サマータイムレンダ 第4話より ©田中靖規/集英社・サマータイムレンダ製作委員会
こんにちは
アニメ大好き
みんなと一緒に幸せを見つけていきたい
がんべあです。
「エニアグラムの裏表」についての考察
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察はサマータイムレンダに登場する「網代 慎平」と「小舟 潮」。
【エニアグラムを知らない方はこちらから】
サマータイムレンダのストーリー
網代慎平は幼馴染・小舟潮の訃報を聞き、葬儀に参列するために2年ぶりに生まれ育った故郷・日都ヶ島(ひとがしま)に戻る。潮は海の事故で亡くなったと聞いていたが、居合わせた親友の話では潮の死には不可解な点があり、他殺の可能性が浮上する。その背後に見え隠れするのは、日都ヶ島に昔から伝わる「影」の存在。
『「影」を見た者は死ぬ』-。
翌日、突如として姿を消す島民一家。慎平は、一家の失踪の真相を追ううちに「影」の思惑に巻き込まれていく。
(ウィキペディアより)
【小舟 潮(こふね うしお)】(裏の主人公)
裏の主人公とは
裏の主人公の役割は「主人公を否定する存在」である事。主人公(テーゼ)に対するアンチテーゼが裏の主人公。表と裏の主人公は相反する性格をしています。
裏の主人公は主人公の成長にとって重要な位置を占めるキャラクター。
網代 慎平は現実から目を背け、自らの心の世界へ閉じこもっています。
小舟 潮:「慎平さあ 実家帰るん何年振りか知ってる? (中略)ほんま 正月も帰ってけえへんかったなぁ (中略)慎平 ちゃんと私の事見つけてよ」
網代 慎平:「まて 待ってくれ」
小舟 潮は現実主義者、現実から目を背けない強か(したたか)な性格。
小舟 潮:「水の中 目の前がだんだん暗くなって…って!! そんな うそぉ う、そうか 死んでしもうたんか…私 じゃあ私って何なん? ゆ、幽霊? 幽霊ってちゃんと足あんのやね」
網代 慎平(苦しい現実から目を背ける)と小舟 潮(強かに現実と向き合う)とは正反対の性格。
「主人公の行動理由(テーゼ)」と「裏の主人公の行動理由(アンチテーゼ)」は正反対、相反する考えがぶつかり合いながら物語が進む、それが物語に裏の主人公が登場する理由です。
【裏の主人公を詳しく知りたい方はこちらの記事で】
主人公と裏の主人公の関係
主人公の網代 慎平の性格はタイプ4w5。
一方の裏の主人公の小舟 潮の性格はタイプ9w8。
9w8(調停者)はマイペースなのんびり屋さん(タイプ9)、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好みます(タイプ8)性格。
二人は正反対の性格で得意・苦手も逆転しています。
網代 慎平(4w5:ボヘミアン)は自分の「内面」と向き合う事は得意ですが、内面に潜り過ぎて「現実」を見失いがち。
小舟 潮(9w8:調停者)はその逆で「現実」を見ることは得意ですが、自身の「内面」と深く向き合う事は苦手としています。
二人は「内面」と「現実」と言う相反する世界に生きています。
お話のガイドライン
網代 慎平(主人公)のお話
4w5:「空想世界」に引きこもっていた主人公が壁に当たり、その問題を解決するためにリアルな「現実世界」へ飛び出す(認識する・目を向ける)決心をする。
小舟 潮(裏の主人公)のお話
【ストーリーライン(世界観)】
9w8:「リアルな現実世界」に「不可思議な空想(人の内面)世界」が侵入してくる。
【9w8のお話についての詳しい解説はこちら】
「サマータイムレンダ」のストーリーは網代 慎平(主人公)と小舟 潮(裏の主人公)が南方 ひづる(主人公を導く者)の導きによって「協力」する事で小舟 澪(ヒロイン)を助け出すお話の構成。
【南方 ひづる(みなかた ひづる)】(タイプ1:主人公を導く者)
【小舟 澪(こふね みお)】(タイプ2:ヒロイン)
サマータイムレンダは謎が多く複雑なお話ですが、メインキャラクターの関係を抑えておくと頭が整理されて少し見やすくなるかと思います。
今回はここまで。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【参考資料】
「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」
これからエニアグラムを学びたい方にオススメ
エニアグラムについての知識が体系化されている分かりやすい本
必要な情報は漏れなく書かれており、読みやすいのに読み応えがある良い書籍だと思います
中古価格 |
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません
覚悟のある方は是非!すごい本です
新品価格 |
「スバルの性格分析ブログ」
「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。