こんにちは
楽しくないと生きていけない
がんべあです
ブログを描くために色んな作品を見返しているのですが、どれも面白くてついつい見いってしまい、程々にしないとやばいなぁと思っています
インプットとアウトプットのバランスって実に難しいですね
さて、ストーリー作りの強い味方、13フェイズ理論
今回から順を追って各々のフェイズについての細かな説明をしていきます
13フェイズの事を初めて聞くと言う方はまずはこちらをご覧ください
物語の導入 第1フェイズ【日常】
このフェイズのポイントは2つあります
- 主人公の日常を描く事
- 主人公の問題を描く事
主人公の日常
ポイントの1つ目は主人公の日常を描く事
具体的な例で見てみましょう
この世界の片隅に
昭和初期の村
カモメやサギが飛び交う海沿いの小道、道端にはのりが干してある
その中を歩く風呂敷包みを背負った幼い主人公のすずさん
途中で乗せてもらった小舟の中で財布の中身の十銭硬貨を眺めながら物思いにふける
静かだが実に楽しそう
スターウォーズ(第一作エピソード4)
舞台はSF 砂漠の星
見渡す限り一面砂漠の中にある丸い形の小さな一軒家
そこに年季の入った巨大なトレーラーが到着
中から小柄なフードを被った人がわらわらと現れる
言葉は意味不明、地球のどの言語でもない
彼らはトレーラーからいかにも古そうなドロイドを並べ始める
小屋の中から主人公ルークが叔父の後ろに付いて出てくる
トレーラーは行商に来たらしい
行商での交渉の中、ルークは父に
「トシ・ステーションに交換機を取りに」と切り出すが
「友達に会いにだろう」と一蹴され不満げなルーク
短い時間で主人公の日常をしっかりと描いています
物語の最初に「主人公が何時何処で何を思って日常を過ごしているのかを視覚的に訴える」
当たり前の事なのですが、創作する上で気を付けていきたいです
主人公の問題
次に大切なのは主人公の過ごす日常の中に潜む問題点を描く事
こちらも例を挙げましょう
この世界の片隅に
物語最初のナレーション
うちはよう ぼーっとした子じゃあ いわれてじゃけえ
その後、広島でバケモノに拐われたり、草津で座敷わらしに会ったりと現実と夢の中を行ったり来たりするエピソードが続きます
現実に対する対応力が低く、空想の世界に浸ってしまう
絵の世界以外で自分の思いを外に発信する事が苦手
それがすずの持つ問題
スターウォーズ(第一作エピソード4)
砂漠の真ん中の一軒家
退屈な每日
叔父に頼んでも街に出ることすらできず、平凡な暮らしから抜け出しだす事ができない
それが主人公ルークの抱えている問題
13フェイズ 第1フェイズのまとめ
主人公が「どういう日常」を過ごしていて「どういう問題」を抱えているのか
「この問題を解決する事」が「物語のテーマ」となります
ストーリーの根幹に関わる重要なファクターとなるのです
今回はここまで
13フェイズについて興味がある人は是非沼田やすひろ先生の著書「売れるストーリー&キャラクターの作り方」を買って読んでください
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みなさんの創作活動が楽しいものになりますように!
次回は第1フェイズに続く第2フェイズ【事件】の説明をしていきます
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