「耳をすませば」より ©1995 柊あおい/集英社・二馬力・GNH
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は近藤 喜文 監督・宮崎 駿 脚本、絵コンテ「耳をすませば」を13フェイズ分析します
この作品は1995年(平成7年)公開映画
宮崎駿監督制作、CHAGE&ASKAの楽曲プロモーションフィルム『On Your Mark』とともに上映されました
主人公は中学3年生の女の子、月島 雫(つきしま しずく)
原作が少女マンガと言うこともあり一見甘い恋だけのお話に見えますが、作品のテーマは結構重いものとなっています
本編を13フェイズに従って観ていきましょう
※「」と
OO:「OOO」
は引用部分 引用は全て「耳をすませば」から
ネタバレありですのでご注意ください
「耳をすませば」のお話
13フェイズに従って見ていきます
主人公のしずくの抱える問題点は「自分のやりたい事・やるべき事がまだ見つかっていない事」
結構耳の痛いテーマ
若者だけでなく、多くの人がこの問題点を抱えているのではないでしょうか
物語の折り返し点である黄色の枠、第7フェイズまでしずくは聖司の助けを得て難航していたカントリーロードの作詞を完成させます
中盤のクライマックス、しずくと聖司、おじいさん達みんなでカントリーロードを歌い演奏するシーンは実にワクワクする情景!
第8フェイズ以降の物語後半では聖司はバイオリン作りの修行でイタリアへ旅立つ事になります
一人残されたしずくは聖司に追いつきたい一心で物語を書き出します
しかし途中自分の文章力や知識の無さに愕然とし、筆が止まってしまいます
そんな絶望から抜け出せたのは聖司の存在
しずくは本に描かれた「牢獄の中でバイオリンをつくる職人」の挿絵に聖司と自分自身を重ねます
そして苦しみながら物語を書き終えたしずく、最後は自分のやりたいことを見つけます
しずくが見つけた「自分のやりたいこと」
それは自分の中にある「ワクワクする想い」を文章で書き表す事
夕子:「エーッ
また4時まで起きてたの?」
しずく:「平気だよ
全然眠くならないもん」
しかし、そのためにはもっともっと勉強をしないといけない事も同時に理解します
しずく:「わたし…わたし書いてみて判ったんです
書きたいだけじゃだめなんだってこと
もっと勉強しなきゃだめだって…」
「何をやりたいのかを見つける事、そしてそれに向かって勉強する事」
人が幸せに生きていくためには「やりたいことを見つけ、それに向かって日夜勉強すること」が必要
そして、これがこの作品で近藤監督が伝えたかったテーマだと私は思います
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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