異世界美少女受肉おじさんと 第1話より © 池澤真・津留崎優・Cygames / ファ美肉製作委員会
こんにちは
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がんべあです。
2022年冬アニメがスタート。今回は7w8(現実主義者)が主人公の作品を取り上げます。私自身が7w8と言うこともあって、7w8が主人公のお話は大好きなのです。
7w8が主人公のお話は「ハチャメチャで能天気な外面」と「深い闇の内面」が同居しているのがとても面白い!今回のブログではその様子を詳しく解説していきたいと思います。
【冬アニメ分析 前回の記事9w1(夢見る人)はこちら】
今回のキャラクターの性格分析は第一印象なので、今後変更するかも、ご了承ください。
【主人公:7w8 現実主義者】
タイプ7w8(現実主義者)は基本的に明るく人生を楽しみたい(タイプ7)タイプ、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好む(タイプ8)性格。
【ストーリーライン(世界観)】
7w8:「現実」の利益を得る為に勝利できる戦略を練ってきた主人公が壁にあたり、その問題を解決するために「人々の賞賛」を得ようとする。
冬アニメの分析に入る前に「タイプ7のお話の傾向」を抑えておきましょう。下にタイプ7が主人公の作品をいくつか挙げてみてみました。
【キルラキル】【うる星やつら】【上野さんは不器用】【逆転世界の電池少女】【アホガール】【けものフレンズ】【小林さんちのメイドラゴン】【賭ケグルイ】【プラネット・ウィズ】【絶対可憐チルドレン】【快盗天使ツインエンジェル】【フリップフラッパーズ】などなど。
実に楽しそうなアニメが多いです、これらの作品の世界観はどれも実にお気楽で、サービス過剰、悪ノリが過ぎるのが特徴となっています。しかし実は外見のバカさ加減は「内面の深い闇」を隠すためのカモフラージュにすぎません。
タイプ7は自分の奥底に深い闇を抱えており、それから逃れようと必要以上に外の世界に明るさを求め、冒険へと駆り立てられているのです。
【タイプ7の心理について興味がある方はこちらの記事もどうぞ】
この事を踏まえておくとタイプ7が主人公のお話を理解しやすくなります。では今期の作品をみていきましょう。
異世界美少女受肉おじさんと
略称は「ファ美肉おじさん」。頭が痛くなるタイトル、 おっさん同士のラブストーリーと聞いてゲンナリしていたのですが、これが実に面白い!未見の方は下のPVでそのバカな世界と主人公の可愛らしさを確認してみてください。
タイプ7らしいハチャメチャな世界観のお話。裏の主人公の活躍がまだ描かれていないので、何とも言えませんが、彼女の描き込みによって作品の重さが大きく変化しそうです。
【主人公:タイプ7w8】
橘 日向(たちばな ひなた)
【主人公を導く者:タイプ5】
1・2話では未登場?
【ヒロイン:タイプ1】
神宮寺 司(じんぐうじ つかさ)
【裏の主人公:タイプ3w2】
ティロリロ・リリリ・ルー
エニアグラム的には神宮寺 司の方がヒロイン役なのが、また面白い所です。
錆喰いビスコ
弓を射るとキノコが生え、巨大なカニに乗って旅をする。こちらもタイプ7w8らしいおバカな世界観ですが、ファ美肉おじさんに比べるとリアルで重い世界として描かれています。
タイプ7w8の世界は「内面に向き合う度合い」によって世界の描き方が大きく異なります。
内面を無視する作品は実にお気楽な世界観、そして主人公が「内面と向き合う割合」が増える作品程、その世界観は「現実的で暗く」なっていく傾向があります。
【主人公:タイプ7w8】
【主人公を導く者:タイプ5】
猫柳 ミロ(ねこやなぎ ミロ)
【ヒロイン:タイプ1】
猫柳 パウー(ねこやなぎ パウー)
【裏の主人公:タイプ3w2】
黒革(くろかわ)
主人公を否定する「裏の主人公」、主人公が助けるべき「ヒロイン」、主人公の成長方向の「主人公を導く者」がきれいに第1話で登場しており、しっかり作られた見やすいアニメだと思います。
進撃の巨人
こちらはタイプ7が真っ向から「自身の内面」に向き合う事を選んだ作品。その為、主人公が活躍する世界観は実に暗く現実的となります。
「ファ美肉おじさん」から「進撃の巨人」まで。同じタイプ7が主人公の作品でも内面と向き合うか逃げるかによってこれだけ大きく世界観が変化するのがとても興味深いのです。
【主人公:タイプ7w8】
エレン・イェーガー
【主人公を導く者:タイプ5】
アルミン・アルレルト
【ヒロイン:タイプ1】
ミカサ・アッカーマン
【裏の主人公:タイプ3w2】
ジャン・キルシュタイン
ちなみにマンガ版の巻末にはおまけとして作者の諫山創が「内面と向き合う事を一切放棄した」見開きマンガが掲載されています。
タイプ7が本来持つ「おバカでお気楽な世界観」が全開状態なのがたまりません。
タイプ7は「お調子者でおバカな外面」と「深く暗い内面」を合わせ持つ不思議な性格。そこが実に面白いのです。
一見おバカに見えるアニメでもどこで深い闇が姿を現すのか分かりません。冬アニメのこれからの展開に目が離せませんね。
【タイプ7が現実と向き合う覚悟を決めたアニメ】
【進撃の巨人】【ベルセルク】【無職転生】【ハイスコアガール】【約束のネバーランド】【どろろ】【ライオンキング】など。
【タイプ7が現実から目を逸らして享楽的な世界に走ったアニメ】
【キルラキル】【うる星やつら】【上野さんは不器用】【逆転世界の電池少女】【アホガール】【けものフレンズ】【小林さんちのメイドラゴン】【賭ケグルイ】【プラネット・ウィズ】【絶対可憐チルドレン】【快盗天使ツインエンジェル】【フリップフラッパーズ】など。
タイプ7の享楽的でおバカな世界観に安心しきって見ていると、とんでもない深い闇が垣間見えるエピソードが描かれる時もあるので要注意。けものフレンズなどはその良い例だと思います。
今回はここまで。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【参考資料】
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「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。