ワールドトリガー第33話より ©葦原大介/集英社・東映アニメーション
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです。
幸せになるって何なのでしょうかね?
今、こうしてブログを書けている私はとても幸せ。
もし心が折れてブログが配信できなくなったら「無我夢中でブログを書いていた時は幸せだったなぁ」としみじみ思う事でしょう。
そう考えると幸せは「なる」ものではなく「気付く」ものなのかもしれません。
こんにちは
みんなと一緒に幸せを見つけていきたい
がんべあです。
こっちの方がしっくりくるかな。
さて今回はジャンプアニメの「人間関係」をエニアグラム分析するシリーズの第4回。
ワールドトリガーの人間関係について考察を進めます。
第1回目がまだの方はこちらからご覧ください。
【ジャンプアニメ人間関係の法則① 人気作品の黄金パターンをエニアグラム分析】
前回までのおさらい
今までのブログでは以下の4点について解説をいたしました。
★最近のジャンプアニメの「人物関係」の共通点①。
タイプ9が主人公
タイプ3が主人公を導く者
タイプ6が親友・ヒロイン
★基本的なストーリーの流れ
①「狭い世界」で「マイペースの暮らしをしていたタイプ9の主人公」が
②「目的意識と実行力の高いタイプ3の師匠」に導かれ現実の世界で成長を行い
③「人の輪を大切にするタイプ6のヒロイン(親友)」と理解し合うことで、共に「広い世界」の中で生きていく
★最近のジャンプアニメの「人物関係」の共通点②。
タイプ5:主人公(裏の性格含めて)
タイプ7:主人公に引っ張られて共に成長する人
(又は主人公の憧れ)
タイプ8:主人公を引っ張りながら共に成長する人
これに加えて、前回のブログでは主人公の裏の性格に配置されたキャラクター(オール・フォー・ワン)についての分析を行いました。
今回はタイプ6が主人公の「ワールドトリガー」について詳しく分析をしていきます。
今回も主人公の裏の性格にスポットを当てた分析を行っていきます。
裏の性格:ワールドトリガー
主人公(タイプ6)
【三雲 修(みくも おさむ)】
三雲 修の「裏の性格」はタイプ1(完璧主義者)
裏の性格がタイプ1、何か聞き覚えがありませんか?
そう、僕のヒーローアカデミアの主人公、緑谷 出久と同じタイプとなります。
しかし同じタイプ1と言ってもその性格は若干異なります。下の図を見て下さい。
上の2つの図を見比べると解りやすいと思います。
同じタイプ1でもウィングが違うと表の性格が異なります。
では三雲 修の裏の性格はアニメの中でどのように描かれているのでしょうか?
それは三雲隊に加わる新メンバー、ヒュースの性格に現れています。
【ヒュース】
【タイプ1】(完璧主義者)の特徴
こだわり=「完璧主義・理想・正義」
肯定的な呼び方「公正な人タイプ」
否定的な呼び方「堅苦しいタイプ」
・リラックス下手、怠け方が分からない
・神経質で几帳面
・公正・公平であろうとする
・約束や時間は守る
・シャイで人見知り
・自分の感情を素直に出せない
・気が小さくて臆病
・堅実で現実的
・人にも自分にも厳しい
・柔軟な考え方は苦手
①「人類の行方をよりよいものとすることに純粋に関心をもっている」
②「自分が求める理想や改革のためにはかなり強く主張し、パワフルにもなり得る」
③「w9より気性が激しく、行動的」
ヒュースは三雲 修の裏の性格と同じ。主人公の影の部分を具現化したキャラクターとなっています。
三雲隊にヒュースが入隊した理由
ヒュースは元々敵として三雲の前に現れます。
しかし、物語の中で三雲隊長のチームに入隊し協力して共に同じ目標(アフトクラフルへ向かう)の為に行動する事になります。
二人が手を取り合った理由はエニアグラムの裏表理論から分析できます。
「表と裏の性格」:違いと共通点
表と裏の性格は大きく異なりますが、共通する面もあります。
その違いと共通点を観ていきましょう。
この様に性格の大きく異る二人ですが、共通点もあります。
それは「どちらも社会的に必要なものを守るために正しさを武器にする事」。
違いは守りたいもの。
タイプ6w5(守る人)【三雲 修】:金銭などの物質を守り、その物質の安全性を確保する。
しかし、それが何故必要かは分かっておらず、その理解には裏人格1w2が必要。
三雲 修:「千佳を守るんだぁ!」
タイプ1w2(擁護者)【ヒュース】:思想などの概念を「擁護」し、その思想の正当性を主張する。
しかし、その実現性までは考えておらず、その考察には裏人格6w5が必要。
ヒュース:「損か得かは関係ない 再び主の前に立つ時に己に恥じる事があるかどうかだ」
一言で言うとタイプ6w5は「眼の前の現実を重視」、タイプ1w2は「頭の中の理想を重視」する性格となります。
三雲は目の前の現実を守る事は得意ですが、それが何故必要なのかが理解できません。
ヒュースは自らの理想を擁護する事は得意ですが、それを現実にどう実現させていくのかを考える事は苦手。
表と裏の性格は互いに補い合う関係
そんな二人が手を取り合い共通の目的を達成する事で成長していく物語。
これがヒュースが入隊してからのワールドトリガーのお話の基本的な流れとしてアニメの中で描かれています。
今回はここまで。
前回、今回と「僕のヒーローアカデミア」「ワールドトリガー」における主人公の「裏の性格」についての分析を行ってきました。
次回は最初に戻って「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「化物事変」の主人公の裏の性格について分析を行います。
ジャンプアニメが何故多くの人たちの心に響くのか、その究極の黄金パターンがそこに見つかりました。
まだまだ勉強中ですので、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います。
みなさんと一緒に勉強していけると嬉しい限り
疑問点などありましたら是非教えてください。
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います。
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【連載第5回目はこちら】
【参考資料】
「表と裏の性格」については”スバルのブログ”を参考にさせてもらっています。
【参考資料】
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
私のブログで参考にしているドン・リチャード・リソ, ラス・ハドソン他著の本
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
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