ファインディング・ニモより ©Disney/Pixar
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回から前後編でジョン・ラセター監督「ファインディング・ニモ」の13フェイズ解説を行います
この作品は2003年(平成15年)公開作品
監督のジョン・ラセターは宮崎駿監督の大ファンであり、同時に師匠と慕っています
今回ストーリー分析をしていて、ちょっと驚きました
「ファインディング・ニモ」と宮崎監督の「千と千尋の神隠し」のお話の構成が非常に似ていたのです
ひょっとすると、お話の構成に宮崎監督の影響が現れているのかもしれませんね
では解説スタートです!
※物語は人によって千差万別な捉え方ができると思っています、このブログはあくまで私の目から見た意見ですのでご了承下さい
※「」と
OO:「OOO」
は引用部分 引用はアニメ「ファインディング・ニモ」から
※ネタバレありです、ご注意を
「ファインディング・ニモ」のお話
ファインディング・ニモの主人公はマーリンとニモの2人
そして、マーリンのお話の第3フェイズ【決意】はそれ自体が一つの「小さなお話」となっています
「決意フェイズが小さなお話となっている」
この構成は宮崎監督の「千と千尋の神隠し」や「天空の城ラピュタ」と同じストーリー構成
他のアニメ作品ではあまり見られない構成ですので、宮崎監督を師匠と崇めるジョン・ラセター監督だからこその構成なのかもしれません
①:マーリンのお話(大きなお話)
物語前半、第7フェイズまではマーリンはドリーの助けを得て成長をしていきます
そして第8フェイズ以降の後半ではマーリンはドリーの助け無しで成長するお話へ変化します
そして先に述べた通り、マーリンのお話の第3フェイズはそのまま小さなお話となっています
②:マーリンの小さなお話(決意フェイズ)
物語前半、第7フェイズまではマーリンはドリーの助けを得てニモの後を追います
そして第8フェイズ以降の後半ではマーリンはドリーの助けを無視してニモの後を追うお話へ変化します
※「千と千尋の神隠し」も同じく決意フェイズが小さなお話になっています
興味がある方は下のリンクから過去記事を是非確認してみてください
もう一人の主人公ニモのお話
物語前半、第7フェイズまではニモは水槽の仲間達の助けを得て成長していきます
そして第8フェイズ以降の後半ではニモは水槽の仲間達の助け無しで成長するお話へ変化します
物語の構成要素がとても多く、最初は「この話は13フェイズではないかも…」とも思っていました
しかし、検証していくと「13フェイズの3つのお話」が一つに纏められている事が解り、テンションが上がりました
こんな時、ブログを書いててホントよかったと実感します
「ブログを書く事で物語が10倍楽しめる」
よい趣味を見つけたなぁ…と
あとは自分の作品に活かしていければ、もっといいですよね…頑張ります!
後編では3つのお話で主人公がどう変化したのか、その成長についてもう少し詳しく分析をしていきます
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【後編はこちら】
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