本好きの下剋上 第1話「本のない世界」より ©香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会
こんにちは
みんなと一緒に幸せになりたい
がんべあです
「エニアグラムの裏表」についての考察
アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクターを分析するこのシリーズ
今回取り上げるのは「本好きの下剋上」の主人公マイン
【本好きの下剋上 あらすじ】
現代日本に暮らす本須麗乃(もとすうらの)は、念願である図書館への就職が決まった日に亡くなってしまう。もっと多くの本を読みたかった、そんな未練を抱いた彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての体を持っていた。 物語の主な舞台となるのは、魔法の力を持つ貴族に支配される中世然とした異世界の都市エーレンフェスト。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために出世していく。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
単なる異世界チートものではなく、ままならない世界とマインの弱点が描かれている事と、マインが単なる「お利口さん」の性格でない所がとても共感が持てて大好きなアニメです
【マイン】
本好きの下剋上 第1話「本のない世界」より ©香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会
エニアグラムの性格には裏表があり、困難に追い詰められて「表の性格」では対処ができなくなった時に「裏の性格」が現れると言う仮説があります
【エニアグラムを知らない方はこちらから】
エニアグラムの「円周上の正反対の位置」にある性格が同一人物の性格の表裏と言う仮説ですが、これが不思議なことに意外とあっているのです
マインは性格の差が激しいキャラクター
何故彼女の性格は大きく変化したのでしょうか?
今回のブログではその謎を解き明かしていきたいと思います
では早速解説を始めましょう
マインの「表」と「裏」の性格
【タイプ6】(堅実家)の特徴
肯定的な呼び方「絆の人タイプ」
否定的な呼び方「心配性の人タイプ」
・心配性で、不安に飲み込まれやすい
・実力を認める人にはいたって従順だが、実力の伴わない上司や体制には反抗的
・友情や絆を求めて積極的に行動する
・考え過ぎで右往左往する
・誠実
・状況に合わせて、自分自身の生き方を変えられる
・孤独が怖くて頼りになる人を探す
・勤勉で礼儀正しい
・人とは付き合い上手だが、自分との付き合い方は下手
・我慢強さが足りず、コントロール不足
①「6w7より独立的」
②「集めた知識を分析して活用する事が得意」
③「6w7より感情的」
【6w5と6w7の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】
マイン:「極刑なんて言う相手にどうやって怒りを押さえればいいの?」
【タイプ1】(完璧主義者)の特徴
肯定的な呼び方「公正な人タイプ」
否定的な呼び方「堅苦しいタイプ」
・リラックス下手、怠け方が分からない
・神経質で几帳面
・公正・公平であろうとする
・約束や時間は守る
・シャイで人見知り
・自分の感情を素直に出せない
・気が小さくて臆病
・堅実で現実的
・人にも自分にも厳しい
・柔軟な考え方は苦手
①「人類の行方をよりよいものとすることに純粋に関心をもっている」
②「自分が求める理想や改革のためにはかなり強く主張し、パワフルにもなり得る」
③「w9より気性が激しく、行動的」
タイプ6w5と1w2は上図の通り、エニアグラムの正反対の位置にあり、表と裏の関係にあります
表と裏の性格の違い、それぞれの性格の長所短所についてエニアグラム的に詳しく見ていきましょう
表と裏の性格、それぞれの得手不得手
マインの性格が変化した訳
マインの本来の性格(表)であるタイプ6は他人に依存し行動する傾向があり、自分自身で自分の行動を決定するのは苦手
一方、変化後(裏)性格であるタイプ1は他人と行動するのは苦手な代わりに一人で自分自身の「正義」を作り出し、その正義を基準として自身の行動を決めていく事が得意です
マインは庇護を受けられなくなった状況で「自分自身の行動原理を見つける為」に裏の人格であるタイプ1となったのだと分析します
ただマインの裏人格はとてつもなく強力で、その力をコントロールする事が上手くできません
その力を導く役割りが神官長フェルディナンド
フェルディナンド:「どの様に役に立てるかは周囲の誘導が必要だ」
カルステッド(騎士団長):「あの娘を随分と気に入ってる様だな」
フェルディナンド:「む…別に気に入ってるのではない…利用価値が高いだけだ」
本好きの下剋上 第26話「夢の世界」より ©香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会
フェルディナンドはマインの裏人格と同じタイプ1w2
マインの裏人格(1w2)を導くにはうってつけのキャラクターです
マインの成長
ただ、裏の性格はあくまでサブの性格、メインの性格に比べて性能が格段に落ちてしまいます
裏の性格で一時的に耐えている間に、抜本的な対策をしていく必要があります
抜本的な対策、それは「人が成長する」事
タイプ6のキャラクターが成長する為にはタイプ9の良さ(心の安定)を身につける必要があります
マイン(表)はルッツ(タイプ9)、フリーダ(タイプ3)と出会う事で成長していきます
【マインの第1段階の成長】
「心配性」(タイプ6の悪い面)のマインはルッツとの交流の中で「心の安定」(タイプ9の良い面)を学び、安心できる居場所を確立する事ができます
マイン:「ルッツは私が消えちゃわなくていいの? 本当のマインじゃないんだよ」
ルッツ:「それに1年前からずっとお前だったんなら 俺の知ってるマインってほとんどお前なんだよ…
だから 俺のマインはお前でいいよ」
本好きの下剋上 第8話「ルッツのマイン」より ©香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会
【マインの第2段階の成長】
第1段階の成長を経たマインは次の成長としてギルド長の孫娘フリーダと出会い、「目的を遂行する実行力」(タイプ3の良い面)を身に着けていきます
フリーダ:「私はかまいませんけど…お金は取れる時に取れる所から取れるだけとっておくものよ
商売ってそう言うものでしょ」
本好きの下剋上 第9話「ギルド長の孫娘」より ©香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会
現在(2020年7月)時点ではアニメは26話、ようやく貴族の住む世界が見えてきた所
今は「本を読みたい」と言う一心で行動しているマインですが、フェルデナントの導きでマイン(裏)がどの様な「行動原理」を見つけていく事になるのか
そしてその「行動原理」を元にマイン(表)はルッツやフリーダの導きで2人と共にどの様な成長をし、活躍をしていくのかお話の展開がとても気になります
マインの前世の姿、本須麗乃(もとすうらの)との関係も非常に気になりますが、アニメが途中なので今回はここまで
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【参考資料(兼オススメ本)】
「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」
これからエニアグラムを学びたい方にオススメ
エニアグラムについての知識が体系化されている分かりやすい本
必要な情報は漏れなく書かれており、読みやすいのに読み応えがある良い書籍だと思います
中古価格 |
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません
覚悟のある方は是非!すごい本です
新品価格 |
【エニアグラムについてより詳しく知りたい方はこちら】
【ウイングについて知りたい方はこちら】
【エニアグラム性格の裏表に関する記事一覧】