がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

物語の書き方 ストーリー構成を学ぼう 劇場版アニメ「若おかみは小学生!」を13フェイズで分析する

f:id:gunber:20200912102712j:plain若おかみは小学生!より ©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会

 

こんにちは

みんなと一緒に幸せになりたい

がんべあです

 

 今回は劇場版アニメ「若おかみは小学生!」の13フェイズ解説を行います

 

 この作品は2018年(平成30年)公開作品

 

 高坂希太郎監督作品

 高坂監督は「千と千尋の神隠し」や「風立ちぬ」等宮崎監督作品の作画監督

 さすがに作画は完璧、それに加えて物語も実に感動的で素敵なのです

 更にお話の構成が神がかっていて、映画1本観ただけなのに、30分のTVアニメシリーズを半年間分を観たくらいの充実感があると言う不思議な作品

 いったいどうすればこんなすごい作品が創れるのでしょうかね

 

 さて、お話の詳しい解説を始めたいと思います

 

※物語は人によって千差万別な捉え方ができると思っています、このブログはあくまで私の目から見た意見ですのでご了承下さい

   

※「」と

OO:「OOO

は引用部分 引用は「若おかみは小学生!」から

 

 ※ネタバレありです、ご注意を

若おかみは小学生!」のお話

 

 このお話の主人公は関織子(せき おりこ) / おっこ

 

 おっこの抱える問題点は「事故による両親の死を受け入れられていない事」

 

 物語の最初で車の事故により両親を亡くしたおっこはおばあちゃんの経営する旅館「春の屋」に引き取られます

しかし、おっこは元気いっぱい

 とても両親を亡くしたばかりの子供の姿にはみえません

 それはおっこは心の中で「両親の死の事実」を無意識的に拒否しているから

 

 そんな彼女にある事件が…

 

 お話の流れを13フェイズで表します

 

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  物語前半、第7フェイズまでおっこウリ坊、美陽、鈴鬼の二人の幽霊と一人の鬼の助けを得ながら春の屋の若おかみとしてお客様をもてなします

 おっこは若おかみとして様々な個性あるお客様との心の触れ合いの中、徐々に成長していきます

 

 第7フェイズのクライマックス(カバードピーク)で、おっこのおもてなしを受けた記者のお客様が春の屋を雑誌で紹介

 春の屋と若おかみであるおっこは一躍有名となります

 

 万事順調に思われる展開、しかし第8フェイズ以降の物語後半ではおっこにはウリ坊、美陽、鈴鬼の3人の姿が見えなくなります

 後半のストーリーは3人の助けなしでおっこが一人でおかみとして頑張る展開と変化します

 

 両親の死の事実に直面する破滅フェイズからの立ち直り(契機フェイズ)、そして対決フェイズと クライマックスの展開は涙なしでは観れません

 

 是非、本編を観て確認してください

 超おすすめ作品です

 

 今回はここまで

 

 まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います

 疑問点などありましたら是非教えてください

 

 この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います

みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!

 

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【13フェイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ】

gunber.hatenablog.com

 

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