王様ランキング 第21話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
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アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は王様ランキングに登場するボッス王とダイダ。2人の性格は正反対、表と裏の関係になっています。
「ボッス王とダイダ」は「ミランジョ母娘」と深い関係となっています。それぞれの相性がどうなっていたのか。詳しく見ていきましょう。
王様ランキングのストーリー
巨人の両親を持ちながら体が小さく、剣すらまともに振れない非力な王子・ボッジ。耳が聞こえず言葉も話せない彼は、周囲から王の器ではないと思われていた。しかし、「カゲ」という友を得たことでボッジの人生は動き出す。(ウィキペディアより)
【ボッス:タイプ8w7(一匹狼)】
王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
【ダイダ:タイプ3w4(専門家)】
王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ボッス王の性格とその世界観
ボッス王の性格は8w7(一匹狼)
タイプ8w7は「自分の運命は自分で決めると言う強い意思と実行力(タイプ8)」を持つ、それに加えて「楽しさ・夢・冒険を追い求める(タイプ7)」性格。
ボッス:「若い頃 私は武者修行に出ていてな ある時魔法使いと戦う為に 魔法立国ホウマを訪れた」
王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ダイダの性格とその世界観
ダイダの性格は3w4(専門家)
タイプ3w4は見た目を気にする成功志向で、実際的(タイプ3)、それに加えて「個性・ロマン・創造性」を求め人とは違う道を進もうとする(タイプ4)性格。
ドーマス:「ベビン騎士団一番隊長を打ちのめしたと聞いたが 完全に天狗だな」
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2人の性格は正反対、裏と表の関係となっています。
ボッスとダイダを考察する時のキーキャラクターはミランジョ母娘。
【ミランジョ母:タイプ2w1(尽くす人)】
【ミランジョ:タイプ6w7(良き友)】
王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
この4人の関係を詳しく見ていきます。
ボッス王とミランジョ母との関係
ミランジョの母はボッスを「導く者」の関係。
若い時のボッスは意味もなく目の前の戦いに明け暮れる日々を過ごしていました。そんなボッスを導いたのはミランジョの母。
ボッス:「深手を負った私をミランジョの母は助けてくれた(何故だ…)優しい人だった この国の人々はみなそうだったが 彼女は心配になるほどお人よしでなぁ 私はミランジョの成長を見届ける為に ホウマ国に留まった」
王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ミランジョの母(タイプ2)はボッス王(タイプ8)の成長方向「主人公を導く者」となります。
ボッスはミランジョの母に導かれ、今まで意味なく振るってきた「力」の使い方を理解できるようになります。力の正しい使い方、それは「弱きものを守る(タイプ2:成長方向)為に使う事」。
しかし、ホウマ国に留まっていたボッス王には足りない存在がありました。それはボッスに対する裏の主人公(3w4)。裏の主人公の不在により、ボッスは表の長所(タイプ8:力)しか発揮する事ができません。力で叶わない相手に対してはボッスは無力なのです。
ホウマ国は虐げられている人々を救うために「果てしない神々との闘い」を行っていました。
ボッス:「その時代 神々が次々と国を支配し 奴隷にしていった ホウマの人々はいち早く現状を知り立ち上がったのだ」
王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
しかし神々の力は強くボッスとホウマ国は追い詰められていきます。神々に対して力で叶わないボッスはミランジョの母を失い、ミランジョもまた鏡の中の存在となってしまいます。
ボッス王は表の性格である「力(タイプ8)」のみに頼ってミランジョの母を助けていました。しかし「力」のみでは物事は上手くいきません。裏の性格(タイプ3)の長所の「人々に気に入られる魅力」を伸ばす事が必要。
「力(表:テーゼ)」と「魅力(裏:アンチテーゼ)」。この2つの長所を合体させた新しい能力(ジンテーゼ)を掴む事でタイプ8w7は(闇落ちを回避して)成長への道へと進む事ができます。
ボッスがミランジョの母親を救えなかったのは「裏の主人公」の不在による所が大きいのです。
ボッスとミランジョの関係
次にボッスと娘のミランジョの関係についても見ていきます。
ミランジョの元々の性格はタイプ6w7(良き友)。しかし母と国を無くしたミランジョはその困難に対応する為、裏の性格2w1(尽くす人)となります。
ミランジョの「裏の性格」であるタイプ2はボッス王に対して「主人公を導く者」の位置。しかしミランジョにとってタイプ2は本来の性格(表)ではない為、その役割(ボッスを導く事)をこなそうとすると無理が出てしまいます。その無理がミランジョの闇落ちへと繋がっていきます。
ボッス王を導くのはミランジョの母(タイプ2w1)の役目。母が亡くなった後、無理をしてその役目を果たそうと努力しているミランジョ。その姿をずっと見ていたボッス王はミランジョの行為がエスカレート(闇落ち)してからも止める事ができなかったのでしょう。
ボッスとダイダの関係
ボッスとダイダは「表と裏の主人公」の関係。
裏の主人公の不在によりボッス王は魔神との契約に手を染め、闇落ちしてしまいます。
しかしダイダが生まれ成長したことにより、ボッスに対する「裏の主人公(ダイダ)」が現れます。
そしてボッスはダイダと文字通り融合するストーリー展開となります。
ボッス王:「ダイダ ダイダ」
ダイダ:「この声は」
ボッス王:「お前に観てもらいたい」
王様ランキング 第21話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
一度闇落ちしてしまったボッスはダイダと融合(表と裏の主人公の相互理解)する事で共に正しい成長への道を進む事ができるのです。
王様ランキング 第21話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ダイダとミランジョの関係
ミランジョはダイダを「導く者」の関係。
ダイダは他人から賞賛される事を望む性格(タイプ3)。しかし父のボッスと比べて自分の非力さを思い知ります。
ダイダ:「申し上げにくいのですが ランキングの大幅ダウンは免れません おそらく90位くらいかと」
王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ダイダはどうして良いのか分からず、道に迷う事になります。
ダイダ:「母上 鏡 闇だ 何も見えないぞ」
王様ランキング 第4話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
そんなダイダを導くのはミランジョ。
ダイダ:「俺はお前がいたから あの闇の中で強くいられた ずっとお前に会いたかった」
王様ランキング 第22話より © 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
ミランジョ(タイプ6)はダイダ(タイプ3)の成長方向「主人公を導く者」となります。
ボッス王とダイダ、ミランジョ母娘、この4人はそれぞれが「表裏の関係」であり、「主人公と主人公を導く者の関係」となっています。
そしてここにボッジ王子が加わる事でダイダ(3)ーミランジョ(6)-ボッジ(9)のトライアングルが完成し、安定した関係となるのです。
今回はここまで。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。