葬送のフリーレン 第6話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
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がんべあです。
今回は「葬送のフリーレン」に登場する「フリーレン」(6w5)と「フェルン」(6w7)について、性格の共通点&相違点をエニアグラム分析します。
フリーレンのアニメはめっちゃお気に入り。このアニメだけはスマホの小さい画面ではなく必ずモニターの大画面で堪能するようにしています♪
【エニアグラムを知らない方はこちらから】
「葬送のフリーレン」では2人の主人公が登場しています。メイン主人公が「フリーレン」、サブ主人公が「シュタルク」。
サブ主人公シュタルク(9w1)に対する2人のヒロインが今回考察するフリーレン(6w5)とフェルン(6w7)と言うお話の構成。
6w5と6w7は「Fate/stay night」のセイバー(6w5)と間桐 桜(6w7)等、タイプ9の主人公に対するダブルヒロインとして登場するパターンがアニメの中で多く見られます。
葬送のフリーレンのストーリー
魔王討伐の偉業を成し遂げ王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら勇者パーティー4人は、10年間もの旅路を振り返り感慨にふけっていたが、1000年は軽く生きる長命種のエルフであるフリーレンにとって、その旅はきわめて短いものであった。そして、50年に一度降るという「半世紀(エーラ)流星」を見た4人は、次回もそれを見る約束を交わしてパーティーを解散する。
それから50年後、すっかり年老いたヒンメルと再会したフリーレンは、ハイターやアイゼンとも連れ立って再び流星群を観賞する。まもなくヒンメルは亡くなるが、彼の葬儀でフリーレンは自身がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。その悲しみに困惑したフリーレンは、人間を知るためと魔法収集のために旅に出る。
さらに20年後、フリーレンはもうひとりの仲間であったハイターを訪ねる。ヒンメルと同じく老い先短い身であったハイターは、魔導書の解読と戦災孤児の少女フェルンを弟子にすることを依頼。その4年後に魔導書の解読を終えたフリーレンと、一人前の魔法使いに成長したフェルンは、ハイターの最期を看取ったあとに諸国をめぐる旅に出る。
その後フリーレンたちは、最後に訪ねた仲間であるアイゼンの助力を受けて、フリーレンの師匠にして伝説の大魔法使いフランメの手記を入手。その手記には、かつての魔王城があった大陸北端の地エンデにあるという、死者の魂と対話できる場所・オレオールの存在が記されていた。オレオールで亡きヒンメルと再会するという新たな目的ができたフリーレンは、アイゼンの弟子である少年戦士シュタルクや、行方不明の親友との再会を望む僧侶ザインという新たな仲間たちを加えて北方を目指す。
(ウィキペディアより)
【PV最高。何度見返しても胸が締め付けられます♪】
【主人公】
【シュタルク:9w1】
タイプ9w1(夢見る人)はマイペースなのんびり屋さん(タイプ9)、それに加えて真面目で融通が利かない(タイプ1)性格。
9w8より内向的。冒険を好まず控えめ。葬送のフリーレン 第6話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
【フリーレン:6w5】(※メイン主人公でもあります)葬送のフリーレン 第6話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
【フェルン:6w7】
葬送のフリーレン 第6話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
キャラクターの性格の共通点
まずは二人の共通点から見てみましょう。
それは「自分自身より自分の信念の為に生き、自分を犠牲にしてでも周りの共同体を守る(共同体の中で自分の位置を確保しようとする)性格である事」。
タイプ6(堅実家)のこだわりは「ルール・堅実・責任感」
タイプ6の特徴を簡単に表すと
「自分の事より周りの共同体の事を気にする、考え過ぎで未来に対する不安がいっぱい」
フリーレン:「前はもっと無気力にだらだらと生きていたんだけどね(中略) あたしの集めた魔法を褒めてくれたバカがいた それだけだよ」
葬送のフリーレン 第2話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
フェルン:「ファイター様はずっと私を置いて死ぬことを危惧しておりました あの方は正しい事をしたのです 救った事を後悔してほしくない 魔法使いでも何でもいい 独りで生きていく術を身に付けることが 私の恩返しなのです 救って良かったと もう大丈夫だと そう思って欲しいのです」
葬送のフリーレン 第2話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
フリーレンは「ヒンメル達」の事。フェルンは「ハイター」の事に対して思い悩んでいます。
自分自身の事より周りとの関係性を気にするのがタイプ6の共通点。
タイプ6がお姫様気質である所以となります。
キャラクターの相違点
次は「フリーレン」と「フェルン」の相違点。
タイプ6の共通点は「自分の事より周りの共同体の事を気にする、考え過ぎで未来に対する不安がいっぱい」。
しかし2人には大きな相違点があります。
それはいったい何なのでしょう?
2人の違いを一言で言うとこうなります。
「フリーレン」は【内向的】
「フェルン」は【外向的】
もう少し詳しく説明しましょう。
エニアグラムでの分析では同じタイプ6でもフリーレンはタイプ5寄り、フェルンはタイプ7寄りな性格
(ネコ矢印は「ねこ画伯コハクちゃん」 無料イラストから使用させてもらいました)
この違いをウィングと呼び、タイプ7寄りの性格を6w7、タイプ5寄りの性格を6w5と表します。
2つの性格は以下の特徴を持っています。
6w5 守る人(ディフェンダー) (フリーレン)
【内向的】
・往々にしてさまざまな専門知識に秀でている
・実際的な問題解決に卓越しいている
・分析家、社会評論家、教師、オピニオンリーダー的
・ルールや範囲がかなり確定された知識体系(数学・法律・科学など)に惹かれる
・w7より集中力に優れているが、関心事は狭い
・w7より自立していて真面目
・政治的主張や社会奉仕といった分野に関心がある
・往々にして不利な立場にある人やグループの代弁をしたり養護する
・多くの場合、ひとりで行動する
・システムや信念から安心を得る一方、懐疑性を保つ
・世界を危険なものと見がちで、党派心の強い姿勢や反動的立場に至る
・秘密主義の為、周りに疑念を持たれることがある
・刺激に反応しやすく、強く主張する
・安全を脅かすとおぼしきものを責めたり、スケープゴードにしがち
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
6w7 良き友(バディ)(フェルン)
【外向的】
・魅力的で面白い
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
フリーレンはタイプ5寄り
タイプ5のこだわりは「知識・分析・倹約」
タイプ5特有の「知識・分析」の傾向が強い6w5のキャラクターは、w7より独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意です。
フリーレン:「あーあ 魔法の研究したかったなぁ…」
フェルン:「まだ言ってる」
シュタルク:「大変だったんだぞ あれから色々」
葬送のフリーレン 第6話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
6w5(フリーレン)は6w7(フェルン)に比べて以下の特徴があります。
①「6w7より独立的」
②「集めた知識を分析して活用する事が得意」
③「6w7より感情的」
フェルンはタイプ7寄り
タイプ7のこだわりは「楽しさ・夢・冒険」
タイプ7特有の「今この時を楽しむ能力」を持ち、その為、w5に比べて今を楽しむ事ができます。
ただ、その楽しみは「タイプ6が根源的に持つ心の奥にある不安を忘れる為に行っているもの」その辺りもタイプ7と通じる所があります。
フェルン:「あなたが私を知ろうとしてくれた事が たまらなく嬉しいのです」
フリーレン:「知ろうとしただけなのに?」
フェルン:「フリーレン様は本当に人の感情が分っていませんね」
葬送のフリーレン 第3話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
フェルンは明るく落ち着きがあり周りの雰囲気を楽しく安定させる為に行動していますが自分自身の事はいつも後回し。
不安を隠し、やりたいことを我慢しています。
6w5(フリーレン)に比べて以下の特徴があります。
①「仲間とのつき合いや冗談を楽しみ、人とのつながりを強調する」
②「不安を静めるために、気晴らしや娯楽に耽る傾向がある」
③「w5ほど生真面目ではない」
同じタイプ6でもウィングが異なると行動がこんなにも違ってくるのが面白いです。
「Fate/stay night」は醜悪な家庭環境に捕らわれた間桐 桜(6w7)を主人公の衛宮 士郎(タイプ9)がセイバー(6w5)と共に闘い救い出すお話。
「葬送のフリーレン」のお話も同様の構成となっていて、生みの親も育ての親も失い独りぼっちのフェルン(6w7)を主人公のシュタルク(タイプ9)がフリーレン(6w5)と共に旅の交流によって救い出すストーリー。
同じ構成のお話となっています。
シュタルク:「えー むちゃくちゃ怒ってる 昨日より機嫌悪いじゃないか 何やったんだよ」(中略)
フリーレン:「フェルンは積りに積もって爆発するタイプなんだよ」
葬送のフリーレン 第22話より © 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
タイプ6w7(フェルン)は甘えん坊で守ってもらいたい。一方の6w5(フリーレン)は弱みを見せずに守られるよりも守りたい。
同じタイプ6でも性格の傾向が大きく違うのが面白いですね。
今日はここまで。
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まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【他の作品の6w5/6w7のダブルヒロイン】
【参考資料(兼オススメ本)】
「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。