がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

物語の書き方 ストーリー構成を学ぼう アニメ「バケモノの子」を13フェイズで分析する

f:id:gunber:20200929101025j:plainバケモノの子より ©2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

 

 こんにちは

 みんなと一緒に幸せになりたい

 がんべあです

 

 今回は劇場アニメ「バケモノの子」の13フェイズ解説を行います

 

 この作品は2015年(平成27年)公開

 「おおかみこどもの雨と雪」や「サマーウォーズ」を創った細田守監督の作品
 
キャッチコピーは「キミとなら、強くなれる。」
 
 舞台は現代の渋谷から始まり、バケモノの世界「渋天街」に主人公が迷い込む所からストーリーが進み始めます
 

 

 さて、お話の詳しい解説を始めましょう

 

※物語は人によって千差万別な捉え方ができると思っています、このブログはあくまで私の目から見た意見ですのでご了承下さい

 

 

 ※ネタバレありです、ご注意を

「バケモノの子」のお話

 

 このお話の主人公は9歳の子供、九太(きゅうた) / 蓮(れん)

 九太はバケモノの世界で師匠に付けられた名前、元々人間世界ではと言う名を持っています

 

 九太の抱える問題点は「他人を信頼できず、心の中に闇を抱えている事

 

 九太:「大嫌いだ 大嫌い 大嫌い 大嫌い 大嫌いだぁ!」

f:id:gunber:20210704130950p:plainバケモノの子より ©2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

 

 お話の流れを13フェイズで表します

 

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 物語前半、第7フェイズまで九太は師匠である熊徹の助けを得ながら強くたくましく成長していきます

 

 第8フェイズ以降の物語後半では、九太は師匠である熊徹の元を離れ、人間界かバケモノ界か、自分が進むべき道を一人で考えるようになります

 

 

 両親と別れ一人きりの主人公九太、何をして良いのか判らず、心の中に闇を抱えてしまいます

 

 そんな九太は前半で熊鉄と出会い、師弟関係を結びます

熊徹は不器用ながらも精一杯、大切なものを九太に伝えようとします

 

熊徹:「胸ん中の剣があるだろうがよ!ここんとこによ!胸ん中の剣が大事なんだよ!」

f:id:gunber:20210704130933p:plainバケモノの子より ©2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

 

 そして後半はと出会い、関係を深めていく中で自分の人生を切り開いていくのです

 

 人は生きていると心の中に迷いが生じ、闇を抱えてしまう弱い生き物

 そんな時、助け合える存在が家族

 

楓:「誰だってみんな等しく闇を持っている。蓮くんだって抱えてる。私だって、私だって、抱えたまま今も一生懸命もがいてる。だから、簡単に闇に呑み込まれたあなたなんかに、蓮くんが負けるわけない。私たちが負けるわけないんだから!」

f:id:gunber:20210704130917p:plainバケモノの子より ©2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

 

サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」などで細田監督が繰り返し伝えようとしている「家族の大切さ」

 この作品はそれを更に血縁の繋がらない「師弟関係」と言う疑似家族にまで広げて描いた作品

 

 作品のテーマはキャッチコピー通りの「キミとなら、強くなれる。」

 そんな「キミ」こそが自分にとっての「家族」なのだと思いました

 

  今回はここまで

 

 まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います

 疑問点などありましたら是非教えてください

 

 この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います

みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!

 

【13フェイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ】

gunber.hatenablog.com

 

【関連記事】

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