こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
リトルウィッチアカデミアが面白くて面白くてたまりません!
分析をしようとアニメを観返していると、そのまま魅入ってしまう事がしばしば
こんな素晴しい作品と出会えて、ホント私は幸せモノですよ
さて、今回は「リトルウィッチアカデミア(TVシリーズ)」の「主人公アッコが成長できた理由」と「シャリオの成長が止まった訳」をエニアグラムを使っての分析、【後編】になります
「シャリオの成長は何故途中で止まってしまったのでしょうか?」
その原因・理由を分析します
前編がまだの方はこちらからどうぞ
成長を妨げるモノ
シャリオの成長が止まった理由
それは、成長の順番を「逆方向」に進んでしまったから
エニアグラムによると「人の成長」には「順番」があるとされています
タイプ7は次の順番で成長していきます
1:勉強する
2:勉強して力を身に付ける
3:身に付けた力を使って周りの人を助ける
4:人助けをする中で「自分とは何か(個性)」を見つける
5:「自分とは何か」を見つける事で、ありのままの現実を受け入れる事ができる
これがエニアグラムにおけるシャリオの成長ルート
タイプ7(スタート)→タイプ5(勉強)→タイプ8(力)→タイプ2(助ける)→タイプ4(自分らしさ・個性)→タイプ1(ありのままの現実を受け入れる)→タイプ7(一周して戻ってくる)
シャリオも途中までは順調に成長していました
成長の第一段階
「魔法」に興味の対象を集中して「勉強」を始める
『クロワと共に魔法学校で勉強する』
シャリオ:「幼い頃から私の夢は…
皆を笑顔にする魔女になることだった
でも肝心の魔法は失敗の繰り返し…
・・・。」
クロワ:「信じなきゃ。信じる心は魔法なんだから」
成長の第二段階
「勉強」した成果を「力」として身に付ける
シャリオ:「私はウッドワード先生の導きを受け、七つの言の葉を探していった
六つの言の葉まではなんとか蘇らせることができた
けれど、最後の言の葉はなかなか現れなかった」
(第23話「Yesterday」より)
成長の第三段階
身に付けた「力」を使って他人を「助ける」
身に付けた魔法を使い、魔法ショーを行う事でみんなの心に夢を与えます
アッコ:「私アッコ!6歳の時にシャイニーシャリオの魔法ショーを見てから、魔女になるのが夢だった!」
(第1話「新たなるはじまり」より)
ダイアナ:「初めて見たシャリオの魔法
胸が震え、喜びが溢れた
魔法というものを心から愛しいと思った
シャリオが与えてくれた感動…それこそが私を支えてくれた一番の思い」
(第23話「Yesterday」より)
ここまではシャリオは順調に成長してきました
しかし次の第四段階に進む段階で、シャリオは成長ルートを逆方向に進んでしまう事になります
逆方向の「成長ルート」
第三段階まで成長してきたシャリオの次の成長
それは「個性・自分らしさ」を見つけるミッション
成長の第四段階
他人を「助ける」事を通じ「自分の個性」を見つける
「他人のものまね」ではなく「自分ならでは個性」を発見し身に付ける
それがタイプ7のキャラクター成長の第四段階
しかしシャリオはこの段階の成長でつまずきます
シャリオは次の成長として「個性・自分らしさ」を見つけ伸ばしていく道を進む事ができませんでした
そして成長とは逆方向のより強い「力」を求める道を進んでしまうのです
シャリオ:「私はウッドワード先生の導きを受け、七つの言の葉を探していった
六つの言の葉まではなんとか蘇らせることができた
けれど、最後の言の葉はなかなか現れなかった
もっともっと皆を笑顔にしたい
そうしたらきっと、七つ目を蘇らせることが出来るはず!」
プロデューサー:「素晴らしい魔法だね
これはもっと大勢の人に見せたいと思わないかい?」
シャリオ:「もっともーっとたくさんの人を笑顔に!
私は、世界を周った
でも、誰かがいつからか言い出した…」
プロデューサー:「もっとエキサイティングな魔法を編み出すんだ!」
シャリオ:「まだ誰も見たことがない魔法を使って、皆の期待にこたえたいの」
クロワ:「私が今研究中の魔法を使ってみるのはどうかな?まだ、実験段階なんだけど」
シャリオ:「どんな魔法!?」
シャリオは更なる「力」を追い求め、そして徐々に自分を見失っていきます
「人を助けたい(喜ばせたい)」と言う基礎の上に立つ「力」は不安定なもの
なぜならそれは「人を喜ばす」為には手段を選ばない「力」となるから
手段を選ばない「力」
それは「学び」によって得た自分自身の本当の「力」では無く借り物の「力」
借り物の「力」は自分のものでは無いのでコントロールする事ができません
その「力」が強大であればあるほど、「力」に振り回され自分を見失っていく事になるのです
成長の順番がとっても大切!
「学びを身に付け」て➡「力を身に付け」➡「他人を助ける」のが正しい順番のルート
「他人を助ける」為に➡「力を身に付ける」のは成長方向の逆ルートとなり、頑張れば頑張るほど不幸になってしまうのです
その後のシャリオ
その後のシャリオはどうなったのでしょうか?
一度は成長の順番に逆行してしまったシャリオ
しかし、アッコのおかげで自分を取り戻す事ができました
その姿が最終回で赤い髪を隠さなくなったアーシュラ先生
自分の実力以上に「背伸び」をしていた昔のシャリオ
自分の実力を隠して「卑屈」になっていた青い髪のアーシュラ先生
そんな自分ではなく、「ありのままの今の自分」
その姿が赤い髪を隠さなくなったアーシュラ先生だと思います
「魔法とは信じる心」
それは無理して背伸びをせずに、自分を卑下して卑屈にもならない
「ありのままの自分を信じる事の大切さ」
そんなメッセージをリトルウィッチアカデミアを観て感じる事ができました
みなさんはこの作品からどんなメッセージを受け取りましたか?
リトルウィッチアカデミア、本当に素晴しい作品ですよね
今回はここまで
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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