がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

物語の書き方 ストーリー構成を学ぼう アニメ「となりのトトロ」を13フェイズで分析する

f:id:gunber:20200919184114j:plainとなりのトトロより ©Walt Disney Pictures

 こんにちは

みんなと一緒に幸せになりたい

がんべあです

 

 今回は劇場アニメ「となりのトトロ」の13フェイズ解説を行います

 

 この作品は1988年(昭和63年)公開

 
 昭和30年代前半の埼玉県所沢市を舞台にしたファンタジー作品
 田舎に引っ越しをしてきた父親と子どもたち
 そこでサツキメイの姉妹は不思議な生き物・トトロと出会う事から物語は始まります
 
 懐かしい原体験としての日本の田舎の風景
 トトロネコバスの飛行は心躍る私の大好きなシーン

 

 さて、お話の詳しい解説を始めましょう

 

※物語は人によって千差万別な捉え方ができると思っています、このブログはあくまで私の目から見た意見ですのでご了承下さい

   

※「」と

OO:「OOO

は引用部分 引用は「となりのトトロ」から

 

 ※ネタバレありです、ご注意を

となりのトトロ」のお話

 

 このお話の主人公はサツキメイ

 

サツキメイの抱える問題点は「母親と会えずに心細い事

 

 お話の流れを13フェイズで表します

 

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 物語前半、第7フェイズまでサツキメイはお互いに助け合いながら、母親が居ないさみしさを耐えていきます

そしてそんな二人をトトロが導いてくれます

 

 第7フェイズのカバードピーク(中盤の盛り上がり)で、サツキメイは躍動感溢れる大空の散歩を行います

 

 しかし第8フェイズ以降の物語後半では、サツキメイはケンカをし、別行動を取る事になります

 お互いの助けが無くなり、一人で母親がいない寂しさを耐えなくてはならないサツキメイ

 

 そして第9フェイズ(破滅)でメイが行方不明となり、サツキメイを探しに行くクライマックス(第11~12フェィズ)へと物語は繋がっていきます

 

 辛い苦しさや寂しさもトトロ(自然)が癒やしてくれる

 そんな自然の魅力を描きあげたのがとなりのトトロだと思います

 

 宮崎監督の師匠でありライバルの高畑勲監督となりのトトロについてこんな感想を述べています

 

宮崎駿のもたらした最大の恩恵はトトロだとわたしは思う。

 

トトロは普通のアイドルキャラクターではない。

 

彼は所沢だけでなく、日本全国の身近な森や林にくまなくトトロを住まわせたのだ。

 

トトロは全国のこどもたちの心に住みつき、こどもたちは木々を見ればトトロがひそんでいることを感ずる。

 

こんなに素晴らしいことはめったにない」

 (「宮崎駿全書」叶精二著 129ページより)

 

 日本人で本当に良かったなと思える嬉しい作品

 宮崎監督、ありがとうございます!

 

 

 今回はここまで

 

 まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います

 疑問点などありましたら是非教えてください

 

 この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います

みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!

 

【13フェイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ】

gunber.hatenablog.com

 

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