ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第1話より ©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のキャラクターをエニアグラム分析します
「良きドールとは、人の話している言葉の中から、伝えたい本当の言葉をすくい上げるものです」
(第3話「あなたが、良き自動手記人形になりますように」より)
主人公のヴァイオレットの仕事は「ドールと呼ばれる手紙の代筆業」
物語では「言葉を伝える難しさ」が繰り返し描かれます
本人さえも気付いていない「伝えたい本当の言葉」
そんな気持ちの大切さ、愛おしさが描かれているのが「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のお話
作品の魅力に迫る連載第1回目
まずはヴァイオレット・エヴァーガーデンに登場するメインキャラクター達3人の性格をエニアグラムで確認してみましょう
(今回はやばそうなネタバレはありませんが、次回以降ネタバレ満載となっていますのでご注意を!!)
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ストーリー
4年間にわたる東西南北による大陸戦争が終結。その戦場で「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、激化する戦場で両腕を失い、自在に動く義手を付けることを余儀なくされる。
退院したヴァイオレットは、元中佐のホッジンズの下で、自動手記人形としてC.H郵便社で働きはじめる。ヴァイオレットには、かつて戦場で誰よりも大切な人・ギルベルト少佐がいた。最後に聞かされた「愛してる」という言葉が理解できなかった彼女は、仕事と日常を通じて人と触れ合いながら、その言葉の意味を探していく。
(ウィキペディアより)
ヴァイオレット・エヴァーガーデンのキャラクター達
ヴァイオレット・エヴァーガーデンに登場するメインキャラクターたち3人の性格をエニアグラムで表すと次の通りになります
ヴァイオレット・エヴァーガーデン(主人公)
(タイプ1:完璧主義者)
ギルベルト・ブーゲンビリア(少佐)
(タイプ4:芸術家)
クラウディア・ホッジンズ(社長)
(タイプ7:楽天家)
エニアグラムとは「自分本来の性格や思考、行動パターン」を知ることができるツール
個人の特性を「9つのタイプ」に分類して考える分析方法
キャラクターの性格分析・考察にとっても便利なツールです
エニアグラムの大きな特徴は人の性格の関係を上の様な「図」で表している事
この図そのものを「エニアグラム」と呼びます
そして図の「矢印方向」は各キャラクターの「憧れ」を表しています
ホッジンズ社長は主人公のヴァイオレットに憧れを持ち、ヴァイオレットはギルベルト少佐に憧れを抱いています
ヴァイオレット:「“愛してる”を…知りたいのです
少佐は最後の命令の後に…その言葉を私に仰いました。少佐から…その言葉が出たのは初めてでした
それはどの様な状態を意味するのか、私には…理解出来ないのです
(第1話「愛してる」と自動手記人形より)
ヴァイオレットのギルベルト少佐に対する想いは観ていて痛々しいものがあります
タイプ1の憧れ、それがタイプ4
憧れは遠くにあるから憧れなのです
その想いを叶える道は遠く厳しいもの
このアニメはヴァイオレットが憧れに辿り着く過程が描かれたお話でもあります
各キャラクター達のエニアグラム分析
ヴァイオレット・エヴァーガーデン(タイプ1)
エニアグラムではタイプ1に分類されます
タイプ1(完璧主義者)の特徴は以下の通り
(こだわり「完璧主義・理想・正義」)
・リラックス下手、怠け方が分からない
・神経質で几帳面
・公正・公平であろうとする
・約束や時間は守る
・シャイで人見知り
・自分の感情を素直に出せない
・気が小さくて臆病
・堅実で現実的
・人にも自分にも厳しい
・柔軟な考え方は苦手
根は向こう見ずな熱い性格
一方、神経質で細かな所で几帳面、さみしがり屋で臆病な所もある
それがタイプ1のキャラクター
りん(ケムリクサ)
ミカサ(進撃の巨人)
などがタイプ1のキャラクターとなります
ギルベルト・ブーゲンビリア(タイプ4)
エニアグラムではタイプ4に分類されます
【こだわり】「個性・ロマン・創造性」
・美意識が高い、芸術家気質
・独自性を重んじる
・イメージ力があり空想にひたることが多い
・集団行動が苦手
・シャイで気が小さい
・共感能力が高く、弱者へのいたわりの気持ちが強い
・甘えん坊で寂しがりや
・建前がわからない
・気分転換や楽しむことがへた
・自意識過剰
・純粋で繊細で、傷つきやすい
・破滅的で自分を追いつめやすい
個性豊かな芸術家気質
自意識過剰だが、とても傷つきやすい面を持つ
それがタイプ4のキャラクター
北條すず(この世界の片隅に)
フルル(けものフレンズ)
双葉 杏(アイドルマスター シンデレラガールズ)
すばる(同居人はひざ、時々、頭のうえ。)
などがタイプ4のキャラクターとなります
クラウディア・ホッジンズ(タイプ7)
エニアグラムではタイプ7に分類されます
【こだわり】「楽しさ・夢・冒険」
・人生を楽しみつくそうとする
・落ち着きがない
・気さくでさっぱりとした性格
・ヤンチャで子供っぽい
・感情的な人を嫌う
・アイデアマン、思いつきが多い
・逃げ足が早い
・あき性
・用心深く慎重なところがある
・暗くて神経質、堅物な側面がある
・寂しがり屋で、かまわれたがり
・軽薄
冒険好きの楽天家
あき性で逃げ足が早いが、心の中には深い闇を持つ
それがタイプ7のキャラクター
レグ(メイドインアビス)
宮園 かをり(四月は君の嘘)
アッコ(リトルウィッチアカデミア)
ガッツ(ベルセルク)
エレン(進撃の巨人)
などがタイプ7のキャラクターとなります
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のストーリー
これはいつもこのブログを読んでくれている皆様にはおなじみのタイプ1を中心にしたタイプ7-1-4の三角関係のお話となっています
構成的には「めぞん一刻」と同じですね
お話は1クール13話
その間、ヴァイオレットの成長が丁寧に描かれていきます
次回はより詳しくヴァイオレットを分析
彼女の成長の過程を分析していきたいと思います
果たして彼女は「愛してる」を知る事ができるのでしょうか?
そしてその成長はどういう順番を踏まえて進んでいくのでしょうか?
計算された魅惑的なお話、それをエニグラムを通じて分析していきます
お楽しみに
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【関連記事】
gunber.hatenablog.com