がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

エニアグラム 性格の裏表 物語シリーズ「戦場ヶ原ひたぎ」と「貝木 泥舟」について考察する 6w5→1w2

f:id:gunber:20200429153153j:plainまよいマイマイその壹より ©西尾維新講談社アニプレックス・シャフト 

 

  こんにちは

 みんなと一緒に幸せになりたい

 がんべあです

 

 今回は「エニアグラムの裏表」について考察します

 

 今回は少し趣向を変えて「2人のキャラクター」について同時に考察を進めていきます

 

【「性格の表裏」今までの考察まとめ】

gunber.hatenablog.com

 

 今回取り上げるのは物語シリーズのヒロインの一人、戦場ヶ原ひたぎと怪異の専門家、貝木泥舟

 

戦場ヶ原ひたぎ】(せんじょうがはらひたぎ)

f:id:gunber:20200503101235j:plainまよいマイマイ其ノ壹より ©西尾維新講談社アニプレックス・シャフト 

 

【貝木 泥舟】(かいきでいしゅう)

f:id:gunber:20200503101633j:plainひたぎエンド其ノ貳より ©西尾維新講談社アニプレックス・シャフト 

 

 

 エニアグラムの性格には裏表があり、困難に追い詰められて「表の性格」では対処ができなくなった時に「裏の性格」が現れると言う仮説があります

 

 今回取り上げた二人の性格はエニアグラム表と裏の関係になっています

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 二人の関係を詳しく見ていきましょう

 

戦場ヶ原ひたぎ貝木泥舟の性格

 
 
戦場ヶ原ひたぎの性格はタイプ6(堅実家)
 
戦場ヶ原ひたぎ:「それに私って 実はファザコンだから お父さんの布団で寝たりすると 興奮して寝むれなくなっちゃうのよねぇ…」

f:id:gunber:20200430101010j:plainつばさタイガーその貳より ©西尾維新講談社アニプレックス・シャフト 

 

 

【タイプ6】(堅実家)の特徴

 

こだわり=「ルール・堅実・責任感」

 

肯定的な呼び方「絆の人タイプ」

否定的な呼び方「心配性の人タイプ」

 

・心配性で、不安に飲み込まれやすい

・実力を認める人にはいたって従順だが、実力の伴わない上司や体制には反抗的

・友情や絆を求めて積極的に行動する

・考え過ぎで右往左往する

・誠実

・状況に合わせて、自分自身の生き方を変えられる

・孤独が怖くて頼りになる人を探す

・勤勉で礼儀正しい

・人とは付き合い上手だが、自分との付き合い方は下手

・我慢強さが足りず、コントロール不足

 

 更に細かく分析をするとタイプ6の中でもタイプ5寄りの性格6w5(守る人 The Defender)となります
 
【6w5の特徴】

①「仲間とのつき合いや冗談を楽しみ、人とのつながりを強調する」

②「不安を静めるために、気晴らしや娯楽に耽る傾向がある」

③「w5ほど生真面目ではない」

 

【5w4と5w6の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】

gunber.hatenablog.com

 

 

 
 
貝木 泥舟の性格はタイプ1(完璧主義者)

貝木 泥舟:「人は真実を知りたがる あるいは 自分の知っているものを真実だと思いたがる つまり 真実が何かなどは二の次なのだ…」

f:id:gunber:20200430101904j:plainひたぎエンドその壹より ©西尾維新講談社アニプレックス・シャフト 

 

【タイプ1】(完璧主義者)の特徴

 

こだわり=「完璧主義・理想・正義」

 

肯定的な呼び方「公正な人タイプ」

否定的な呼び方「堅苦しいタイプ」

 

・リラックス下手、怠け方が分からない

・神経質で几帳面

・公正・公平であろうとする

・約束や時間は守る

・シャイで人見知り

・自分の感情を素直に出せない

・気が小さくて臆病

・堅実で現実的

・人にも自分にも厳しい

・柔軟な考え方は苦手

 
 更に細かく分析をするとタイプ1の中でもタイプ2寄りの性格1w2(擁護者 The Advocate)となります
 
【1w2の特徴】

①「人類の行方をよりよいものとすることに純粋に関心をもっている」

②「自分が求める理想や改革のためにはかなり強く主張し、パワフルにもなり得る」

③「w9より気性が激しく、行動的」

 
【1w9と1w2の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】

 

 戦場ヶ原ひたぎ(6w5)は基本的にシステムや信念の中に安心を得る一方、懐疑性を保つ(タイプ6)性格、それに加えて専門的な知識に秀でて(タイプ5)います

 

  貝木 泥舟(1w2)は基本的に理想や高次の原理を求める(タイプ1)タイプ、それに加えて情熱的で、人とつき合い、政治的なかかわりのギブ・アンド・テイクを楽しむ(タイプ2)性格

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 タイプ6w5と1w2は上図の通り、エニアグラムの正反対の位置にあり、表と裏の関係にあります

 

  戦場ヶ原ひたぎは「家庭の崩壊」という困難に対応するために、裏人格の1w2となりますが、同時に貝木(1w2)に助けを求める様になります

 

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 戦場ヶ原と貝木はエニアグラムの直線で結ばれておらず、以前からこの二人の関係が全く解らなかったのですが、長年の謎にようやく答えが見つかりました

 

 二人はお互いに足りない所を補い合う関係だったのです

 

まとめと感想

 

 タイプ6は他人に依存し行動する傾向があり、自分自身で自分の行動を決定するのは苦手

 

 一方、タイプ1は他人と行動するのは苦手な代わりに一人で自分自身の「正義」を作り出し、その正義を基準として自身の行動を決めていく事が得意です

 

 ひたぎは母を失う事で、同時にこれから先の行動基準を失ってしまいます

 

  エニアグラム的な分析を行うと、ひたぎは「自身の行動基準を見つける」為に裏の人格であるタイプ1になると同時に貝木との関係を深める事になったのでしょう

 

 

 エニアグラムの裏表の人物関係はとても面白いのですが、この魅力を上手く文章化できない自分が歯がゆいです

 

 もっと分かりやすく噛み砕いた説明ができる力を身に着けていきたいと切に感じています、精進精進…!

 

今回はここまで

 

 まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います

 疑問点などありましたら是非教えてください

 

 この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います

 みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!

 

物語シリーズにおける性格の裏表分析:前回の分析】

gunber.hatenablog.com

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【参考資料(兼オススメ本)】

 

 「スバルの性格分析ブログ」
 
 このブログの中で、「エニアグラムの円図上で正反対の位置にあるペア(1w9と5w6など)は、実は同じ人格の表裏であるという仮説を立てた」と述べられています
 
 表の性格で対応しきれない問題と直面した時、人は裏の性格を使ってその問題と向き合うのだと説明されていて、実に興味深い内容となっています
 
 詳しい説明は下のリンクから確認してみてください

 

ameblo.jp

 

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エニアグラムについてより詳しく知りたい方はこちら】

gunber.hatenablog.com

 

【ウイングについて知りたい方はこちら】

gunber.hatenablog.com

 

物語シリーズの他記事】 

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