なでこスネイク 其ノ貮より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
こんにちは
アニメ大好き
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がんべあです
このブログはエニアグラムを使って色々なアニメキャラクター達の「性格」を分析する事で、創作活動や作品を観る時の手助けにしようと言う内容です
今回と次回は2回に分けて「物語シリーズ【なでこスネイク】【なでこメデューサ】【ひたぎエンド】」に登場する千石 撫子（タイプ4：芸術家）の「成長のレベル」について解説をします
※成長のレベルとは「心の健全度」を表しています
撫子の「成長のレベル」は3つの物語の中で「通常の段階」と「不健全なレベル」の間を大きく揺れ動きます
今回は【なでこスネイク】の中で描かれているシーンを見ながら、撫子（タイプ4キャラクター）の「成長のレベル」について解説をしていきます
【千石 撫子】
なでこスネイク 其ノ貮より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
撫子の「成長のレベル」
撫子の性格はタイプ4（芸術家）
タイプ4のキャラクターは「美意識が高く個性を大事にするが、純粋で繊細で、傷つきやすい」性格
こだわり＝「個性・ロマン・創造性」
【撫子の性格について：過去記事】
この表に従って撫子の心の状態を見ていきましょう
「成長のレベル」の段階
撫子は「物語シリーズ」の中で度々メインキャラクターとして登場します
その最初のお話が「なでこスネイク」
「なでこスネイク」での撫子の「成長のレベル」は通常の段階、レベル5を重心として、レベル4～6の間を揺れ動いています
タイプ4の「通常の段階：レベル4・5」の特徴は
【レベル4】
①移り変わる気持ちにより、自己および創造性を維持できないのではと恐れはじめる
②したがって、想像力を使って、特定の気分を長引かせ、強める
③空想したり特定のスタイルをもつことによって個性を強め、自分を救ってくれる人のことを夢見始める
【レベル5】
①人が自分のユニークさを認めてくれないのではと心配する
②そのため、わざと気のないふりをする つまり、人が本当に自分に興味をもっているかを試す
③打ち解けず、自意識が強く、憂うつ 自分のもろさが、救ってくれる人を引き寄せ、それ以外の人たちを遠ざけると信じる
【レベル6】
①人生で要求されることによって、夢をあきらめざるを得ないだとうと恐れる
②そして、自分は決して救われないだろうと絶望する
③人生の好機を逃していると感じ、他人の安定性をうらやむ
④したがって、自分をルールから免除し、官能的刺激を求め、もったいぶって非生産的になる
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」より
タイプ4の「通常の段階（レベル5）」の特徴はわざと人に気のないふりをしながら、自分を救ってくれる人が表れる事を願って（信じて）います
成長のレベルが上がる（レベル4）と自分を救ってくれる人のことを夢見始めます
しかし成長のレベルが下がる（レベル6）と他人の安定性をうらやみ、自分をルールから免除し、官能的刺激を求め、非生産的になっていきます
具体的にその様子を見ていきましょう
撫子（回想）：「私はあまりお友達がいません でもららちゃんは私と遊んでくれます ららちゃんが遊ぼうって言ってくれた時にはとてもうれしいです
それとららちゃんには6年生のお兄さんがいます お兄さんの名前はこよみと言って…」
なでこスネイク 其ノ壹より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
撫子は周りと打ち解ける事が苦手
そんな撫子と遊んでくれたのはららちゃん（月日）
撫子はららちゃんのお兄さんの暦が「自分を救ってくれる人」だと夢見始めます
この状態は「通常の段階」のレベル4～5の状態
タイプ4の「通常の段階（レベル5）」の特徴はわざと人に気のないふりをしながら、自分を救ってくれる人が表れる事を願って（信じて）います
成長のレベルが上がる（レベル4）と自分を救ってくれる人のことを夢見始めます
しかし6年生の頃の暦は撫子の事を真面目に見てくれませんでした
撫子：「ねえ 暦お兄ちゃん 昔の事どれくらい覚えてる？」
暦：「あああ…いや 正直あんまり… ぼく記憶力のいい方じゃないからさ」
撫子：「…そうなんだ…」
なでこスネイク 其ノ貮より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
自分に対して（小学6年生の時の）暦が興味を示さなかった事で撫子の「成長のレベル」は「通常の段階レベル6」にまで落ちていきます
なでこスネイク 其ノ壹より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
【レベル6】
①人生で要求されることによって、夢をあきらめざるを得ないだとうと恐れる
②そして、自分は決して救われないだろうと絶望する
③人生の好機を逃していると感じ、他人の安定性をうらやむ
④したがって、自分をルールから免除し、官能的刺激を求め、もったいぶって非生産的になる
撫子はある夢を持っていますが、厳しい現実の中で夢をあきらめています
そして自分を助けてくれると信じていた小学生の時の暦も撫子を助けてはくれず、不安定で行き詰まった「不健全な段階」の一歩手前の状態となっています
※撫子の夢については次回のブログで詳しく見ていきます
「不健全な段階」へと落ちかけていた撫子ですが、高校生となった暦は、小学生の時と異なり、撫子の危機に気付き、助けてくれます
撫子：「暦お兄ちゃん 助けてくれてありがとう…」
なでこスネイク 其ノ貮より ©西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
「通常の段階」（レベル6）からその下の「不健全な段階」（レベル7）に落ちかけていた撫子を高校生となった暦が救うお話が「なでこスネイク」
取り敢えず、このお話は「めでたしめでたし」で終わります
ここまでが「なでこスネイク」のお話
ここで撫子の「成長のレベル」は「通常の段階（レベル4～5）」の中で揺れ動いている事が見て取れます
お話の続き
今回はタイプ4のキャラクターの「成長のレベル」について「なでこスネイク」に登場する撫子を例にとって解説しました
しかしこのお話には続きがあります それが「なでこメデューサ」
このお話の中では暦によって一度救われたと思われた撫子が「通常の段階」から「不健全な段階」へとシフトチェンジする姿が描かれます
次回はこの様子について詳しく解説していきたいと思います
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
今回はここまで
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように！
【続きはこちら】
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