ハウルの動く城より © Studio Ghibli/Walt Disney Pictures
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は宮崎 駿監督作品「ハウルの動く城」を13フェイズ分析します
この作品は2004年(平成17年)公開映画
イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説『魔法使いハウルと火の悪魔』が原作
しかし戦争が始まる物語後半は宮崎監督のオリジナルの展開となっています
主人公のソフィーが魔女の呪いによって老婆に変えられ、物語中はその姿で活躍するのが斬新でした
わたしはソフィーばあさんだよ
ホラ、この城の新しい掃除婦さ
では本編を13フェイズに従って観ていきましょう
※「」と
OO:「OOO」
は引用部分 引用は全て「ハウルの動く城」から
ネタバレありですのでご注意ください
「ハウルの動く城」のお話
13フェイズに従って見ていきます
主人公のソフィーの抱える問題点は「平凡な自分に満足しようとして自分の可能性にフタをして全てを諦めている事」
物語の折り返し点である黄色の枠、第7フェイズまでソフィーはハウルの助けを得て魔法の事を学び成長していきます
そして第8フェイズ以降の物語後半ではハウルはソフィーの元を離れ鳥の姿となり戦い続けます
ソフィーはハウルの助けなし、一人魔女として成長していくストーリー展開となります
物語冒頭で自分の平凡な人生を「こんなもの」と諦め、静かに過ごしていたソフィーですが、ハウルの助けによって自分の中にあるドキドキ、ワクワクする好奇心、そしてその想いを現実化できる自分の能力・可能性に気付く事ができます
そして最後はソフィー自身が魔女となり、ハウルと共に大家族に囲まれて幸せな暮らしを手に入れます
ソフィーの抱えていた「平凡な自分に満足しようとして自分の可能性にフタをして全てを諦めていた事」
その問題点を解決し物語は終わります
他のブログ記事でも書きましたが、最後に大家族を手に入れるはソフィーの憧れではなく、宮崎監督(この物語ではマルクルが宮崎監督の分身)の憧れが現れたエンディングだと私は思います
マルクル「ソフィー 行かないで!
僕 ソフィーが好きだ ここにいて」
ソフィー「私もよ マルクル 大丈夫 行かない」
マルクル「ほんと!」
ソフィー「うん」
マルクル「僕ら 家族?」
ソフィー「そう 家族よ」
マルクル「良かった!」
現在、宮崎監督が制作している次回作ではソフィーのおこぼれではなく、「監督の分身である孤独な主人公(アシタカ・ポルコ・ユパ・ハク・マルクル的な)が苦しみの中、本当の家族を得る感動的なストーリー」を期待しています
そのお話が完成した時、ようやくアシタカはサンと真に判りあい共に暮らすことができ、ハクは千歳と現実世界で再会する事ができるようになると思うのです
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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