機動戦士ガンダム 水星の魔女 第4話より © 創通・サンライズ・MBS
こんにちは
アニメ大好き
みんなと一緒に幸せを見つけていきたい
がんべあです。
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場するグエルとシャディク。2人の性格は正反対、表と裏の関係になっています。
現在「機動戦士ガンダム 水星の魔女」は11話まで放映された所。登場人物が出揃っていよいよ物語が動き出しています。
グエルとシャディクを考察しつつ、メインキャラクター達の関係を整理してみましょう。
機動戦士ガンダム 水星の魔女のストーリー
ガンダムの開発禁止から時が流れたA.S.122。母の勧めで水星からアスティカシア高等専門学園へと編入したスレッタ・マーキュリーは、到着間近の宙域で漂流していたデリングの一人娘ミオリネ・レンブランを意図せず救助する。実はデリングから逃れ地球へ向かう予定だったミオリネを妨害するかたちになったスレッタは、その責任をとるべくミオリネに強引に迫るグエル・ジェタークとMSによる決闘を受諾し、愛機のガンダム・エアリアルで圧勝する。開発の禁じられたガンダムを使用した嫌疑でMS評議会に拘束され、デリングの判断で退学の危機に陥るスレッタだったが、ミオリネの直談判によって再決闘が決まり、グエルを激戦の末に下す。
(ウィキペディアより)
- 主人公:グエルの性格とその世界観
- 裏の主人公:シャディクの性格とその世界観
- グエルにとっての「主人公を導く者」と「ヒロイン」
- シャディクとミオリネの関係
- 7w8(現実主義者)と6w5(守る人)の関係
- まとめ
【グエル・ジェターク】(タイプ3w2)
【シャディク・ゼネリ】(タイプ7w8)
主人公:グエルの性格とその世界観
グエルの性格は3w2(魅了する人)
タイプ3w2は基本的にプライドが高く目立ちたがり屋(タイプ3)の性格、それに加えて他人の事が気になるおせっかい焼き(タイプ2)な面があります。
グエル:「俺は少し優しすぎた様だ 未来の夫として これからは厳しくしていく お前は大人しく俺のものになればいいんだよ」
裏の主人公:シャディクの性格とその世界観
シャディクの性格は7w8(現実主義者)
タイプ7w8は基本的に明るく人生を楽しみたい(タイプ7)タイプ、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好む(タイプ8)性格ですが、「人とのつながり」よりも「出来事を引き起こす事」に関心があります。
アニメを見ていると楽天家で「人とのつながり」よりも「出来事を引き起こす事」に興味があるシャディクの様子が見えてきます。
グエル:「シャディク 決闘相手を再変更だ!」
シャディク:「了承しよう セセリア」
セセリア:「はいはーい」
グエルとシャディクは表と裏の関係。
「裏の主人公の役割は主人公を否定する事」。
グエルとシャディクの価値観は正反対となっています。
グエル:「女を賭けるのはお前だけだ」
シャディク:「人聞きが悪いなぁ 相手の男が返せって言ってくるだけだよ」
「周りからの賞賛」を得る事を目指していたグエル(主人公)がシャディク(裏の主人公)とのぶつかり合いを通じて成長し「自分のやりたい事」を得る事で、自身の抱えている問題点を乗り越えていくストーリー。それがグエルが主人公のお話。
先週放映された11話ではグエルはシャディクとの闘いに入りそうな展開となっています。果たしてグエルはこの闘いの中で「自分のやりたい事」を見つけ出す事ができるのでしょうか。
グエル:「あれは!」
ザビーナ:「そろそろ彼らが接触する時間だ」
シャディク:「そうだな」
グエルにとっての「主人公を導く者」と「ヒロイン」
そしてグエルの成長にとって大切なキャラクター「主人公を導く者」と「ヒロイン」はミオリネとスレッタ。
【ミオリネ・レンブラン】(主人公を導く者)
(タイプ6w5:守る人)
※タイプ6w5は自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性(タイプ6)、それに加えて独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意(タイプ5)な性格。
6w7より集中力に優れているが、関心事は狭まる。往々にして、不利な立場にある人やグループの代弁をしたり擁護をする。
【スレッタ・マーキュリー】(ヒロイン)
(タイプ9w8:調停者)
※タイプ9w8はマイペースなのんびり屋さん(タイプ9)、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好みます(タイプ8)。
9w1より社交的。人と仕事をするのを好む。
キレイな三角関係となっていますね。
グエルがシャディクとの闘いの中「自分のやりたい事」を見つけるためにはミオリネの導きが必要。そしてグエルが成長し最終的に救い出すのはヒロインのスレッタと言う人物関係。
スレッタ:「あ、あの」
グエル:「なんだ」
スレッタ:「決闘手伝ってください 私たち その 決闘のパイロット足りなくて だから助っ人捜して…」
グエル:「ダメだ 決闘は父親に止められている」
【3w2(グエル)のストーリーライン】
「人々からの賞賛を得るふるまい」をしてきた主人公が壁にあたり、その問題を解決するために「自分自身が関心のあるふるまい」を見つけようとする。
【3w2のストーリーラインの詳しい解説はこちらをご覧ください】
シャディクとミオリネの関係
次にシャディクの方も詳しく見ていきましょう。
10話ではシャディクとミオリネの関係について描かれていました。
ミオリネ:「昔さ 事業コンペに二人で企画出した事あったろ みんなに内緒でさ(中略)けど俺はあの日の事忘れてない 俺は君となら父さん達よりもいい未来を描けると思ってるよ ミオリネ」
シャディクとミオリネはタイプ7とタイプ6。一見エニアグラム的に無関係と思われます。
しかしシャディクは7w8、ミオリネは6w5となっており、7w8と6w5の間には深い繋がりがあります。
その繋がりとは「お互いの裏の性格を憧れとしている事」。
シャディク:「最初から決闘で奪えばよかった」
ミオリネ:「今更泣き言言っても会社はあげないわよ」
シャディク:「いや 君をだよ」
ミオリネ:「!」
シャディク:「ホルダーになって君を守る その一言が言えれば俺も中に入れたのかな」
ミオリネ:「バカね 今更よ…」
しかしその関係はお互いの「裏の性格への憧れ」に留まり、相手の表の面を見ようとしなかった為、長くは続かなかったのでしょう。
ミオリネ:「気に食わないのよ あんたの言い草が 会社を譲る 社長は私 さもいい事みたいに語って笑う」
「けど本当は私を会社のシンボルにしておきたいんでしょ その方がグループ内の邪魔が入らないから あんたもクソ親父たちと同じ 私を飾りとしか見ていない」
7w8(現実主義者)と6w5(守る人)の関係
アニメの中で7w8と6w5の関係は時々見受けられます。いくつか例を挙げてみました。
渡辺 さらさと奈良田 愛【かげきしょうじょ】
かげきしょうじょ!!第7話より © 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会
アッコとダイアナ【リトルウィッチアカデミア】
リトルウィッチアカデミア第2話より © 2017 TRIGGER/吉成曜/「リトルウィッチアカデミア」製作委員会
ロマニとマシュ【FGO】
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第0話より ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
ワカバとりり【ケムリクサ】
ケムリクサ第11話より ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
どの作品も7w8(現実主義者)と6w5(守る人)の関係が深く描かれており「表と裏の性格の変化」がストーリー中、見事に演出されています。
【7w8と6w5のお話についての解説】
まとめ
「機動戦士ガンダム水星の魔女」は今回解説したグエル・シャディク・ミオリネ・スレッタの4人にスレッタ(9w8)の裏となるエラン(4w5)を加えた5人が中心となるお話。
一見とても込み入った関係に見えますがひも解いていくと理(エニアグラム)にかなった関係となっています。
水星の魔女のお話のメインとなる5人の関係がどう変化していくのか、目が離せません。
今日はここまで。
この記事が「イイナ」と感じたら下の【B!ブックマーク】ボタンを押して応援していただけると励みになります。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【エニアグラムをきちんと勉強したい人へ】
【参考資料】
「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」
これからエニアグラムを学びたい方にオススメ
エニアグラムについての知識が体系化されている分かりやすい本
必要な情報は漏れなく書かれており、読みやすいのに読み応えがある良い書籍だと思います
中古価格 |
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません
覚悟のある方は是非!すごい本です
新品価格 |
「スバルの性格分析ブログ」
「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。