アナと雪の女王より ©Disney
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回から前後編でクリス・バックとジェニファー・リー監督「アナと雪の女王」の13フェイズ解説を行います
【Let it Go】
この作品は2013年(平成25年)公開作品
日本での興行収益は254億円、千と千尋の神隠しに次いでアニメ映画としては歴代2位の超ヒット作品
ディズニーでは初めてのダブルヒロインのお話です
エルサの歌う”Let it Go”があまりに素晴らしく幻想的
「ヒロインが闇落ちする」と言う今までのディズニーでは考えられない大胆なストーリー展開にビックリ
それだけでも充分驚きなのですが、エルサの「闇落ち」シーンをあえて「暗くオドロオドロとした」場面として描かずに「明るく軽快に歌い上げる」演出が実に新鮮です
この美しく明るい歌の場面が実は「主人公の闇落ちシーン」だと気付いた時に、私は全身に鳥肌が立ってしまいました
普通、こういう場面はアナキンがダースベイダーに闇落ちした時の様に、暗く重苦しく描いちゃいますよね…なぜこんなイメージが創れるのか!確かにこの方が断然怖い!!
監督の感性にひれ伏したくなる思いです
失礼、興奮して前置きが長くなりました
では本編ストーリー構成の解説に移りましょう
※物語は人によって千差万別な捉え方ができると思っています、このブログはあくまで私の目から見た意見ですのでご了承下さい
※「」と
OO:「OOO」
は引用部分 引用はアニメ「アナと雪の女王」から
※ネタバレありです、ご注意を
「アナと雪の女王」のお話
アナと雪の女王の主人公はアナとエルサの2人
まずはアナのお話を見てみましょう
物語前半、第7フェイズまではアナはクリストフの助けを得て姉のエルサの救出に向かいます
しかし第8フェイズ以降の後半ではアナはクリストフと別れ、助け無しでエルサの救出をするお話へ変化します
次はエルサのお話
物語前半、第7フェイズまではエルサは手袋の助けを得て魔法の力を制御しようとします
しかし第8フェイズ以降の後半ではエルサは手袋を捨て、自分自身の力で魔法を制御するお話へと変化します
今回の分析で苦労した点
アナのお話の分析は非常に簡単だったのですが、エルサの方にとても苦労しました
最初「エルサの助けは当然アナでしょう」と思って分析を進めたのですが、これが全然13フェイズ構成になりません
「アナのお話は13フェイズだけど、エルサの話は13フェイズ構成ではないのかな」と半分諦めていた所、ふと散歩中に「手袋が助け」だと思いつきました
そう考えると、今までぐちゃぐちゃだったストーリー構成が頭の中で実に見事な13フェイズ構成として浮かび上がってきて、とても嬉しかったです
エルサの付けている手袋はエルサの事を心配した王様(お父さん)からもらったもの
王様はエルサが魔法をコントロールできるようになるまでエルサを一番奥の部屋に隠します
そして、その時にエルサに手袋を与えるのです
「手袋の助け」はエルサにとって「王様(父)の助け」の象徴なのかもしれません
前半の解説はここまで
後半は2人のお話の分析をもう少し詳しく行います
アナの求める「真実の愛」とは?
エルサは手袋の助け無しで、どうやって魔法の力をコントロールできるようになったのか?
それらの謎に迫りたいと思います
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【後編はこちら】
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