王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
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がんべあです。
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は王様ランキングに登場するボッス王国四天王「ソードマスター」の称号を持つドーマスとその御付きのホクロ。2人の性格は正反対、表と裏の関係になっています。
王様ランキングのお話は多くのキャラクター達の成長が描かれています。今回はドーマスを主人公としたお話を分析します。
王様ランキングのストーリー
巨人の両親を持ちながら体が小さく、剣すらまともに振れない非力な王子・ボッジ。耳が聞こえず言葉も話せない彼は、周囲から王の器ではないと思われていた。しかし、「カゲ」という友を得たことでボッジの人生は動き出す。(ウィキペディアより)
【ドーマス】(タイプ3w2)
王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
【ホクロ】(タイプ7w8)
王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ドーマスの性格とその世界観
ドーマスの性格は3w2(魅了する人)
タイプ3w2は基本的に目立ちたがり屋(タイプ3)の性格、それに加えて他人の事が気になるおせっかい焼き(タイプ2)な面があります。
ヒリング:「ドーマス だいぶ手話が上手くなりましたね ボッジを驚かせてあげなさい」
王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ホクロの性格とその世界観
ホクロの性格は7w8(現実主義者)
タイプ7w8は基本的に明るく人生を楽しみたい(タイプ7)タイプ、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好む(タイプ8)性格。
ホクロ:「きっとこの親子はあの世で楽しく暮らしてますよ」
王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
2人の性格は正反対、裏と表の関係となっています。
ドーマス(主人公)とホクロ(裏の主人公)は表と裏の性格。「主人公」は成長する為に「裏の主人公」と戦う必要があります。ドーマス(主人公)の成長について見ていきましょう。
ドーマスの過ちと成長
ドーマスは王族(ダイダ)の命令によって大きな過ちを犯します。その命令とはボッジ王子の暗殺。
王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
タイプ3w2は自らの理念に反してでも「人々からの賞賛を得るふるまい」を行おうとする性格。
ドーマス:「君は上からのどんな命令にも従う覚悟はあるか?(中略)覚悟が足りないな 私は従うつもりだ」
王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ドーマスは王族(ダイダ)の賞賛を得ようとして行動します。そんなドーマスを否定するホクロ。「裏の主人公の役割は主人公を否定する事」。
ホクロ:「本当にボッジ様を殺したのですか?!」
王様ランキング 第5話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
譲れない主張をぶつけ合うドーマスとホクロ。しかしお互いを理解する事はできず結論は平行線のまま。
そんな中、2人を導く存在が現れます。
ボッジを死なせた責任で処刑されようとしているドーマスとホクロはミランジョの情報によってボッジ王子が生きている事が分り、死刑を免れます。
ヒリング王妃:「死刑 死刑ーっ!!」
ダイダ(実はボッス王):「止めい ボッジは無事だ 死んではおらん」(中略)
ダイダ(実はボッス王):「鏡よ鏡 世界で一番強いものは誰だ」
ミランジョ:「それはこの者です」
王様ランキング 第8話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
処刑を免れたドーマスとホクロは「協力」してミランジョの陰謀を防ぐ為に戦う事になります。
2人を導く存在はタイプ6のミランジョ。
ドーマスとホクロはミランジョとの闘いを通じてお互いを理解し合う事ができるのです。
※「主人公を導く者」は時に「敵」として主人公の前に現れます。表と裏の主人公は「主人公を導く者」との闘いを通じて分かり合い成長する事ができるのです。(「鬼滅の刃」がいい例 主人公:竈門 炭治郎→主人公を導く者:鬼舞辻󠄀無惨)
ドーマス:「行くぞ 冥府への門を破壊しに」
ホクロ:「はいっ!」
王様ランキング 第8話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
そして成長したドーマスはボッス王との最後の戦いで周りからの言いなりではなく、「自らの意志」を持ってボッジ王子に仕える道を選びます。
デスパー:「申し訳ございませんが とうていあなた方の敵う相手ではない 何もできず ただ命を失うだけです」
ドーマス:「それでも私はボッジ様を守ると誓ったんだ」
王様ランキング 第8話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
【3w2(ドーマス)のストーリーライン】
「人々からの賞賛を得るふるまい」をしてきた主人公が壁にあたり、その問題を解決するために「自分自身が関心のあるふるまい」を見つけようとする。
【3w2のストーリーラインの詳しい解説はこちらをご覧ください】
「自分の意志に反する事でも盲目的に王の命令(王の賞賛を得るふるまい)に従ってきた」ドーマスが、ホクロ(裏の主人公)と共に手を取り合いミランジョ(主人公を導くもの)との闘いを通じて成長し、「自分自身の判断によって進むべき道」を見つけるストーリー。それがドーマスが主人公のお話。
王様ランキングのメイン主人公はボッジ王子。しかしその周りの多くのキャラクター達もそれぞれが主役として、その成長がしっかりと描かれています。
この描き込みが物語を重厚なものにしているのだと思います。
今回はここまで。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。