親しい人が苦しんでいても、関わらず責任を負わず、どんな時も自分の時間を確保して、快楽を追いかけ一人で楽しむ性質を持っています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々の性格が勉強家のタイプ5
タイプ5はタイプ7(楽天的な性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ7の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
タイプ5の悪役と言えば「マッドサイエンティスト」彼(彼女)らは元々持っている知識の上にタイプ7の悪い面「刹那的な快楽」を純粋に加えたキャラクターとなっています
タイプ5は憧れと反対方向のタイプ8(力強い性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
タイプ6 こだわり=「ルール・堅実・責任感」
【主な悪役キャラクター】
曲世愛(バビロン)
シルヴィア(グインサーガ)
【闇落ちタイプ6の特徴=タイプ3の短所が強く現れます】
タイプ3はお天気屋のところがあり、自分を飾って見栄っ張りであり、常に思慮深い態度をとり、仲間から注目されたがる性質を持っています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々の性格が心配性なタイプ6
タイプ6はタイプ3(目標を持って前に進む性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ3の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
タイプ6キャラクターがその心配を抱えたまま目標に向かって進むと、その圧力に耐えられません 時には良い性格、時には破滅的な性格とコロコロと人格が入れ替わっていき、どんどん心が不安定になっていきます
タイプ6は憧れと反対方向のタイプ9(落ち着いた性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
タイプ7 こだわり=「楽しさ・夢・冒険」
【主な悪役キャラクター】
ジョーカー(バットマン)
【闇落ちタイプ7の特徴=タイプ1の短所が強く現れます】
タイプ1は細かいことを気にして怒りっぽく、人々を避けて内にこもり、型通りの規則正しい生活を好む性質を持っています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々の性格が夢を追いかけ、楽天的なタイプ7
タイプ7はタイプ1(現実的な性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ1の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
憧れであったはずの現実は厳しい事ばかり その現実に目を向けるばかりに、暗く陰気になり無責任な快楽を追い求めるようになります
タイプ7は憧れと反対方向のタイプ5(勤勉な性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
タイプ8 こだわり=「力・戦い・義理人情」
【主な悪役キャラクター】
ズォーダー大帝(宇宙戦艦ヤマト)
メガトロン(トランスフォーマー)
マグニートー(Xメン)
メルエム(ハンター×ハンター)
サノス(アベンジャーズ)
【闇落ちタイプ8の特徴=タイプ5の短所が強く現れます】
タイプ5は常に遠くから人々を観察しており、熟慮してから行動に移そうとしていますが、それでも疑り深くてなかなか実行せず、また、表に立つことを嫌う性質を持っています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々が力強い性格のタイプ8
タイプ8はタイプ5(勤勉な性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ5の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
タイプ5的な知識・理屈を重んじるあまりに人の気持ちを考えなくなり、結果として孤立していく事で悪の道を進むことになります
タイプ8は憧れと反対方向のタイプ2(献身的な性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
タイプ9 こだわり=「平和・安らぎ・マイペース」
【主な悪役キャラクター】
戸愚呂弟(幽遊白書)
クロロ=ルシルフル(ハンター×ハンター)
レフ教授(FGO)
【闇落ちタイプ9の特徴=タイプ6の短所が強く現れます】
タイプ6は不安材料を考えつくことが多く、不安感が押し寄せるとパニックになり、自分が混乱するだけでなく、他人も混乱に巻き込んでいく性質を持っています
(竜頭万里子「究極のエニアグラム」より)
元々の性格が落ち着いて動かないタイプ9
タイプ9はタイプ6(人との絆を大切にする性格)に憧れを持っています
しかし、その憧れに向かって一直線に進むと正常な成長が追いつかず、タイプ6の悪い面だけを身に付けてしまうことになります
自分の中で「目標」を持たないまま他人との「絆」を重視しようと言う方向に進んだタイプ9は不安感を持ちながらさまよい続けることになります そして次第に心が荒み悪への道へと進んでいきます
タイプ9は憧れと反対方向のタイプ3(目標を持ち達成する事で称賛を得る事を好む性格)から順番に身につけて行くのが正しい成長のルート
悪の成長
悪役キャラクターについての分析、いかがでしたでしょうか?
今回説明したのは「悪へと進む第一歩」のルート
この後、悪役キャラクターは成長する度に各タイプの悪い面をどんどんと吸収していきます
そしてルート上にある全てのタイプのマイナス面を吸収し完成形となった悪役は最大の敵・ラスボスとして主人公の前に立ちふさがる事になるのです
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【悪の成長・闇落ち方向について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ】