魔女の宅急便より ©1989 角野栄子・Studio Ghibli・N
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
この作品は1989年(平成元年)公開映画
宮崎監督作品にしては珍しい原作付きの映画となります
魔女の女の子キキと猫のジジのコンビがとにかく可愛い
ジジ「埃(ほこり)だらけだね」
キキ「うん…」
ジジ「 ぼく明日になると白猫になってると思うよ」
(「魔女の宅急便」 屋根裏部屋に案内されるシーンより)
このシーン、キキとジジの掛け合いが楽しくてとっても大好き!
では本編の解説に入りましょう
※「」は引用部分
引用は全て「魔女の宅急便」から
ネタバレありですのでご注意ください
「魔女の宅急便」のお話
主人公、キキは魔女の女の子
キキが古くからのしきたりに従い、両親の元から旅立つ所から物語は始まります
魔女の世界には「一人前の魔女になるために13歳の満月の夜に魔女のいない町を探し、そこに住み修行をする」と言うしきたりがあるのです
黄色の枠、第7フェイズまでキキはパン屋の女将オソノさん達の助けを得ながら成長していきます
そして第8フェイズからはキキは宅急便屋を始め、一人で成長していくお話となります
主人公キキの問題点は「一人前ではないこと」
「一人前になる」とはどういう状態なのでしょうか?
このお話の中では3つのファクターが示されています
1つ目は修行を通じて「魔女」としての力をつける事
2つ目はその力を使い、周りのみんなに役立ち、社会に溶け込む事
3つ目は自分を確立する事
この3つを得る、それが「一人前になる」と言う事
1つ目と2つ目はキキが「魔女の宅急便」を始め、周りに貢献する社会の一員として独立する事で達成できました
しかし3つ目の「自分とは何か」を得る為に苦労をします
この苦労が後半のお話のメインストーリー
※「わたし、修行中の身なんです
魔法がなくなったら…
わたし
何のとり得もなくなっちゃう…」
「魔法」(力・能力)が無くなったらいったい自分にはどんなとり得(価値)があるのであろう?
これは誰しもが一度は思う考えだと思います
「魔法」「才能」「権力」「友達」「最愛の人」「手足、視力、聴力」エトセトラ…
人は色々な力を持っています
日頃はその力の存在を気にせず暮らしている私達
しかし、その力が失われた時
後に残った自分は何ができるのだろう?
自分のとり得(価値)とは何であろう?
そんな悩みをキキは持ちます
魔法の力を失ったキキはウルスラの家に行き、今ここにある「自分のとり得」に気付くきっかけを得ます
※「わたし魔法って何か考えたこともなかったの
修行なんて古くさいしきたりだって思ってた…」
キキが得た答えは「自分自身の意思、好きと言う気持ち」
「他人に流されて生きるのではなく、しっかりとした自分の意志と特技を持ちながら、周りと協力して生きていく」
それが最後の手紙に表れています
お父さん お母さん お元気ですか
私もジジもとても元気です
仕事の方も起動にのって少し自信がついたみたい
落ち込むこともあるけれど 私 この町が好きです
「自分に自信を持ち、周りを好きになる」
一人の女の子が成長し、そう言う「一人前」の人になるお話
それが「魔女の宅急便」のストーリーだと思います
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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