ライオンキングより ©Disney
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回はディズニーアニメ「ライオンキング」を13フェイズ分析します
この作品は1994年(平成6年)公開映画
※2019年(令和元年)に実写版が公開
ディズニーのアニメの中でも一番好きな作品
小さい時のシンバとナラのじゃれ合いがもう可愛くて!
そんな2人が大きくなって恋に落ちる姿が実に見事に表されています
今回公開されている実写版もとても良い作品だと思います
今のCG技術には眼を見張るばかり
リアルシンバも可愛い!
個人的には昔の作品の方に思い入れがありますが、こうやってリメイクが創られるのは感慨深いですね
この作品のストーリーは一見単純で、13フェイズ分析は楽だろうと思っていたのですが、これが思いの外苦戦!
どこに苦戦したのかを交えてゆっくりと作品の解説していきます
「ライオンキング」のお話
主人公はシンバ、ライオンの王子様
彼の抱える問題点は
「まだ子供であり、精神的にも肉体的にも王になる為の力を持っていない事」
ライオンの王子として何不自由無くのびのびと育ったシンバ
そんなシンバを不幸が襲います
王の弟スカーの陰謀によって父は殺され、シンバはその罪を押し付けられます
自分のせいで父が死んでしまったとすっかり自信を無くしたシンバ、王国を追放され、荒れ地に放り出されてしまいます
そこで出会ったのは…
13フェイズに従って物語を見てみましょう
物語の折り返し点である黄色の枠、第7フェイズまでシンバはティモンとプンバの助けを得て、身体は大人へと成長していきます
そして物語中盤、第7フェイズ「転換」でナラが現れます
ナラの登場により、第8フェイズ以降はシンバは身体ではなく心の成長をしていくお話に変化します
今回の13フェイズ分析で悩んだ点
ティモンとプンバが最後までシンバを助ける位置にいる事
これにはまいりました
第5フェイズで現れる【助け】(今回のお話ではティモンとプンバ)は第8フェイズ【苦境】以降はいなくなるのが通常の13フェイズの流れです
しかし、お話の中ではティモンとプンバは「最後まで」シンバを助け、共にスカーとの対決に挑みます
これには少し困ってしまいましたが、よく考えた上でやはりライオンキングは13フェイズ構成のお話なのだろうと結論に至りました
【助け】ではなく【導き】
13フェイズで言う所の【助け】は単に主人公の側にいて手伝いをする「手助け」とは異なります
事件に飛び込む決意をした主人公、しかし何をどうしていいのか全く見当が付きません
苦境に直面し、立ち止まっている(又は空回りしている)主人公に行動すべき【導き】が現れるのが第5フェイズ【助け】なのだと思います
第5フェイズ【助け】は【導き】と読み替えたほうが分かりやすいかもしれません
前半で何をしてよいのか全く分からないシンバを導いたのはティモンとプンバ
しかし後半はシンバは自分の中にある「王国を守る」と言う指針に従って、一人行動をするストーリーへ変化します
ナラやティモン、プンバはそんなシンバに導かれ彼を助ける役割と変化するのです
まとめ
同じ「助け」でも「主人公を導く為に行う助け」と「主人公に導かれて行う助け」があるのだと今回ライオンキングを分析していて発見しました
13フェイズで示されている第5フェイズの【助け】とは「主人公を導く為に行う助け」の事であり、後半も主人公が他人の導きに従ったまま行動する事はありません
それではつまらないお話になってしまいます
かと言って最初から主人公が自分の意志だけで行動して正解の道筋を辿るのはご都合主義のウソっぽい話になってしまいます
13フェイズ構成のお話では決意をしたもののどうして良いのか分からず苦しむ主人公が前半、「他人の助け」によって「導かれ」成長していき、後半は「自分の意志」で行動し、逆に回りを「導く」立場に変化、成長するストーリーになっているのです
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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