スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
こんにちは
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がんべあです。
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は私の大好きなアニメ、スキップとローファーに登場する江頭 ミカとナオちゃん。2人の性格は正反対、表と裏の関係になっています。
スキップとローファーのストーリー
岩倉美津未は中学卒業を機に、石川県のはしっこから東京の高偏差値高校へ進学したぴかぴかの高校生。
美津未ははしっこの過疎地で育ったゆえにまっすぐでまっしろで天然。「私はこの高校生活、ただの一度だって失敗しない!」と鼻息が荒い。根拠は「なぜなら私には明確な人生設計があるから!」「大学はもちろんT大」「法学部を首席で卒業」「死んだらお骨は日本海にまいてもらう」などなど同世代コミュニケーション経験に乏しい夢見る15歳。
だが入学式当日早々道に迷い、通勤ラッシュに巻き込まれ人酔いし、美津未の人生設計は早くもくじかれ落ち込んでしまう。そんな美津未の様子を心配した背が高いイケメン男子が声をかけてきて、一緒に学校へ行くことになる。
(ウィキペディアより)
【江頭 ミカ(えがしら ミカ)】(主人公:6w7)
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
【岩倉 直樹(いわくら なおき)】(裏の主人公:2w1)
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
裏の主人公とは
岩倉 直樹(ナオ)は江頭 ミカに対する裏の主人公。
裏の主人公の役割は「主人公を否定する存在」である事。主人公(テーゼ)に対するアンチテーゼが裏の主人公となります。
ナオは外見を気にしすぎる(6w7)ミカの態度を否定します。
ナオ:「もしかして外食って嘘じゃない?」
ミカ:「うっ…」
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
「主人公の行動理由(テーゼ)」と「裏の主人公の行動理由(アンチテーゼ)」は正反対、相反する考えがぶつかり合いながら物語が進む、それが物語に裏の主人公が登場する理由です。詳しく見ていきましょう。
【裏の主人公を詳しく知りたい方はこちらの記事で】
江頭 ミカの性格とその世界観
江頭 ミカの性格は6w7(良き友)
タイプ6w7(良き友)は自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性(タイプ6)、それに加えて今この時を楽しむ(タイプ7)性格。
江頭 ミカ:「私もそれ聞いてるよ めっちゃいいよねぇ」
クラスメイト:「ね、連絡先交換しよ」
江頭 ミカ:「え 嬉しい しよしよ」
スキップとローファー 第1話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
岩倉 直樹(ナオ)の性格とその世界観
ナオの性格は2w1(尽くす人)
2w1は弱きものを「助ける(守る)(タイプ2)」為に「正義(タイプ1)」を教示する性格。
ナオ:「ごめんね遅くなって 入学式どうだったぁ?」
美津未:「上手くいったよ」
ナオ:「本当 良かったぁ」
スキップとローファー 第1話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
【6w7が主人公のストーリーライン】
「争いを好まず調整役に徹してきた」主人公が、仲間の為に「(勇気を出して)戦いの先頭に立つ」。
江頭 ミカの本来の性格は心優しい6w7(良き友)。周りの人と仲良く合わせる事が得意ですが、本当の自分の気持ちには無頓着。
周りに合わせてばかりで自分の想いを理解する事が苦手なミカは思い悩んでいます。
ミカ:「バカみたい(中略)そうじゃない事くらい知ってる 誰でもうらやましがる男の子連れたら 自分も何かになれると思ってるの 私…」
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
第8話「ムワムワ いろいろ」は美津未を心配するミカが「美津未と聡介の動物園デート」の様子を影から見守るお話。
このお話では江頭 ミカが裏の性格の2w1(尽くす人)となっている様子が描かれています。
裏の性格となったミカは自分(6w7)らしからない行動を行います。
ミカ:「あーあ 何やってんだろう私…」
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
6w7(良き友)は周りに対して可愛い自分を積極的にアピールしようとする性格。通常「人知れず影から人助けを行う」事はめったに行いません。影から人助けを行うのは2w1(尽くす人)が得意とする行動。
そこで同じく美津未を心配して付いてきたナオ(2w1)と出会います。
ナオ:「あなた美津未の友達?」
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
2人の性格は正反対、しかしこの時点では裏の性格となったミカとナオは同じ性格2w1となっています。
2人は同一人物の「表と裏」の関係。一見正反対の性格に見えますが実は似たもの同士。
ナオ:「それでも自信が持てなくて傷つきたくない」
「ちょっと懐かしい」
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
ナオ:「いいじゃないの恥ずかしくて 恥ずかしい所あるくらいが可愛いわよ 何に気後れしてるのか知らないけど 誰かと本当の友達になれるチャンスなんて そうそう無いのよ」
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
6w7は周りに配慮してばかりで自分の気持ちを外に出すのが苦手。本当の自分をさらけ出す勇気が持てません。
ミカ(6w4)は裏の性格(2w1)となる事で「勇気」を出して自分の本当の気持ちと向き合い行動に移す事ができるのです。
スキップとローファー 第8話より ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
人は「表の性格(6w7)」で乗り越えられない大きな困難に出会った時、「裏の性格(2w1)」となり壁を乗り越えようとします。
スッキプとローファーは派手なストーリー展開ではありませんが、異なる性格のキャラクター達の心の動きを丁寧に描いたお話。とってもお気に入りのアニメ。これからの展開も楽しみにしています。
今回はここまで。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【スッキプとローファー他記事】
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。