ペンギン・ハイウェイより ©2018森見登美彦・KADOKAWA/『ペンギン・ハイウェイ』製作委員会
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は劇場アニメ「ペンギンハイウェイ」の13フェイズ解説を行います
この作品は2018年(平成30年)公開
アオヤマ:「なぜあの空き地にペンギンたちがいたのか そもそも彼らは本物のペンギンなのかどうか そして、どこから来たのか」
お姉さん:「私というのも謎でしょう
この謎を解いてごらん
どうだ、君にはできるか?」
さて、お話の詳しい解説を始めましょう
※物語は人によって千差万別な捉え方ができると思っています、このブログはあくまで私の目から見た意見ですのでご了承下さい
※「」と
OO:「OOO」
は引用部分 引用は「ペンギンハイウェイ」から
※ネタバレありです、ご注意を
「ペンギンハイウェイ」のお話
このお話の主人公は小学4年生の子供アオヤマ
アオヤマの抱える問題点は「学ぶ事は得意だが、学んだ知識を活かす方法が見つかっていない事」
アオヤマ:「他人に負けるのは恥ずかしいことではないが、昨日の自分に負けるのは恥ずかしいことだ。一日一日、ぼくは世界について学んで、昨日の自分よりえらくなる」
お話の流れを13フェイズで表します
物語前半、第7フェイズまでアオヤマは憧れのお姉さんの助けを得ながら不思議なペンギンの謎を解こうと実験を繰り返します
第8フェイズ以降の物語後半では、お姉さんの体調が悪くなりアオヤマの前にお姉さんは姿を見せなくなります
物語前半でお姉さんと一緒に研究を進める中、アオヤマは「知識(現象・事実)」と「感情(想い)」の違いについて少しずつ学んでいきます
アオヤマ:「ぼくはおっぱいと言うものは謎だと思う。ぼくがしばしば考えてしまうのはお姉さんのおっぱいだが、彼女のおっぱいは母のおっぱいとは違うと感じる。」
アオヤマ:「なぜこの人の顔はこういう形に出来上がったのだろう
なぜお姉さんの顔を見ていると嬉しい感じがするのだろう
なぜぼくが嬉しく思う顔が遺伝子によって完璧に作られて、今ここにあるのだろう
そう言う不思議さは始めての事だったから、上手く書くことができなかった」
そして、物語後半で共に研究を進めてきたクラスメートの女の子ハマモトのお父さんが「海」に飲み込まれてしまいます
お父さんの事を想い涙ぐむハマモト
その姿を心配そうに見つめるアオヤマ
単なる「知識」の研究として取り組んでいた現象に突如「感情・想い」が覆いかぶさっていきます
この時アオヤマは自分がすべき事に気付きます
ハマモト:「お父さん、死んじゃうのかな…」
(中略)
ハマモト:「ねぇ、私はどうすればいいの?」
アオヤマ:「ぼくに分かるのは、ぼくが何をすべきかということだけだよ」
知識はそれだけでは何の役にも立たない
知識を役に立たせるには人の「想い」が必要
ペンギンハイウェイを辿り、お姉さんと共にハマモトのお父さんを助け出すアオヤマ
しかし、その結果はお姉さんとの別れを導き出します
お姉さん:「私は人類じゃないんだってさ」
お姉さん:「それじゃ、そろそろさよならね」
アオヤマ:「はっ」
お姉さん:「キミはここに居なさい…んっ?
泣くな少年」
アオヤマ:「ぼくは泣かないのです」
お姉さん:「ふふっ」
しかし、アオヤマは物語の最後にこう決意します
アオヤマ:「世界の果てに通じている道はペンギン・ハイウェイである。その道をたどっていけば、もう一度お姉さんに会うことができるとぼくは信じるものだ。これは仮説ではない。個人的な信念である。」
アオヤマが最初に抱えていた問題点「学ぶ事は得意だが、学んだ知識を活かす方法が見つかっていない事」は物語を通して解決する事ができるのです
不思議なお姉さんとペンギンの謎は本格的SFテイストで考察すると深いのですが、今回は省略させてもらいます
SF好きな方は是非作品を観て考察してみてください
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【13フェイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ】
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