北斗の拳 第73話より (C)武論尊・原哲夫/NP・東映アニメーション 1987
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
今回は「ラインハルト」と「ラオウ」の性格について、その共通点と相違点をエニアグラム分析します
キャラクターの性格の共通点
まずは二人の共通点から見てみよう
それは「自分の運命は自分で決めると言う強い意思と実行力」がある事
ラインハルト:「ルドルフに可能だったことが、おれには不可能だと思うか?」
銀河英雄伝説 第8話より © 田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっ ふ・サントリー All Rights Reserved.
ラオウ:「俺は誰の命令も受けぬ、たとえ神の命令でもな」
北斗の拳 第48話より (C)武論尊・原哲夫/NP・東映アニメーション 1987
タイプ8(統率者)のこだわりは「力、戦い・義理人情」
タイプ8の特徴を一言で表すと
「白黒はっきりさせたがり、他人の言うことを聞くのは苦手な性格」
ラインハルトもラオウも自分自身の身を守る為には「自分自身の人生の方向性は自分で決めること」と信じて行動しています
それはタイプ8が「人にコントロールされると、傷つけられる」という恐れを根源的に持っているため
二人はそう言ったタイプ8ならではの共通した性格を持っています
キャラクターの相違点
ラインハルトとラオウ
タイプ8の共通点は「自分の運命は自分で決めると言う強い意思と実行力」にあると言う事を解説しました
しかし2人には大きな相違点があります
2人の違いを一言で言うとこうなります
「ラオウ」は【内向的】
「ラインハルト」は【外向的】
もう少し詳しく説明しよう
エニアグラムでの分析では同じタイプ8でもラインハルトはタイプ7寄り、ラオウはタイプ9寄りな性格
(ネコ矢印は「ねこ画伯コハクちゃん」 無料イラストから使用させてもらいました)
この違いをウィングと呼び、タイプ7寄りの性格を8w7、タイプ9寄りの性格を8w9と表します
2つの性格は以下の特徴を持っています
8w7 独立した人(ラインハルト)
・頭の回転が速い
・現実的なヴィジョンを持つ
・多くの場合カリスマ的で、自らのヴィジョンに加わるように、人からのサポートを引き寄せる能力がある
・行動志向で、世の中に影響(インパクト)を与えたいと思っている
・能力をもっと発揮し、思っていた以上のことをするように、人に挑むことが得意
・何らかの現実的な方法で人生をよりよいものにしようとする
・起業家精神があることが多く、自分の独立を保障してくれるプロジェクトを創りだすことに興味がある
・冒険を好み、リスクを引き受ける
・「壮大な計画」をもつ傾向があり、人の協力を得るために気前のよい約束をし、その思惑がもつ可能性を誇張する
・全タイプの中でもっとも社交的なタイプのひとつ
・話し好きで外向的
・強い自信を持つ
・実際的・現実的で競争心が強い
・人に気に入られようとしたり、人の中の弱さや無能と考えるものを我慢したりすることはあまりない
・短気で衝動的、感情的
・あからさまに攻撃的で対決的になり、けんかから引き下がる可能性が低くなる
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
8w9 クマさん(ラオウ)
・力や自信、決断力があると共に、静かで地に足がついている感じがし、ある種のリラックスした資質を併せ持つ
・目的の追求に当たりw7よりも着実で、あからさまに攻撃的ではない
・心が優しく家族志向
・人を保護することを通じて力とリーダーシップを主張する
・w7よりも「やり手」という感じが少なく、自分なりのペースで独立していたいと望む
・人を安心させ落ちつかせる能力が、彼らのリーダーシップを高める
・二面性をもち、生活のさまざまな局面で違う自分を見せる(家では暖かく愛情深いのに、仕事場では断固として攻撃的 など)
・一般的に、静かで控えめに生き、裏で状況をコントロールすることを好む
・ゆっくりと話す傾向があり、人の非言語的な手がかりや身ぶり言語(ボディ・ランゲージ)に非常に敏感
・親しげだが、密かに人を見定めている
・戦略的で用心深い
・あえて自らをほとんど過小評価させる
・頑固で平然としていて、おとなしいながらも迫力がある
・癇癪を起こすときは、突然激しく爆発したかと思うと、すぐにおさまる
(参照:「新板エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ」 ドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著)
ラインハルトはタイプ7寄り
タイプ7のこだわりは「楽しさ・夢・冒険」
タイプ7特有の「楽しさ・夢・冒険」の傾向が強い8w7のキャラクターは、w9よりやんちゃで力強さと共に少年のような一面を見せます
ミューラー:「作戦名はどういうものになりましょうか?」
ラインハルト:「作戦名は神々の黄昏(ラグナロク)だ」
銀河英雄伝説 第41話より © 田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっ ふ・サントリー All Rights Reserved.
提督達の前で実に楽しそうに自ら立案した侵攻計画を語るラインハルト
8w7のキャラクターはw9に比べて「人生を楽しむ」傾向が強く現れます
8w7(ラインハルト)は8w9(ラオウ)に比べて以下の特徴があります
①「多くの場合カリスマ的で、自らのヴィジョンに加わるように、人からのサポートを引き寄せる能力がある」
②「頭の回転が速い」
③「話し好きで外向的」
ラオウはタイプ9寄り
タイプ9のこだわりは「平和・安らぎ・マイペース」
タイプ9特有の「マイペース」によりw7と異なり他人と共闘する「やり手」の印象はなく、自分なりのペースで独立した行動を望みます
ラオウ:「フッ、友か…思えば…俺には友と呼べる男はトキしかいなかった…」
北斗の拳 第108話より (C)武論尊・原哲夫/NP・東映アニメーション 1987
またこのタイプはタイプ8の荒々しさとタイプ9のやすらぎを兼ね備えているので、時には穏やか、時には激しい一面と別人の様な姿を見せます
8w7(ラインハルト)に比べて以下の特徴があります
①「人を保護することを通じて力とリーダーシップを主張する」
②「w7よりも「やり手」という感じが少なく、自分なりのペースで独立していたいと望む」
③「癇癪を起こすときは、突然激しく爆発したかと思うと、すぐにおさまる」
同じタイプ8でもウィングが異なるとこんなに違ってくるのが面白い所でもあり、分析が難しい所
エニアグラムを学び始めの時はウィングに惑わされずに、根源的な性格のみに注目(タイプ8の場合「力・戦い・義理人情」)する事をオススメします
【他の作品のタイプ8、ウイング別キャラクター達】
おまけとして他の作品のキャラクターをウィングで分けてみました
自信が無い作品も結構ありますのでご了承ください
今後ゆっくりと一つ一つきちんと分析していきます
8w7 独立した人(ラインハルト)
【 外向的:活発で、みんなでいる事を好む】
①「多くの場合カリスマ的で、自らのヴィジョンに加わるように、人からのサポートを引き寄せる能力がある」
②「頭の回転が速い」
③「話し好きで外向的」
阿良々木 火憐(物語シリーズ)
ミーティ(メイドインアビス)
澤部 椿(四月は君の嘘)
メガトロン(トランスフォーマー)
スカル / 坂本 竜司(ペルソナ5)
イワビー(けものフレンズ)
武元 うるか(ぼくたちは勉強ができない)
など
8w9 クマさん(ラオウ)
【 内向的:おとなしめで、一人でいる事を好む】
①「人を保護することを通じて力とリーダーシップを主張する」
②「w7よりも「やり手」という感じが少なく、自分なりのペースで独立していたいと望む」
③「癇癪を起こすときは、突然激しく爆発したかと思うと、すぐにおさまる」
ズォーダー大帝(宇宙戦艦ヤマト)
マグニートー(Xメン)
サノス(アベンジャーズ)
爆豪 勝己(僕のヒーローアカデミア)
りょう(ケムリクサ)
国見 佑真(青春ブタ野郎シリーズ)
など
今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
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