アナと雪の女王より ©Disney
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は「アナと雪の女王」の13フェイズ解説の後編
前回、物語の大きな構成についての解説を行いました
今回はより詳細の解説
アナとエルサの抱える2つの問題点について考察します
「アナが求めていた真実の愛とは何なのか?そしてそれをどうやって手に入れたのか?」
「エルサが魔法をコントロールできるようになった理由とは?」
この2点の問題はお話の中でお互いに絡み合いながら解決をしていきます
その様子を中心に物語を見ていきましょう
【前半を読んでいない方はこちらからどうぞ】
※物語は人によって千差万別な捉え方ができると思っています、このブログはあくまで私の目から見た意見ですのでご了承下さい
※「」と
OO:「OOO」
は引用部分 引用はアニメ「アナと雪の女王」から
※ネタバレありです、ご注意を
アナが求めていた「真実の愛」とは
アナの持つ問題点は「真実の愛」を知らない事
物語の最後で明かされる「真実の愛」とは「誰かの為に自分を犠牲にできる事」
アナはそれをどうやって見つけたのでしょうか?
物語に沿って見ていきます
物語冒頭、「真実の愛」に憧れるアナの前に隣国の王子ハンスが現れます
アナの目から見たハンスは実に素敵な青年
アナの心のなかに何かじんわりと温かいものが湧き出してきます
最初アナはこの気持こそが「真実の愛」だと勘違いします
その後、失踪した姉エルサを追うアナの前に現れたのは山男のクリストフ
こちらはハンスとは真逆の印象
実に無愛想でむさくるしい格好をしています
アナの目から見た第一印象は最悪
何のときめきも感じません
しかし、二人で一緒にエルサの元へ旅を進める内に、お互いの事が分かってきます
時には協力し、時にはケンカをしながら、二人はなんとかエルサの住む氷の城へと辿り着きます
ハンスになくて、クリストフにあったもの、それは二人の信頼関係の構築過程
もしハンスがアナと共にエルサの救出の旅を行っていれば、ひょっとするとハンスが「真実の愛」の相手になっていたかもしれません
「真実の愛」を手にいれる為にはまず「お互いの信頼関係」を築く必要があります
そして、それは二人で同じ目標に向かって共に行動する事で得ることができるのです
アナが「真実の愛」と「まやかしの愛」の違いが分かるようになった理由
それはクリストフと共に冒険をする事で信頼関係を築く事ができたからなのです
エルサが魔法をコントロールできるようになった訳
エルサは魔王の力でアナを傷付けてしまった時に知恵の存在トロールから※「感情をコントロールすることを学びなさい。不安や恐怖で心を乱してはいけない。魔法の力が増してしまうから」と言われます
エルサの抱える問題点は「不安や恐怖の感情をコントロールできない事」
感情のコントロールができないエルサはお城の奥の部屋に閉じこもり自分の持つ魔法の力を呪います
その状態に耐えられなくなったエルサは物語中盤で溜まっていた感情を解放し闇落ちしてしまいます
それがLet It Go(もうどうでもいい)
エルサを闇から救ったのはアナのエルサに対する「真実の愛」
アナはエルサの為に自分を犠牲にします
そんなアナを抱きしめるエルサ
この時、氷は溶けアナは元の姿へと戻ります
エルサは自分の持つ力を恐れるあまりに一人の世界に閉じこもり、他人はおろか自分自身でさえ愛する事ができなかった事に気付きます
他人を信じ、自分を信じて愛する事で不安や恐怖を克服する事ができたのです
物語の大きな構成
物語冒頭でアナが持つ問題点「真実の愛を知らない事」
その問題点を克服したアナ
そしてエルサの持つ問題点「不安や恐怖の感情をコントロールできない事」
アナが真実の愛を理解する事によって、エルサの問題点も解決します
このお話は二人の持つ問題点が絡み合いながら解決していく構成の物語なのだと思いました
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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