16bitセンセーション 第2話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
こんにちは
エニアグラムの世界へようこそ。
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がんべあです。
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は「16bitセンセーション」に登場する秋里 コノハと六田 守。2人は物語の「表と裏の主人公」の関係となっています。
【エニアグラムを知らない方はこちらから】
「16bitセンセーション PV」
主人公:秋里 コノハ(6w5)
主人公の秋里 コノハは美少女ゲームが大好き。「自分の考えた美少女でゲームを作る夢」を大事に守っています。
【秋里 コノハ(あきさと コノハ)】(タイプ6w5:主人公)
タイプ6w5(守る人)は自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性(タイプ6)、それに加えて独立心が強く、集めた知識を分析して活用する事が得意(タイプ5)な性格。
6w7より集中力に優れているが、関心事は狭まる。往々にして、不利な立場にある人やグループの代弁をしたり擁護をする。
16bitセンセーション 第1話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
しかし現実ではつまらない会社の中で過ごす日々。自分の生き方に悩みを抱えています。
秋里 コノハ:「うちの社長は廉価版ゲーム路線一直線 そしてコノハはそんな零細美少女ゲーム会社の中で 更にサブのイラストレーターなのれすぅ(中略) リアルなんてクソゲーだぁぁぁぁ」
16bitセンセーション 第1話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
そんな秋里 コノハに事件が降りかかります。
コノハはとある事から1992年の秋葉原にタイムリープしてしまいます。
裏の主人公:六田 守(1w2)
裏の主人公の六田 守はコノハがタイムリープした1992年の住人。PC-9800シリーズ(NECが開発した当時の日本で主流のコンピューター:全盛期の1987年には16ビットパソコンで日本シェアの90%を占めていたがコノハがタイムリープした先の世界では次第にマイクロソフト社のウィンドウズに取って変わられつつある)を愛するプログラマー。
【六田 守(ろくた まもる)】(タイプ1w2:裏の主人公)
1w2は基本的に真面目で理想を求める(タイプ1)完璧主義者、それに加えて理想を示す為の方法として人々を救おうとする(タイプ2)性格。
1w9より現実にかかわりをもつことを好む。気性が激しく、行動的。
16bitセンセーション 第1話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
六田 守は秋里 コノハとは正反対の性格。
「主人公」の秋里 コノハが他人の意見に振り回され自分自身がやりたい事ができない状態なのに対して「裏の主人公」の六田 守は他人の意見に惑わされず、自分の好きなモノ(PC98)に対して一直線に打ち込んでいます。
六田 守:「この98の気持ちももっと考えろ こんなに一生懸命働いてくれてるんだぞぉ 9801は 汚いファイルを作ってエラーを出させるな」
16bitセンセーション 第1話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
裏の主人公の役割は「主人公を否定する存在」である事。主人公(テーゼ)に対するアンチテーゼが裏の主人公。
秋里 コノハと六田 守は正反対の性格ですが、どちらも社会的に必要なものを守るために正しさを武器にしている似たもの同士でもあります。違いは、守りたいもの。
表6w5(秋里 コノハ):金銭などの物質を「守り」、その物質の安全性を確保する。
裏1w2(六田 守):思想などの概念を「擁護」し、その思想の正当性を主張する。
六田 守は秋里 コノハを否定します。
「大好きな98に対して真剣に取り組む」六田 守は信念を持たずにフラフラしている秋里 コノハの事が気に入りません。
しかし心の奥底では「目の前の状況に上手く適応できる」コノハの事を気にかけており、必要以上にコノハと衝突をします。
六田 守:「ついにおかしくなったか? 今何もないのに一人で笑ってただろ」
秋里 コノハ:「い いやあ へへへ…」
六田 守:「何日も泊りで作業して こんなの嫌にならないか?」
秋里 コノハ:「でも コノハ帰る所無いし…あははは えっと それに…」
六田 守:「ん?」
秋里 コノハ:「ゲーム作り 楽しいです!」
六田 守:「変な奴…」
16bitセンセーション 第2話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
2人は「お互いの足りない所を補い合う」理想的な「表と裏の主人公」関係。
2人の成長の為には「お互いの良い所」を学び身に付けていく必要があります。
主人公と裏の主人公のお話のガイドライン
6w5(主人公)のお話は通常以下の流れとなっています。
【ストーリーライン(世界観)】
6w5(守る人):「現実の物質(や関係)」を守っていた主人公が「それを守るべき理由」を見つけ出す。
秋里 コノハは「美少女ゲームの制作」に夢を持っています。しかし自分が何故それがやりたいのか、その理由は解りません。
そんなコノハが六田 守との交流を通じて好きなモノを共にする仲間達と「美少女ゲーム(お互いが共に好きなモノ)」を一緒に作り上げていく楽しさを見出すお話。
それが16bitセンセーションの基本ストーリーだと思われます。
秋里 コノハ:「でもでも コノハ この会社で働きたくて ずっとずっと 戻りたいって思ってたんです」
16bitセンセーション 第3話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
ヒロインと主人公を導く者
コノハにとっての「主人公を導く者」は四ノ宮 しおり。
秋里 コノハ(表の主人公)と六田 守(裏の主人公)は相反する性格、水と油の関係。2人が理解し合う為には第3のキーキャラクター「主人公を導く者」の導きが必要となります。
下田 かおり(しもだ かおり)(タイプ9w8:主人公を導く者)
9w8はマイペースなのんびり屋さん(タイプ9)、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好みます(タイプ8)。
9w1より社交的。人と仕事をするのを好む。16bitセンセーション 第2話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
下田 かおりの導きによってコノハは美少女ゲーム制作会社アルコールソフトで守と共に働く事になります。
下田 かおり:「ねぇ店長 面白…こほん 困ってるみたいだし 塗りだけでも手伝ってもらう? 今 調度足りないし」
16bitセンセーション 第2話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
コノハにとって助け出すべき「ヒロイン(タイプ3)」はまだはっきりとしていませんが、おそらく第3話冒頭で意味ありげに登場していた謎のキャラクターがヒロインとなるのでしょう。
???(タイプ3:ヒロイン)
タイプ3(達成者)はプライドが高く成功を追い求める性格。
16bitセンセーション 第3話より ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
物語はまだ半ば、謎が多いお話でこれから先どうなっていくのか、とても楽しみにしています。コノハちゃん可愛いすぎ!
今日はここまで。
16bitセンセーション EDより ©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
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まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。