機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話より © 創通・サンライズ・MBS
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今回は先週（2023/6/4）放映された機動戦士ガンダム 水星の魔女：第20話「望みの経て」で活躍した登場人物の人間関係についてエニアグラム分析を行います。
「水星の魔女」はとても面白いアニメなのですが、キャラクターが多く、観ていて頭が混乱しそうになります。
そんな時は落ち着いて「物語の中心となる人物」と「その周りの人間関係（グループ）」に注目するのがおススメ。
詳しく見ていきましょう。
機動戦士ガンダム 水星の魔女のストーリー
ガンダムの開発禁止から時が流れたA.S.122。母の勧めで水星からアスティカシア高等専門学園へと編入したスレッタ・マーキュリーは、到着間近の宙域で漂流していたデリングの一人娘ミオリネ・レンブランを意図せず救助する。実はデリングから逃れ地球へ向かう予定だったミオリネを妨害するかたちになったスレッタは、その責任をとるべくミオリネに強引に迫るグエル・ジェタークとMSによる決闘を受諾し、愛機のガンダム・エアリアルで圧勝する。開発の禁じられたガンダムを使用した嫌疑でMS評議会に拘束され、デリングの判断で退学の危機に陥るスレッタだったが、ミオリネの直談判によって再決闘が決まり、グエルを激戦の末に下す。
（ウィキペディアより）
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」第20話「望みの経て」で押さえておくべきキャラクターは以下の4グループとなります。
①【グエルを主人公とした人物関係】
グエルとシャディクは表（テーゼ）と裏（アンチテーゼ）の関係。真剣に闘う必要がありますが、相手を叩き潰してはいけません。闘いを通じてお互いが満足できる新たな道（ジンテーゼ）を見つけ出していく必要があります。
グエル（ダリルバルデ）とシャディク（ミカエリス）の戦闘かっこよかったですね。
グエル（タイプ3）が助けるべきヒロインはスレッタ（タイプ9）。頑張れグエル先輩！！
シャディク：「他者を蹴落とす生き方を強いてきたのはお前たちだ 力が無ければ理不尽な平和は崩せない」
シャディク：「知っているさ 俺もお前も自分の罪は自分のものだ それでもケジメは付けさせる！！」
【グエル・ジェターク】（タイプ3w2：主人公）
※タイプ3w2（魅了する人）は基本的に目立ちたがり屋（タイプ3）の性格、それに加えて他人の事が気になるおせっかい焼き（タイプ2）な面があります。
3ｗ4より人と親密でいたいという衝動を持っていますが、ときに、より充実した私生活や家庭的安定の代わりに、公的な生活やそこで認められることを選びます。感情に動かされやすくのびのびしている。
【シャディク・ゼネリ】（タイプ7w8：裏の主人公）
※タイプ7w8（現実主義者）は基本的に明るく人生を楽しみたい（タイプ7）タイプ、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好む（タイプ8）性格。
7ｗ6より仕事中毒の傾向があり、人とのつながりよりも、出来事を引き起こすことに関心がある。ひとりでいることを恐れない。
【ミオリネ・レンブラン】（主人公を導く者）
（タイプ6w5：守る人）
※タイプ6w5は自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性（タイプ6）、それに加えて独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意（タイプ5）な性格。
6ｗ7より集中力に優れているが、関心事は狭まる。往々にして、不利な立場にある人やグループの代弁をしたり擁護をする。
【スレッタ・マーキュリー】（ヒロイン）
（タイプ9w8：調停者）
※タイプ9w8はマイペースなのんびり屋さん（タイプ9）、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好みます（タイプ8）。
9ｗ1より社交的。人と仕事をするのを好む。
【グエルとシャディクについての詳しい解説はこちら】
②【エラン（強化人士5号）を主人公とした人物関係】
20話では現実世界で生きる事を客観視し、人生に停滞していたエラン（強化人士5号）（タイプ4）がノレア（タイプ1：主人公を導く者）の導きによって前に進み始める姿が描かれていました。
このお話ではエラン（強化人士5号）の動向が大きくクローズアップされています。まだ予想の段階ですがエラン（強化人士5号）に対する裏の主人公がエリクト・サマヤ。2人は表と裏の関係、今後ラストに向けてエラン（強化人士5号）とエリクトの関係が重要なファクターになっていくのではと思っています。
ノレア：「後で教えて あなたの本当の名前…」
【エラン・ケレス（強化人士5号）】（4ｗ3：主人公）
※外向的で見栄っ張りな方
※タイプ4ｗ3（貴族）は基本的に個性を尊重する（タイプ4）性格、それに加えて周りに対しての承認欲求が非常に高い性格（タイプ3）を合わせ持っています。
4ｗ5より社交的。自らの創造の成果についてほかの人たちに伝える必要性を感じている。
※エラン・ケレス4号と5号は共にタイプ4。しかし4号は内向的な4ｗ5（ボヘミアン）で5号は外向的な4ｗ3（貴族）だと思われます。
【ノレア・デュノク】（タイプ1ｗ9：主人公を導く者）
※1ｗ9（理想主義者）は基本的に真面目で理想を求める（タイプ1）完璧主義者、それに加えてもの静かで内向的な（タイプ9）性格
1ｗ2より穏やかでこだわりが少ない。一人でいるのを好む。
【ソフィ・プロネ】（タイプ2ｗ3：ヒロイン）
※タイプ2w3（もてなす人）は献身的に人の役に立ち（タイプ2）、それに加えて「名誉・目標の達成・ステイタス」を求める（タイプ3）性格。
2ｗ1よりも外向的。個人的つながりをつくり、ほかの人たちをよい気持ちにさせることで愛を求める。
【エリクト・サマヤ】（8ｗ9：裏の主人公）
※タイプ8ｗ9は「自分の運命は自分で決めると言う強い意思と実行力（タイプ8）」を持つ、それに加えて「平和を愛するマイペース（タイプ9）」な性格。
8ｗ7より着実、「やり手」という感じが少ないが、人を安心させる能力が彼らのリーダーシップを高めます。自分なりのペースで独立を望む。
③【ニカを主人公とした人物関係】
20話ではニカのお話も進展しています。ニカに対する裏の主人公はおそらくザビーナ（1ｗ2）。最終的にニカ（タイプ6）はヒロインのチュアチュリー（タイプ3）を救い出す（納得させる）事ができるのでしょうか？
こちらもドキドキの展開となっています。
ニカ：「ごめん チュチュ 全部私のせい チュチュが戦わなきゃいけないのも」
チュチュ：「赦すわけねえだろ 全部ちゃんと聞かせろよ じゃなきゃ 赦すも何もねえだろ」
【ニカ・ナナウラ】（タイプ6ｗ5：主人公）
※タイプ6w5は自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性（タイプ6）、それに加えて独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意（タイプ5）な性格。
6ｗ7より集中力に優れているが、関心事は狭まる。往々にして、不利な立場にある人やグループの代弁をしたり擁護をする。
【チュアチュリー・パンランチ】（3ｗ2：ヒロイン）
※タイプ3w2（魅了する人）は基本的に目立ちたがり屋（タイプ3）の性格、それに加えて他人の事が気になるおせっかい焼き（タイプ2）な面があります。
3ｗ4より人と親密でいたいという衝動を持っていますが、ときに、より充実した私生活や家庭的安定の代わりに、公的な生活やそこで認められることを選びます。感情に動かされやすくのびのびしている。
【スレッタ・マーキュリー】（主人公を導く者）
（タイプ9w8：調停者）
※タイプ9w8はマイペースなのんびり屋さん（タイプ9）、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好みます（タイプ8）。
9ｗ1より社交的。人と仕事をするのを好む。
【ザビーナ・ファルディン】（1ｗ2：裏の主人公）
※1ｗ2（擁護者）は基本的に真面目で理想を求める（タイプ1）完璧主義者、それに加えて理想を示す為の方法として人々を救おうとする（タイプ2）性格
1ｗ9より現実にかかわりをもつことを好む。気性が激しく、行動的。
④【スレッタ（裏）を主人公とした人物関係】
物語のメイン主人公スレッタは大きな壁に遭遇しており、20話の時点では裏の性格4ｗ5の面が強く出ています。
スレッタの表の性格（9ｗ8）は現実的で社交的、人と仕事をするのを好む性格。しかし裏（4ｗ5）となったスレッタは内向的、ステイタスや人から受け入れられることを気にしない性格となっています。
そんな裏の状態のスレッタ（タイプ4）に対して「主人公を導く者」の役割を行うのがペトラ・イッタ（タイプ1）。
20話では「停滞していたスレッタ」がペトラの導きによって少しづつ「前に進む」事ができるようなっていく姿が描かれています。
スレッタ：「ラウダさんの事 好きなのですか？」
ペトラ：「そう言うとこだよ あんたのムカつく所」
また第2シーズンの始まり（13話）で裏の状態のスレッタ（タイプ4：主人公）の前にノレア（タイプ1：主人公を導く者）とソフィ（タイプ2：ヒロイン）が学園に転校してきました。
鬼滅の刃の竈門 炭治郎（裏・タイプ5：主人公）に対する嘴平 伊之助（タイプ8：主人公を導く者）と我妻 善逸（タイプ7：ヒロイン）と似た構成となっています。
鬼滅の刃の様にスレッタとノレア・ソフィの3人が共に闘い成長していくお話を予想していたので20話の展開はちょっと残念。
【スレッタ・マーキュリー】（表9ｗ8→裏4ｗ5：主人公）
【ペトラ・イッタ】（タイプ1ｗ2：主人公を導く者）
※1ｗ2（擁護者）は基本的に真面目で理想を求める（タイプ1）完璧主義者、それに加えて理想を示す為の方法として人々を救おうとする（タイプ2）性格
1ｗ9より現実にかかわりをもつことを好む。気性が激しく、行動的。
【ノレア・デュノク】（タイプ1ｗ2：主人公を導く者）
※1ｗ2（擁護者）は基本的に真面目で理想を求める（タイプ1）完璧主義者、それに加えて理想を示す為の方法として人々を救おうとする（タイプ2）性格
1ｗ9より現実にかかわりをもつことを好む。気性が激しく、行動的。
【ソフィ・プロネ】（タイプ2ｗ3：ヒロイン）
※タイプ2w3（もてなす人）は献身的に人の役に立ち（タイプ2）、それに加えて「名誉・目標の達成・ステイタス」を求める（タイプ3）性格。
2ｗ1よりも外向的。個人的つながりをつくり、ほかの人たちをよい気持ちにさせることで愛を求める。
【エラン・ケレス（強化人士4号）】（4ｗ5：本来の裏の主人公）※内気で繊細な方
※タイプ4w5（ボヘミアン）は「個性・ロマン・創造性」を求め人とは違う道を進もうとします（タイプ4）、それに加えて独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意（タイプ5）な性格。
4ｗ3より内向的。ステイタスや人から受け入れられることを気にしない。
※エラン・ケレス4号と5号は共にタイプ4。しかし4号は内向的な4ｗ5（ボヘミアン）で5号は外向的な4ｗ3（貴族）だと思われます。
【スレッタとエランについての詳しい解説はこちら】
今回解説した人物関係を頭に入れた上で今までのお話を見返してみると意味深なセリフや行動が色々と見えてきて水星の魔女を10倍楽しめること請け合い。
「水星の魔女」は群像劇。今回は20話で活躍したキャラクターを中心に解説しましたが、他の話ではまだ沢山の主人公達が登場しています。誰と誰がどんな関係になっているのかエニアグラムで分析してみると今まで気が付かなかった意外な事が発見できると思います。
これからの展開が楽しみですね。
今日はここまで。
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まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように！
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