鬼滅の刃 第22話より ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
こんにちは。
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです。
今回は鬼滅の刃の主人公、竈門 炭治郎を例にとってタイプ9(調停者)キャラクターの根源的恐れと怒りについて解説していきます。
参考にするのは「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
私のブログで参考にしているドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著の本
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません
覚悟のある方は是非!すごい本です
新品価格 |
人は誰しも心の奥底に「恐れ」を持って生きており「怒り」はその恐れによって引き起こさる事が多いです。
そのパターンはエニアグラムのタイプ毎に一定の傾向があります。
その傾向をリソの本に従って探っていきましょう。
タイプ9の持つ根源的恐れ
タイプ9(調停者・平和をもたらす人)【竈門 炭治郎】の根源的恐れは
「喪失と分離 消滅させられること」
普段は物静かなタイプ9ですが、タイプ9は自分の周りにある世界(家族や仲間、環境など)の喪失や別れを何よりも恐れ、その様な状況に対して激高します
タイプ9(平和をもたらす人)
気楽で、控えめなタイプ。
受容的。安心感がある。現状に甘んじる。諦めている。
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
竈門 炭治郎:「俺の妹を傷つける奴は 柱だろうが何だろうが 許さない!!」
妹の禰豆子が傷付けられ、怒りを爆発させる炭治郎。
タイプ9は「喪失と分離 消滅させられること」に耐えられません
タイプ9の心の内側はどうなっているのでしょうか?
タイプ9の心の流れ
リソの本によるとタイプ9のキャラクターの心理状態は以下の様に記されています。
竈門 炭治郎の行動とリソの本に書かれた内容を照らし合わせながら見ていきましょう。
①タイプ9ほど自分自身や他者のために内的・外的平和を希求するタイプはありません。彼らは往々にして精神的探求者であり、他者や宇宙とのつながりを切望しています。
タイプ9が抱えるテーマは、あらゆる内面の取り組みの根本です。
マンガ「鬼滅の刃」7巻より
②皮肉なことに、タイプ9は、スピリチュアルな世界をとても志向しているタイプですが、本能センターの中心であり、物質世界や自分自身の身体にもっとも根ざしている可能性があります。
炭治郎:「正月になったら みんなに腹いっぱい食べさせてあげたいし 少しでも炭を売ってくるよ」
③タイプ9は自らの本質的資質につながり、とてつもなく自然なパワーや個人的魅力をもっているか、本質の力から切り離され、かかわりが薄れて、よそよそしくなり、軽々しくなることさえあるかのどちらかなのです。
炭治郎の母:「ありがとね 炭治郎」
炭治郎:「うん じゃあ行ってくる」
④本質エネルギーに接触できない代償として、タイプ9は思考や情緒的ファンタジーに逃げ込むこともあります。
⑤さらにタイプ9は、本能エネルギーのバランスが崩れると、自分自身を抑えるためにそのエネルギーを用います。自分自身の力を抑えることにより、こころの中のあらゆるものが不活発で鈍くなります。
炭治郎:「もうこれ以上 俺から奪うのは止めてください」
⑥彼らが一般的にもっていないものは、真に自分自身を生きる感覚-強いアイデンティテーなのです。ほかから分離した自己であり、自己主張しなければいけない人間であることはタイプ9にとって恐ろしいことです。
冨岡 義勇:「生殺与奪の権を他人に握らせるな!みじめったらしくうずくまるのは止めろ! そんな事が通用するなら お前の家族は殺されていない 奪うか奪われるかの時に 主導権を握れない弱者が妹を治す? 敵を見つける? 笑止千万!!!」
⑦タイプ9は現実の世界から離れ、「早すぎる悟りの世界」や神の「白光」に逃げ込みたいという衝動を抑えなければなりません。やり抜くことが唯一の出口であると、覚えていく必要があります。
怠惰と自己軽視
①彼らは通常の日常のことをするうえでは、必ずしも怠惰ではありません。彼らの怠惰は内面的なものであり、精神的な怠惰ともいえるもので、深く心を動かされたり、現実に影響されることを望みません。
マンガ「鬼滅の刃」7巻より
②したがって怠惰とは、自己想起や自覚における怠惰です。タイプ9は、自分自身や他者、世界とつながることにエネルギーを投入しません。
マンガ「鬼滅の刃」7巻より
③彼らは眠りに入り、本当に感じていることを麻痺させて現実を無視しているのに、その中で楽に機能できると思っています。
炭治郎の母:「ありがとね 炭治郎」
炭治郎:「うん じゃあ行ってくる」
④皮肉なことに、タイプ9は自分と世界との融合を求めていますが、たんに代用の平和、麻痺や分離という偽りの平和を達成することで終わってしまいます。それほど希薄な「平和」であるため、あらゆるものにかき乱されます。
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
偽りの平和の中で暮らしていた炭治郎(タイプ9)が、過酷な現実と向き合い、真の平和を目指して成長していくストーリー。
それが鬼滅の刃の大きなお話の流れであり、正にタイプ9の為のお話と言えるでしょう。
まとめ
タイプ9キャラクターは「喪失と分離 消滅させられること」を恐れます。
他のタイプと異なり、タイプ9は根源的恐れ(喪失・分離・消滅)に出会った時、すぐさまそれを「怒り」に結びつけません。
タイプ9は根源的恐れに対し、まるでパソコンがフリーズするかの様に、自分自身の力を抑え、感情をシャットダウンします。
しかしそれが限界に達した時、タイプ9は他のどのタイプよりも大きな「怒り」を発散するのです。
今日はここまで。
この記事が「イイナ」と感じたら下の【B!ブックマーク】ボタンを押して応援していただけると励みになります。
まだまだ勉強中ですので、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
みなさんと一緒に勉強していけると嬉しい限り
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【タイプ9のキャラクターをもっと知りたいと言うあなたに】
【鬼滅の刃 他記事】
【参考資料】
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
私のブログで参考にしているドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著の本
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません
覚悟のある方は是非!すごい本です
新品価格 |