王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊／アニメ「王様ランキング」製作委員会
こんにちは
アニメ大好き
みんなと一緒に幸せを見つけていきたい
がんべあです。
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター（や裏表の関係のキャラクター）を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は王様ランキングに登場するミランジョとミランジョの母。2人の性格は正反対、表と裏の関係になっています。
2人の関係を詳しく考察すると「ボッス王がミランジョを幸せにできなかった理由」が見えてきます。
王様ランキングのストーリー
巨人の両親を持ちながら体が小さく、剣すらまともに振れない非力な王子・ボッジ。耳が聞こえず言葉も話せない彼は、周囲から王の器ではないと思われていた。しかし、「カゲ」という友を得たことでボッジの人生は動き出す。（ウィキペディアより）
【ミランジョとその母】
ミランジョの性格とその世界観
ミランジョの性格は6ｗ7（良き友）
タイプ6w7（良き友）は自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性（タイプ6）、それに加えて今この時を楽しむ（タイプ7）性格。
王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊／アニメ「王様ランキング」製作委員会
ミランジョの母の性格とその世界観
ミランジョの母の性格は2ｗ1（尽くす人）
2ｗ1は弱きものを「助ける（守る）（タイプ2）」為に「正義（タイプ1）」を教示する性格。
ミランジョの母：「ミランジョ 人の幸せの上に自分の幸せを築きなさい」
王様ランキング 第18話より © 十日草輔・KADOKAWA刊／アニメ「王様ランキング」製作委員会
2人の性格は正反対、裏と表の関係となっています。
ミランジョの母は神々に虐げられている弱い人間を守ろうと尽くします。しかしその行為は報われず、ミランジョの母の国は滅ぼされ、母親も殺されてしまいます。
その困難に会ったミランジョは明るく活発な性格（6ｗ7）から裏の性格（2ｗ1）となり、ボッス王に献身的に尽くすようになります。2ｗ1（裏の性格）は人に尽くす事で6ｗ7（表の性格）が苦手な「争い」の先頭に立つことができる性格。
【6ｗ7が主人公のストーリーライン】
「争いを好まず調整役に徹してきた」主人公が、仲間の為に「（勇気を出して）戦いの先頭に立つ」。
ミランジョの本来の性格は心優しい6ｗ7（良き友）。周りの人や動物と仲良くする事が得意ですが、争いは苦手としています。国と母を失い追い詰められたミランジョは裏の性格2ｗ1（ボッスに尽くす性格）となり困難に対応します。
ボッス：「美味いよ」
ミランジョ：「………」
王様ランキング 第22話より © 十日草輔・KADOKAWA刊／アニメ「王様ランキング」製作委員会
このまま幸せが続くかと思われた二人の生活でしたが、裏の性格はあくまで緊急時時に一時的に使用するもの。裏の性格を使い続けるとどこかで無理が発生します。
ミランジョ：「今度はあなたの夢を叶えてあげたい」
王様ランキング 第22話より © 十日草輔・KADOKAWA刊／アニメ「王様ランキング」製作委員会
幸せな生き方を守る為に「裏の性格」を使い続け「ボッスに尽くそう」としたミランジョは善悪の見境が付かなくなっていきます。そして次第に闇落ちしていくのです。
ミランジョ：「魔神に願いを…」
王様ランキング 第22話より © 十日草輔・KADOKAWA刊／アニメ「王様ランキング」製作委員会
表の性格で乗り越えられない大きな困難に出会った時、「裏の性格」は頼もしい力となります。しかし裏の性格を使い続ける事は「闇落ち」の危険性があるのです。
ボッスとミランジョ母娘の関係
ボッス王（タイプ8）とミランジョ母（タイプ2）は「主人公」と「主人公を導く者の関係」。ありのままの姿で良好な関係を持つ事ができます。
しかし娘のミランジョ（タイプ6）の性格はボッス王（タイプ8）との相性は深くありません。「ミランジョがボッスとの関係を続けていく為」には無理をして「裏の性格（タイプ2）」を維持する必要があります。
物語のラスト、ボッス王はミランジョを救う役割をダイダに託します。
ボッス王：「間違った選択もするだろう だが必ずお前の力になる あの子がきっとお前を…ダイダ ダイダ ミランジョを頼む」
王様ランキング 第22話より © 十日草輔・KADOKAWA刊／アニメ「王様ランキング」製作委員会
ダイダはタイプ3、タイプ6のミランジョとの関係を良好に深める事ができる性格。
ダイダ：「俺はお前がいたから あの闇の中で強くいられた ずっとお前に会いたかった」
ミランジョ：「でも全て 私が…」
ダイダ：「何言ってやがる おかげで俺は成長できた ミランジョ 俺の妻になってくれ」
王様ランキング 第22話より © 十日草輔・KADOKAWA刊／アニメ「王様ランキング」製作委員会
ミランジョ（表：タイプ6）はダイダ（タイプ3）の成長方向であり「ダイダを導く存在」となります。
この流れはミランジョが無理せず表の性格のまま幸せに暮らす事ができる選択。実に見事なストーリー展開だと思います。
「人にはそれぞれの相性があり、適材適所の関係を築く事が大切」無理をして作る関係は闇落ちに繋がっていく。
王様ランキングのお話ではこのテーマが何度も繰り返し語られています。ボッス王とミランジョ、ダイダのお話はこのテーマに沿った作りとなっているのです。
今回はここまで。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように！
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。
